クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

343話 謎の女の子

「………ん……ふぁ〜」
「シェレール、おはよう。」
 朝の6時頃を回った頃だろうか。シェレールがようやく目覚めてくれた。
「旦那様、もう起きてましたか。おはようございます。」
「ああ、シェレールが起きるちょっと前に起きたよ。」
 俺は、シェレールに気を使ってあえてちょっと前に起きたと嘘をつく。
「こうやって2人とも裸で眠るのは懐かしいですね………って、裸じゃないじゃないですか!?」
 シェレールは、俺が服を着ていることに驚き自分だけが裸であることを今になって知り恥ずかしそうに毛布で体を隠す。
「ど、どうして旦那様は、服を着てるんですか!?」
「いやぁ〜、シェレールが寝たあと、星空が綺麗で見たくなってな。」
「星空……ですか?」
「シェレールにも見せてあげたかったよ。すごい綺麗だったから。」
「そうなんですか。じゃあ、今日の夜、一緒に見ましょう。」
「ああ、そうだな。…………あっ!」
 と、そこで俺は、昨日の女の子のことを思い出した。
「どうしたんですか、旦那様?」
 シェレールは、急に大きな声を上げた俺に驚き目を見開いて尋ねてきた。
「………シェレール、ちょっと来てくれるか?」
 俺は、ベットから降りてシェレールに来てくれと言う。
「………………このままでですか?」
「っ!」
 そういえばシェレールは今、裸なんだった。
「ご、ごめん!い、一旦着替えてくれ!俺、先にリビングに行ってるからそこに来てくれ。」
「は、はい……」
 シェレールは、頬を赤くして頷いた。
 俺は、慌てて部屋を飛び出しリビングへと歩いて行く。
 リビングにはまだ眠っている女の子が居た。
 昨日は、夜も遅くて暗かったし、眠たかったのもあり、顔をあまり見ていなかったが今見ていると歳は俺と同じぐらいの金色の髪をした可愛らしい女の子だ。
 そ、それにすごい服装だな。ピチピチの服でほぼ完全に体のラインが出ている。
「……お.…おお……」
「旦那様………」
「っ!」
 後ろからとてつもない冷気を感じさせる程のシェレールの声が俺の耳に届く。いきなりシェレールの声がして俺はビクッと体を強ばらせてしまった。
「………しぇ、シェレール、は、早かったね〜。」
「旦那様を待たせる訳にはいきませんからね。それでその子は?」
 シェレールの顔を見てみるとまだどこか怒ったような表情だったが女の子に巻かれてある包帯とかを見ると女の子を心配し始めた。
「昨日の夜にシェレールが寝た後、ちょっと色々とあってこの子が山で倒れてるところを見つけたんだよ。シェレール、俺の治癒魔法じゃ頼りないからシェレールの治癒魔法をしてくれるか?」
「はい、分かりました。」
 シェレールは、すぐに了承してくれて治癒魔法を女の子に掛ける。
「ありがとな、シェレール。たぶんこれで大丈夫だと思うけど……あ、起きたかな?」
 シェレールが治癒魔法を掛け終わると女の子の目がうっすらと開き始めた。
「………ん………んん……」
 女の子は、目を擦りながら起き上がる。すると急に目を大きく見開き俺たちから慌てて離れていく。
 俺とシェレールは、そんな女の子の行動に顔を合わせて小首を傾げる。
「ど、どうしたんだ?」
「あ、あなたたち、誰!?」
 女の子は、少し警戒をした様子で俺たちを見る。
「…………これ……」
 だが、すぐに俺が下手くそに巻いた包帯を見て少し警戒が薄まった。
「えっと………まずは落ち着いてもらっていいかな?別に俺たちは、なにかしようというわけじゃないから。」
 俺は、そう言って状況の整理をするためまず、俺とシェレールは、2人用のソファーに座る。
「君も座っていいよ。」
 女の子には俺たちの向かい側の1人用のソファーに座るように促す。
 すると女の子は、まだ警戒した様子だがすぐに俺の言う通りソファーに座ってくれた。
 さて、この女の子は何者なのだろうか。

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コメント

  • ノベルバユーザー359257

    嫉妬ばかりでウザイ。
    大罪の仕込みかもしれんが、ワンパターンで飽きた

    0
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