クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

388話 準備のために

「さてと、シェレールを探しに………って、あ、いた。」
 俺は、シェレールを探しに魔王城の中をうろちょろと動き回ろうとした瞬間、シェレールの後ろ姿がベランダから見えた。クロムと一緒にいる。
「あの2人が一緒に居るなんて珍しいな。ってか、やっぱり仲がいいのかな?」
 俺は、少し笑みをこぼしながら転移でシェレールたちの方へ行く。
「よっ、2人とも。」
 俺は、2人の前に転移するとシェレールたちは少し驚いたような表情で一瞬固まった。
「……だ、旦那様、急に前に来られたら驚きますよ。」
「……う……うん……ビックリ……した……」
「ははっ、悪い悪い。」
 俺は、2人に苦笑しながら謝った。
「もうっ……それで旦那様、どうしたのですか?」
「ああ、えっと………なんというか……まぁ、すぐ知ることだしな。ミラたちが自分たちの星へと帰るって。明後日に。」
「え!?そ、それ!本当ですか!?」
「……きゅ……急だね……そんなこと……言われても……お別れの……準備……出来てない……」
「ああ、そうなんだ。だから、シェレールと前から企画していたパーティを俺たちでやろうってことを明日、しようと思うんだ。」
「あ、明日ですか!?」
「……出来るの?……時間的に……無理じゃない?」
「…………確かに無理かもしれないけど……何もなしにお別れってのが一番嫌だからな。だから、無茶でも頑張ってみせる。」
 俺がそう言うと2人は、少し顔を下に向ける。
「確かに無茶なことだから無理して手伝ってくれなんて言わないよ。」
 俺は、渋ってる2人に向かって気を使ってそう言った。
 すると2人は、顔を見合わせて笑った。
「ふふっ、私たちが手伝わないと思っているんですか?」
「ふふっ……今の……少しの間は……どうしたら……楽しめるか……考えてた……手伝わない……なんて……選択肢……なかった……」
「そ、そうか……なら、急で悪いが今からでも大丈夫か?」
「はいっ!大丈夫です!」
「……任せて……竜斗……」
「場所は、俺の空間魔法で作った空間の中でやるから広さの心配はない。それにテーブルや椅子なんかもだいぶあるからたぶん大丈夫だと思う。ああ、テーブルとか並べるのは俺の風魔法でやるから力仕事はないからな。」
「「……………………」」
 俺があれこれ言っていると2人とも、なぜか目を点にして俺を見ていた。
「………どうしたんだ、2人とも?」
「……………旦那様、私たち…………」
「……いる?」
「え?なんで?」
「だって、もうほとんど住んでるじゃありませんか!」
「……今さっきの……セリフ……少し……恥ずかしくなってきた……」
 2人とも、俺に向けて頬をふくらませて怒っていた。 
「な、なんで!?」
 俺は、そんな2人が怒っている理由が分からず頭を傾げるのだった。

「クラス転移で俺だけずば抜けチート!?」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • 銀狼

    俺はそんなことより他の仲間達何処いったと思う

    0
  • ノベルバユーザー334983

    クラス転移要素どこいった

    0
コメントを書く