クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

350話 宇宙船

 俺たちは、宇宙船を回収しに行くため、ミラが倒れていた山まで歩いて行く。
 俺の転移スキルで行っても良かったのだがどうせならピクニックをしに行こうとなったので昼食をみんなで準備して向かうことにした。昼食を作る際、ミラも手伝ってくれたのだが確かにあまり料理が得意というような動きではなかった。まぁ、それでも一生懸命作ろうとしてくれていたのでこちらとしても教えがいはあった。
「……みんなで……ピクニック……久しぶり……」
 山の中を歩いている途中、クロムがそう呟いた。
「確かにそうだな。この頃俺たちの結婚式で少し忙しかったもんな。」
「そうだね〜。ちょっと前までは旅の中で歩いたりすることなんていっぱいあったのにね。」
「それでも竜斗が用意してくれた自動車でだいぶ楽してたけどね。」
「あの自動車というものはすごく便利でしたね。あんなものを作れるリュウさんは、やっぱりすごいですね。」
 と、そんな風に話しながら宇宙船の場所まで歩いて行った。
 そして、だいぶ歩いから見覚えのあるところへとやって来た。
「たぶんここら辺にあると思う。」
 昨日の深夜の記憶だからあまり頼りにはならないけど。
 なぁ、ナビ、ここであってるよね?
(はい、ここであってますよ。)
 ホッ、良かった。
 えっと、確か…………あっ!あそこに俺が通ったような道がある。
 ちょっと草が踏まれたり枝が折れたりしてるからたぶんこの奥だよな。
 俺は、そう思い歩いて行く。
 他のみんなは、別の場所を探してくれている。
 少し進んで行くとやっぱりここにあった。
 丸型の小さな宇宙船。所々破損している部分はあるがまぁ、修繕可能ではあると思う。
「みんなー!こっち!」
 俺は、大声でみんなを呼んだ。
 するとあまり時間をかけずにみんながやってきた。
「っ!私の宇宙船!」
 ミラは、宇宙船に一目散に掛けていってどこがどう壊れているのか調べた。
 みんなは、宇宙船なんて見たことがないので驚きのあまりか声を失っていた。
「…………う、宇宙船ってこんなに小さいんだ………」
 その中で最初に口を開いたのは白井だった。まだ白井は前の世界でテレビではあったが宇宙船を見たことがあるからな。まだみんなよりは少しこういう機械系に慣れているんだろう。
 するとみんなも次第に声が出始めた。
「………えっと……これが………宇宙船?なんですか、旦那様?」
 シェレールが宇宙船を全体的に見てからそう口に出した。
「ああ、そうだよ。って言ったも俺もこんな風にまじかで見るのは初めてだから分かんないけど……ミラに聞いた方が早いぞ。」
「そ、そうですね。持ち主ですものね。」
「ミラ、宇宙船はどうだ?動かせそうか?」
「は、はい、内側は、あまり傷付いていないので。外側の破損している部分を直せば普通に使えるようになると思います。」
「そうか………」
 俺は、宇宙船をよく見てどのくらい破損しているのか確認する。
「う〜ん………これくらいなら2週間ちょっとで直せそうかな?」
「そ、そんなに早くですか!?け、結構破損してますよ!?」
「まぁ、一応俺には修繕のスキルもあるしたぶんそれくらいで終わると思う。やってみないとわかんないけど。」
「えっと………スキル?」
「そうか、スキルも分からないか。まぁ、スキルはそう簡単に手に入るようなものじゃないし説明も少し難しいからな。簡単に言うならその人の才能?特技?みたいなものだ。」
「そ、そうなんですね。えっと………で、では、頼りに……させてもらったもよろしいのでしょうか?」
「ああ、任せてくれ!」
 俺は、ミラが気を使わないように笑顔でそう言った。
「なるべく私も手伝いますので………お願いします!」
「ああ、ありがとう。それじゃ………そろそろ昼飯にするか。」
 俺がそう言うとみんな、喜びながらブルーシートや大量の弁当を広げた。

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