クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

395話 2人の作品

「シェレール、作業の進捗は………あんまり良くないみたいだな。」
 俺は、自分の作業を終えてまずシェレールの元へやって来た。
「は、はい………と言うよりも旦那様は、もう終わったんですか?」
「ああ、ほら、あそこの3つ。」
 俺は、そう言って自分が作ったものを指さす。
「うわぁ〜、さすが旦那様、すごいですね。」
「ははっ、俺もなかなかの出来栄えと思ってる。」
「本当にすごいです。こんな短時間であんなにすごいものを作れるなんて………私なんてようやく1つができたんですよ。」
 シェレールがそう言って見せてくれたのは色とりどりな花畑だった。
 シェレールは、元々花が好きだったのでよく土ごと取って育てていたな。それを今使ったんだ。足りない分の土は、魔法で補ったんだろう。
「結構綺麗だぞ。」
「はい、これは、私自身とてもいいものと思っています。ですが………」
「次に何するのか悩んでいるのか?」
「はい………」
 まぁ、急に作れって言うのは無理があったんだろうな。俺は、元々考えていたからすぐに作れたけど2人は、急だったもんな。
「俺が考えたやつ教えようか?」
 俺は、まだまだ飾り用のアイデアにストックがあったのでシェレールに教えようとした。だが、シェレールは少し悩んだ末にこう答えた。
「………いえ、大丈夫です。少し時間がかかると思いますが自分で考えてみます。これは、私からミラたちへの贈り物だと思っていますので。」
 俺は、その予想外な答えに少し驚き感心した。
「………そっか。なら、何も言わないよ。頑張ってね。」
「はい、ありがとうございます。旦那様に応援されたら私、どこまでも頑張れちゃいそうです!」
「ははっ、そっか。でも、無理はし過ぎないようにな。」
「はい、分かりました。」
「それじゃ、俺はクロムの方を見に行ってくるから。」
「はい、行ってらっしゃい。………あんまりクロムにベタベタさせないでくださいね。」
「は、ははっ……善処する……」
 俺は、苦笑いを浮かべながらシェレールの元を去りクロムの方へ行った。
「クロムの方はどう?」
「……2つ……出来たところ……」
「どんなの作ったんだ?」
 俺がそう言うとクロムは、自分の後ろにある、いかにも女の子が持っていそうな可愛らしい人形とぬいぐるみを指さした。
「人形とぬいぐるみ?」
「……うん……お人形と……ぬいぐるみ……私の……お気に入り……」
「あ〜、確かにクロムの部屋にこういうのあったな。」
 自分のお気に入りの人形やぬいぐるみを飾ったってわけか。
「……ただ……飾った……わけじゃ……ない……」
「ん?どういうこと?」
「……見てて……」
 クロムは、そう言うと自分の手のひらを人形とぬいぐるみに向けて魔力を放出した。
 すると人形とぬいぐるみは、カタカタと動き出しダンスを始めた。
「へぇ〜、すごいな。これ動くのか。」
「……うん……1回……魔力を……出せば……ずっと……続いて……動いてる……」
「今度、どうやってやるのか教えてくれ。」
「……うん……いいよ……」
 クロムは、にっこりと笑って了承してくれた。
「……2つ目は……これ……」
 そう言ってクロムが見せてくれたのは………

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