クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

314話 予定

 結婚式まで一週間切った頃、俺とシェレールは、何もすることがないので街をぶらりの歩いていた。
「いい天気ですね、旦那様。」
「確かにそうだな。……シェレール、暑くないか?」
「私は、大丈夫ですよ。旦那様は?」
「俺の方も大丈夫だ。」
 というふうに特にこれといって話すことがないので適当な話をしつつ歩く。
「……後、1週間もせずに結婚式なんですね。」
「ああ、あと6日後だな。楽しみだな。」
「はい、確かに楽しみです。………あ、そうでした、旦那様に聞いておきたいことがあったんです。」
「ん?何?」
「……旦那様、あの公園で少し休みませんか?ちょっと人に聞かれたら恥ずかしいので。」
「ん?分かった。」
 シェレールは、少し頬を赤らめておずおずと俺にそう提案してきた。
 俺たちは、すぐそこにあった公園のベンチに腰掛ける。そして、俺はシェレールが話を言うまで待つ。
「………旦那様は……いつぐらいに子どもが欲しいですか?」
「………………はい?」
 俺は、シェレールの質問の内容を理解が出来ず再度尋ねる。
「……だ、だから……子どもはいつぐらいに作りたいのかなって思いまして……その……この頃、夜はあまりしていませんし……」
「こ、子ども……そ、そうか、そうだよな………」
 俺、父親になるのか……
 確かにシェレールの言う通りこの頃、エッチなことなんてしていない。俺も溜まっていないと言えば嘘になる。いつもシェレールを横に寝ているのだから。
「セレスさんに言われたんです……あまり旦那様に負担をかけない方がいいって。………だから、なるべく定期的にその………エッチなことをした方がいいって言われたんです………」
 セレスさん………
 恐らくそれは真面目半分、面白半分ってところだろう。
「ほ、本当は衣装合わせの日の夜かその次の日にしようと思ったんですが………何だか旦那様がそういうことを少し避けているように見えたので……」
「……ははっ、バレてたか。………確かに少し避けていたな。あ、誤解はしないでくれ。別にシェレールとそういうことをするのが嫌とかそんなわけじゃないから。」
「そ、そうなんですか?」
「ああ、逆に……早くしたい……かな。……でも、なんというかそういうのは結婚してからの方がなんとなくいいかなって思ったんだ。その……今までに何回もしてきたらからなんとも言えないかもしれないけど……子どももちゃんと結婚してから作りたいって思ってる。………だから、あと6日……待ってくれるか?」
「………はいっ!待ちます!旦那様がそう考えているのなら私が反対しないわけにはいかないので……」
 シェレールは、俺の提案を喜んで了承した。
「………シェレールは、いつぐらいに子どもが欲しいんだ?」
「わ、私ですか?……そうですね…1年くらいは旦那様と二人っきりを楽しみたいですね……その後、欲しいです。」
「あ、でも、ちょっと待ってくれ。シェレールって今、16歳だよな?」
「は、はい、そうですね。」
 …………一年後ってことは17歳。
 17歳の子に俺は、子どもを産ませようとしてるのか?
 シェレールの体は大丈夫なのか?
「旦那様……もしかして、私の体の心配をしてくださっているんですか?」
「そ、そりゃそうだろ!結婚してからすぐに死んだら嫌だろ!………だから、もう少しあとの方がいいのかな……」
「…………旦那様、私のことなら安心してください。」
「な、何を根拠に安心しろと?」
「子どもを産む時はセレスさんにお願いしようと思ってるんです。今までセレスさんは、私と同じくらいの歳の人の妊娠に関わったことがあるって言ってました。そして、みんな、無事に赤ちゃんを産めたって言ってしました。だから、大丈夫です。」
「そうなのか?」
 セレスさんって意外となんでも出来ちゃうんだな。
「はいっ!なので、大丈夫だと思います。………それに私には旦那様がついているんですから………絶対に大丈夫です。もし、私が危なくなったら助けてくれますよね?」
「あ、ああ!そりゃもちろん!どんなことをしたって守ってみせる!」
「旦那様が危険になることは嫌ですけど……そう言って貰えるのはすごく嬉しいです。なので、私の心配はしないでくださいね。」
 シェレールは、心配しないでくれと言っている。その点に関してはここまでの意志を見せられたんだ。納得せざるを得ない。
 …………だが、俺の心にはまだ少し躊躇いがある。この躊躇いはなんだろうか。
 そんな自問自答しても無駄なことは分かってる。



「…………俺に………父親になる資格があるのだろうか………」



 結婚式まで残り、6日。

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