クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

373話 空の散歩

「シェレール、どうだ?空の散歩は?」
「す、すごいです!街があんなに小さく見えます!それに風がとても気持ちいいです!」
「だろ?これからは空の散歩デートもいいかもな。誰にも邪魔されることないからな。」
 俺は、シェレールをお姫様抱っこで抱えて空をゆっくりと飛んでいた。
 気温などもろもろと体に負担になりそうなものは結界で弾いている。
 なのでとても気持ちのいい空の散歩だ。
「なぁ、シェレール。これからちょっと遊んでもいいか?」
「え?……そ、それって怖いですか?」
「ん〜……俺にしっかりと掴まっていたら安心だぞ?」
「なら、大丈夫です。私が旦那様を離すわけありませんからね。」
 シェレールは、そう言ってギュッと強く抱きついてきた。
「それじゃ、いくぞ!」
 俺は、そう言ってまずは思いっきり速度を上げた。風とかの影響はないので急にスピードが上がった感じだけを楽しめる。
「きゃっ!す、すごい早いです!」
「まだまだー!」
 俺は、そう言ってまずは進みながら上下に波を描くように動いた。
「ひゃぁ〜!すごいです!」
「よっしゃ!次行くぞー!」
 俺は、そう言って円を描くようにグルっと回った。
「わっ!わっ!」
 シェレールは、もう驚きの声しか上げれなかった。さすがに今のは怖かったのか俺に抱きつく力が強くなった。
「さすがに今のはやめた方がいいかな?」
 俺は、シェレールが楽しめるようにやりたいのでシェレールの怖がることはしたくないのだ。
「だ、大丈夫です!ビックリしただけですから!それにすごい楽しいです!」
 シェレールは、いつにも増して興奮していた。
「ははっ、楽しいならいいや。それじゃ、もう飛ばしていくからな!」
 俺は、そこから一回転二回転連続で回った。
 前の世界にあった遊園地のジェットコースターを真似してやってみたのだがシェレールには好評らしい。まぁ、俺は、1度も乗ったことは無いからテレビでちらっと見たやつだけしか分からないけど。
 そこから俺は、草原となっているところを見つけてそこまで行くと急降下した。
「だ、旦那様!?ど、どうしたんですか!?そんな一直線にこんなスピードで降りたらぶつかります!」
 俺は、シェレールの言葉を無視して急降下する。その際、体をぐるぐると回しながら落ちていく。
 そして、地面と10メートルちょっとになった時、俺はそこで体の回転を活かし地面ギリギリで再び空へと上がった。
「さ、さすがに今のは驚きました……」
 シェレールがまだ地面にぶつかる恐怖から抜け出せないのか目を大きく開けている。
「ははは、悪い悪い。俺もつい楽しくなっちゃってあんなことしちゃった。ごめんな、シェレール。これからはやめておくよ。」
「……………やめないでください。」
「え?」
「旦那様が楽しいならやめて欲しくないです。私は、みんなで笑えるような生活を送りたいのです。旦那様も楽しいと思えるようなことを見つけたのなら楽しんでください。」
 シェレールは、そう言うと体を寄せて俺の唇にキスをした。
「ははっ、またシェレールに怒られちゃったな。」
「旦那様が自分のことを優先しないからです。旦那様が私のことを優先してくれるのは嬉しいのですが時には私よりも旦那様自身を優先してください。」
「ありがとう、シェレール。よし!それじゃまだまだ続けるぞ!」
「はいっ!」
 俺とシェレールは、その後思いっきりはしゃいだ。シェレールのこんなはしゃいでいる姿を見るのは初めてだったので空の散歩もまた今度しようと思えた。
「ふぅ〜、さすがに遊びすぎたな。ちょうど草原だしあそこら辺で昼食にするか。」
「はい、そうですね。」
 俺とシェレールは、地上に降りてその場にブルーシートを広げ作っておいた弁当を取り出し2人で一緒に食べたのだった。

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