クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

307話 みんなに報告

「……シェレール、みんなに結婚のことを報告しに行こうと思うけどいい?」
 ジゼルさんたちと相談した後、俺は、みんなに結婚のことを伝えようと思ってシェレールにいいか許可をとる。
「私は、構いませんよ。結婚するって言ったらクロムも少しは遠慮してくれると思うので。」
「は、はは、そうだな。」
 俺は、この頃クロムにされるがままだったので乾いた笑しか出なかった。
「旦那様のことが好きになるクロムの気持ちは十分に理解できますがもう少し自重して欲しいです。」
 シェレールは、唇を尖らせてそう言った。
 正直言われてる側になるとめちゃくちゃ恥ずかしい。
「まぁ、とにかくみんなに報告するってことでいいんだよな?」
「あ、はいっ!それで構いません。」
「なら、そろそろ昼食だしその時に報告しようかな。」
「そうですね。」
 ということで俺たちは、それからすぐに昼食の時間だったので食堂へと向かった。
 するとクロムは、既に俺とシェレールの席を確保しておいてくれた。
 ちなみに前まではクロムの横にはレーネがいたのだが今は、レイルさんがいるのでレーネは、レイルさんと一緒に来て一緒に食べている。母娘の中がよくて安心した。
「……待ってた……竜斗……シェレール……」
「悪いな、いつも席取ってもらって。」
「……ううん……私の……ためだから……取ってるの……」
「そうか、ありがとう。」
 昼食がすぐと言ってもまだもう少し時間に余裕があるので食堂には俺とシェレール、クロムしかいない。
 この際、クロムには正直にもう話しておこうと思った。
「クロム、みんなに伝えたいことがあるんだけど今はどうせクロムしかいないしクロムにだけ先に伝えておく。」
「……うん……何?」
 クロムは、首を少し傾げて尋ねてきた。
 俺は、そこから一拍おき口を開く。
「俺とシェレール、一ヶ月後くらいに結婚式を挙げることになったんだ。」
「……………」
 俺が結婚式のことを伝えるとクロムは、少し目を見開いた。
「……そ……そうなんだ……おめでとう……」
 だが、クロムはすぐに心を落ち着けて祝福の言葉を送ってくれた。
「ありがとう、クロム。それでまだ報告はあるんだけど……」
 と、その時、食堂の扉が開きユイと白井が入ってきた。そして、それからどんどん人が流れるように入ってきた。
「……まっ、それは後でいいか。」
 みんなもやってきたことなのでもう一つの件はみんなと同じ時に報告しようと思った。
「……分かった……」
 クロムも首を縦に振って頷いてくれた。
 そして、それからみんながそれぞれ席に着いてメイドさんが持ってきてくれた昼食を食べる。
 そして、昼食を食べ始めて約十五分ほど過ぎたくらいにちょうどいいかなって思い席を立つ。
 シェレールも俺に続いて席を立つ。
 急に席を立った俺とシェレールにみんなの視線が集まる。
「悪いな、みんな。少し時間をくれるか?」
 俺がそう言うとみんな、食事の手を止め箸を皿の上に乗せて話を聞く体制に入ってくれた。
「ありがとう、みんな。それで話なんだけど……まずは俺とシェレールが結婚することになりました。」
 俺がそう言うとジゼルさんとセレスさん、それに今さっき教えてあげたクロムをのけてほぼ全員が目を見開いて驚いた。
「……あー………うん……まぁ、そろそろかなって思ってきたところよね。」
 ユイがすぐに平常心を取り戻しそう言った。
「……うん…確かにね。柊君、シェレールさん、おめでとう。」
 白井もユイの言葉に賛同した後、祝福の言葉を送ってくれた。
「リュウさん、師匠、おめでとうございます!」
 そして、ルビーもそれに続いて祝福してくれる。それからみんな、どんどん祝福の言葉を送ってくれて俺とシェレールは、少しはにかみながらお礼を言った。
「それでもう一つなんだけど……俺とシェレール、二人っきりで暮らすことに決めた。」
 みんなからの祝福の言葉が少し納まった後、俺からもう一つの報告をした。
 これはクロムにも教えていなかったのでジゼルさんとセレスさん以外の全員が驚いた。
「まだ詳しくどこに住むかとかは決めてないしいつ住むかも決めてないけど……二人で暮らすって言うことは決めてある。だから、これからは旅に出るってことがあまりないと思う。悪いな、レーネ。俺たちについて行こうと頑張って魔法の練習してくれたのに。」
「う、ううん、別に大丈夫よ。竜斗たちと居られるなら別に問題ないし、ここにはママも居るから。」
「そっか。ありがとう。みんなもごめんな。急に旅をやめるとか言って。」
「別にいいわよ。もう何だかんだ結構ここに住んでるし。竜斗とシェレールが居ないってだけであとは何も変わらないわよ。」
 ユイは、そう言って俺たちがここで家を持つことに反対はしない。
「……竜斗……シェレール……家を……買っても……普通に……ここに来る……よね?」
 と、俺の隣にいるクロムが俺の服の裾を引っ張りながら不安そうに言った。
「………もちろんだ。もしかしたら、行かない日もあるかもしれないけど……1週間に5日は必ず行くって約束するよ。」
「……ん……わかった……少し……寂しい……けど……二人とも……仲良くね……あ……もちろん……私が……住んでも……いいように……部屋は……余分に……開けとってね?」
「っ!な、なんで私と旦那様の家にあなたが住むことになるんですか!?」
「……なるかも……しれない……なにが……あるか……分からない……」
「クロムを家の住人にすることは無いので大丈夫です!」
 と、クロムとシェレールは、いつも通り俺を挟んで口喧嘩し始めた。
 まぁ、問題はそれくらいでみんな、納得してくれた。
 結婚式まで残り30日。

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