クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

258話 罰

 シェレールside
「………言い訳はしないでくださいね?」
「………………はい………」
 私は今、クロムと一緒に買い物に行っていた旦那様を目の前で正座させ説教をします。
「………あ、あの…言い訳はしないのですが……料理は作らなくていいのでしょうか?」
 旦那様は、私の顔をチラチラと見ながらそう言っきました。
「ふふっ、安心してください。今、クロムとレーネちゃんが料理にあたっていますので。」
「で、でも、食材は俺が考えた料理で買ってきたんだぞ?大丈夫なのか?」
「…………クロムー!レーネちゃん!料理の方は大丈夫〜?」
「……問題ない……」
「こっちは大丈夫〜!」
 台所に声をかけたところ、二人の可愛らしい声が返ってきた。
「問題ないようです。」
「……………はい……」
 旦那様は、観念したように少し下を向いて項垂れました。
「まずは………」
 私は、膝をついて旦那様に抱きつきました。
「しぇ、シェレール?」
「……………」
「な、何してるんだ?」
「………クロムの匂いがプンプンします。………過剰な接触………しましたね?」
 私は、確信を持った声音で旦那様の方を見て尋ねてみると旦那様は、少し顔をそむけていました。
「………旦那様?」
「………い、言い訳はしません。こうなったのは俺が悪いです。」
「では、約束を破ったということなので罰は受けてもらいますよ?」
「こ、これからずっと一緒?」
「はい、もちろんです。」
「そ、そこでお願いなんだが………さすがにトイレだけはやめてもらえないか?」
「…………私だってトイレは恥ずかしいですので……まぁ、それは了承しましょう。あ、でも、トイレの外で絶対に待たないといけませんからね?」
「わ、分かってます。」
 …………今度、拘束具でも買ってきましょうか?まぁ、それは後後考えましょう。
「………旦那様、ひとつ聞きますが……私、めんどくさいですか?」
 この質問は、絶対に答えを聞いておかなければいけません。
「ん?なんで?」
「そ、その……めんどくさくなって嫌われるのは嫌……なので………」
「…………多少、怖いなって思う時があるけど……めんどくさくないよ。むしろそれほど俺の事を愛してくれてるんだから逆に嬉しいくらいだよ。」
「ほ、本当ですか!?」
「ああ、もちろん!」
 私は、旦那様の答えを聞いて心の底からホッとします。
「なら、良かったです。これからはずっと一緒ですからね?ずっとですからね?お風呂の時も寝る時も。トイレの時だけは少しだけ離れますが……」
 まぁ、さすがにトイレは恥ずかし過ぎますからね。
「あ、それとシェレール、これから多分ずっと魔法の練習をするけど……シェレールもついてくるよな?」
「もちろんです!と言うより、まだあるんですね。」
「あ、ああ、レーネにお願いされたからな。」
「………旦那様、一つだけ注意しておきますが旦那様は、他人に優しすぎますからね?そんなに優しくするとクロムみたいにほかの女性がいっぱい旦那様のところへ寄ってきます。そうすると……私がいっぱい嫉妬しちゃいますから……やめてもらえると嬉しいです……」
「………シェレールの嫉妬してる顔、可愛いぞ?」
「〜っ!にゃ、にゃに言ってるんですか!」
 だ、旦那様が急に可愛いって!も、もうっ!
「ははっ、その顔も可愛いよ。」
 私は、頬をふくらませて怒っていたのですが旦那様は、その頬を優しく指先でつついてきます。
「あ、あんまりからかわないでください!」
 私は、旦那様の胸を軽くポコポコと叩きます。これくらいじゃ絶対に痛くないとは思いますがそれでも少しだけ旦那様が痛がってないか心配します。
「………旦那様、大丈夫ですか?」
「ははっ、なんだよ、怒ってたんじゃないのか?」
「お、怒ってました!ふんっ!」
「ははっ、ごめんって。……おっ、いい匂いがしてきたな。」
 旦那様の言った通り、台所からいい匂いが漂ってきました。
 魔法の練習で疲れてしまったせいか私のお腹が鳴ってしまいました。
「〜っ!」
 私は、急激に恥ずかしくなりお腹を抑えて旦那様の胸に顔を埋めます。
「ははっ、お腹すいたな。」
「う、うぅ……あまり思い出さないでくださると嬉しいです……」
 私がそう言うと旦那様が優しく微笑むように笑いました。それに少し怒っていたのですがクロムとレーネちゃんが手分けして料理を持ってきています。
「あ、料理を運ぶくらいなら手伝うよ。」
「……ありがと……竜斗……」
 旦那様は、私を少し離し立ち上がってクロムの料理を半分持ちテーブルへ並べます。
 もうっ、そういうところが優し過ぎるんですよ。でも、これがいつもの旦那様ですね。
 私も急いで立ち上がりレーネちゃんの料理を運びます。
 それからみんなで料理を運ぶとすぐに食事が開始出来るようになりました。
 私は、旦那様の隣にちょこんと座りみんなと手を合わせて合掌をして食事を始めます。
「……今日は……私と……レーネが……作ったけど……明日は……竜斗に……作ってほしい……」
「ああ、分かった。なら、明日は俺が作るよ。」
「旦那様の手料理楽しみです!」
 明日は、旦那様の手料理……
「あ、旦那様、明日は私と一緒買い物へ行きましょうね。」
 私は、忠告と言うようにそう告げました。
「あ、ああ、分かったよ。」
 旦那様の許可も取れましたし、明日が楽しみです!まぁ、許可は取らなくても、もう約束を破った罰で旦那様とはずっと一緒なのですが。
 ふふっ、これからずっと一緒なんですね。…………ふふっ

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