クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

349話 これから

 シェレールとクロムの機嫌をなんとか良くしてから俺は、ミラと話す。
「ミラ、もう怪我してるところは痛くないか?」
「あ、はい。ちゃんと手当をされてますし……それに全く痛みを感じないんですが……」
「たぶんそれは、シェレールの治癒魔法が効いたんだろう。」
「治癒魔法……なんですか、それ?」
 あれ?てっきり宇宙人でも魔法は知ってると思ったんだが……
「ミラって魔法は知ってるのか?」
「魔法……いえ、知りませんね。」
「そうか、なら、変な力が備わってるとかは?例えば………」
 俺は、掌に小さな炎を出しそれを見せる。
「こんなことが出来るとか。」
「い!いえ!そんなこと、出来るはずがありません!す、すごいです!掌に小さな炎が出るなんて……」
 なぁ、ナビ。ミラには魔法は使えないのか?
(いえ、ミラさん本人には魔力がありますので普通に使えますよ。ただ、使い方を全く知らないので使えないだけです。)
 そういうことか。
「ミラもたぶんこういうことが出来ると思うが……どうする?教えてあげるけど?」
「本当ですか!?ぜひ!知りたいです!」
 ミラは、俺が使っている能力が手に入ることを知ると嬉しそうに目をキラキラとさせながら喜んだ。
「そういうことなら私も手伝いますよ。」
「ホントですか!?シェレールもありがとうございます!」
「……だったら……私も……」
「あたしも手伝うわ!」
 とみんな、ミラの指導を手伝ってくれると言った。
「皆さん、ありがとうございます!私!精一杯努力をしますのでどうぞよろしくお願いします!」
 ミラは、みんなが協力してくれることに感激して少し涙目になっていた。
「ははっ、別に泣かなくても……」
「だ、だって、私、あまり人に協力して貰えることがなかったので……その……嬉しくて……」
「そ、そっか。」
 なんかちょっと重たいな。
「でも、ここならみんな、ちゃんと協力してあげるから困ったことがあったら言ってくれ。遠慮なんていらないからな。」
「は、はいっ!ありがとうございます!」
「それじゃ、この話はここら辺にして……ミラは、これからどうしたいって考えてるんだ?」
「これから………ですか?」
「ああ、当分の間は魔王城で暮らして貰えるようにお願いするけどその後をどうするかって話。そのまま魔王城で住むもよし。………宇宙船を直して元の星に帰ってみるのもよし。まぁ、その他の提案があるなら聞くけど………最低限それは決めておいてくれ。」
「確かにそうですね………あの、私が乗ってきた宇宙船って今、どこにあるか分かりますか?」
「ああ、それならミラが倒れていた山の方にあるよ。たぶん直せば十分に使えると思う。」
「分かりました。…………皆さんから魔法というものを教えてもらいある程度使えるようになったら元の星へ帰りたいと思います。」
 ミラは、なんの迷いもなくそう告げた。
「そっか。ミラがそう決めたんなら俺は何も言わないよ。宇宙船の修理やその他のことは色々助けてあげるけど。」
「ありがとうございます。本当になんとお礼をしていいのやら。いつか、お礼ができる日があったらさせてください!」
 ミラは、頭を下げてそうお願いしてきた。
「そうだな、楽しみにしてるよ。」
「はいっ!任せてください!」
 と、そこで話が一区切り着くと今度はユイが話し出した。
「ねぇ、竜斗。ミラが乗ってたっていう宇宙船?ってやつ、私見に行きたいんだけど。」
「あっ!私も見てみたい!前の世界じゃテレビくらいでしか見たことがないからね。」
 ユイをきっかけにみんな、見に行きたいと言い出した。
「ミラ、みんなにも見せていいか?」
「はい、構いません。」
「それじゃ、宇宙船を回収がてらみんなで見に行くか。」
 俺がそう言うとみんな嬉しそうにはしゃいだ。

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