クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

362話 繋がり

 シェレールとクロムが料理を食べ終わるまでミラと一緒に待ってから俺の部屋へ向かう。
「シェレール、心透視のスキルを常時発動しておいて。クロムも今から会う相手が嘘をついていたらすぐに俺に言って。」
「分かりました。」
「……うん……分かった……」
 俺は、部屋へ着く前にシェレールとクロムにそう指示する。
 ナビ、あいつらは俺の部屋で大人しくしてるか?
(はい、あの人たちはマスターを恐れて言いつけを守っていますよ。)
 まぁ、殺意MAXで脅したらどうしても萎縮するよな。これが戦い慣れとかしてないヤツらなら恐怖のあまり気絶するか暴れるかなんだがあいつらはそうじゃなくて良かった。気絶させるのはいいが逃げられるのは面倒だからな。
「ミラは、今さっきも言ったように俺と一緒に話に加わってくれ。」
「はい、分かっています。」
「手は出さないと思うが………一応俺の後ろにいろよ。絶対に守ってあげるから。」
「………は……はい……」
「………………そういうことをサラッと言うから旦那様は…………」
「むぅ〜……これ以上……ライバル……いらない……」
 後ろからなぜかすごい視線を感じるんだが……
 もしかして、ミラにだけあんなことを言ったのが悪かったのか?
「……も、もちろん、シェレールとクロムも俺の後ろにいろよ。」
「分かってます。」
「……大丈夫……竜斗は……守って……くれるって……信じてる……」
「お、おう、そうか。」
 それならなぜ、今さっき俺を睨んでいたんだろう。
 その理由を考えていると俺の部屋へと着いた。結局なんの答えも出なかったが。
「みんなは、まずここに居て。呼んだら入ってきてくれ。」
 俺が小さな声でそう言うとみんな、こくりと頷いた。
 それから俺は、部屋の扉を開けて1人で部屋に入っていった。
 そして、すぐに殺意をあいつらに向ける。
「なんだ、すごい大人しいな。」
「あんたが大人しくしとけって言ってたんだろうが。それでどこいってたんだよ。」
 ………うん、大丈夫そうだな。
 もし、なにか怪しい動きを起こそうとするならその場で全員押さえつけてミラたちには引いてもらうつもりだったけどこいつらにはもう戦意が残っていないようだ。
(なんですか、私の言葉を信じていなかったんですか?)
 ナビは、不満そうな声を漏らす。
 いや、別にそんなつもりはないぞ。
(本当ですか?)
 ああ、もちろんだ。ナビは、シェレールと同等くらいに信頼している。
(それならいいです。)
 ここなら本当はナビが1番言った方がいいのだろうが嘘でもシェレールの方を信頼していないなんて言えるわけがない。
(ふふっ、それくらい分かっていますよ。逆にもし、そこで私を1番と言っていたらシェレールさんにバラスつもりでした。)
 本当にナビは、どうやってシェレールと繋がったんだ……
 さてと、それじゃ相手が何もして来ないって分かったからミラたちを呼ぶか。
「お〜い!入ってきてくれ!」
 俺は、ドアの向こうで待っている3人に声を掛けた。
 するとゆっくりとドアが開いてミラたちが入ってくる。
「なっ!?あ、あなたは!?」
「………あ………」
 宇宙人たちは、ミラたちが入ってくると目を見開きなにかに驚いた。
 ミラがいたからだろうか?
 それにミラもなんか固まってるし。
「…………な、なんで、あなたたちが……ここに……」
 ミラは、少し震えた声でそう言った。
「姫様こそなんで!?」
「「「……………………姫様?」」」

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