クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

387話 感激

 ミラとサラサを連れて宇宙船のところへ転移した。
「ほい、着いたぞ。」
 俺は、転移した後、ミラとサラサに宇宙船が直っているところを見せるため、空間魔法の空間の中から宇宙船を取り出す。
「ほ、本当に直ってます………すごいです、完璧です。」
「さすが竜斗さんだ。見事としか言い様がないな。」
「ただ直しただけですよ?そこまで褒められることじゃないですよ。」
 俺は、2人が宇宙船を見てやたらと俺を褒めてくるので背中がむず痒くなってしまったので苦笑しながらそう言った。
「謙遜なんてしないでください!本当にすごいですよ!普通、こんな短期間で直すことなんて不可能ですよ!」
「そうですよ、竜斗さん。もう少し自分のやったことを誇るべきです。」
「いや!本当にもういいから!ほら、これが動くか確かめてくれ!」
 やっぱり、褒められることには全く慣れない。きっと、俺の耳は真っ赤だろう。
「ふふっ、分かりました。それでは入ってみますね。」
 ミラは、そう言うと宇宙船の中に入り宇宙船を操作し始めた。俺たちもミラに続いて宇宙船の中に入っていった。
「どうだ、ミラ?動いたか?」
「はいっ!動きました!これならいつでも宇宙へ行けそうです!」
 ミラは、嬉しそうに笑みを浮かべると俺にまたお礼を言ってきた。
「竜斗!本当にありがとうございます!」
「はぁ〜、お礼、言わないんじゃなかったのか?」
「はっ……こ、今回は特別です!竜斗のおかげで本当に助かったのですから!」
 ミラは、そこまで言うと涙を流しながら喜んだ。
「………サラサからも少し言ってく……」
「竜斗さん!本当にありがとうございます!」
「………………」
 ああ、ダメだ。この2人、全く俺の話を聞こうとしてない。今さっきから嬉し涙を流しお礼を言い続けてる。
「……はいっ!もうこの話は終わり!宇宙船がちゃんと動くんだったら明後日の出発は決定だな!」
 俺は、深深とため息を吐いたあと、ミラとサラサに向けてそう言った。
「は、はい、そうですね。みなさんとお別れするのは本当に寂しいですが……出会いがあれば別れもあるものですからね。」
「ええ、そうですね。私たちのわがままが通じる状況ではありませんからね。」
 2人は、みんなと別れるのかと寂しそうに呟いている。
 まぁ、確かに宇宙だとそう簡単に会えるものじゃないからな。俺の転移スキルだって宇宙まで行けるか分からないし。
「それなら明日は、みんなでパーティでも開くか?」
 シェレールと一緒に魔王城にいる人たちと一緒にパーティがしたいってこの前言ってたしな。
「ぱ、パーティですか!?そ、そんなこと、急にできるものではありませんよね?」
「正直に言うとパーティに必要なものは料理以外もう既に揃ってるんだ。」
「そうなんですか?」
「前からちょくちょくとパーティするための準備をしていたからな。」
 シェレールとパーティをしたいって話してから時々パーティ用の道具を完全創造で作っていたからな。
「みんな、来れるか分からないけどなるべくみんなに声を掛けて出てもらうようにするよ。ミラたちと会えるのももしかしたら最後かもしれないしな。」
「……………そうですね。みなさんには沢山伝えたいことがありますからね。」
「私もです。私もみなさんに伝えたいことがあります。」
「そっか。なら、今日中にみんなに声を掛けていこうな。俺は…………シェレールとパーティの準備をしようと思うから。」
「何から何まで本当にありがと………」
「もうお礼はいいよ。俺にお礼を言う時は………戦争を終わらせた時にみんなが笑顔でいたらお礼を言ってくれ。その時は素直に受け入れるよ。」
「っ!は、はい!」
 それから俺たちは、転移スキルで魔王城へと帰った。そして、ミラとサラサは、みんなに明後日旅立つので明日、パーティをしたいって伝えてくると俺の部屋を後にした。俺もシェレールと一緒にパーティの準備をするため、まずシェレールを探しに行った。

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