クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!
250話 嫉妬深いシェレール
「それじゃ、また明日来るな。」
「……うん……絶対……来てね……」
「じゃあね、竜斗。明日からよろしくね。」
俺は、クロムの部屋で夕食を食べそれから少し話などをして帰ることにした。
クロムたちにはもうちょっといて欲しいと頼まれたがシェレールにも早く帰るという約束をしているので今日のところはもう帰ることにした。
まぁ、そう言っても明日からレーネの魔法の練習をするから恐らく毎日ここに来ると思うけど。
俺がクロムの部屋を去ってから少し歩いて俺の部屋に着いた。
「ただいま〜」
「あ!旦那様!おかえりなさい!」
俺が部屋に入ると読書をしていたシェレールが本を閉じて俺に抱きついてきた。
「うぅ……寂しかったです……」
シェレールは、俺に抱きつくなり頬を俺の胸でスリスリと擦り付けてきた。その行動はめちゃくちゃ可愛かった。
「悪かったな、シェレール。」
「約束……守ってください……」
「そうだったな。」
俺は、出掛ける前にシェレールとした約束を守るため、まずは優しくシェレールの頭を撫でた。
「ふぅ〜……落ち着きます〜……っ!……クンクン……」
シェレールは、俺が頭を撫でると気持ちよさそうな顔をして顔を俺の体に密着させたが何かに気づいたのかすごい俺の体を匂い始めた。
「………これはクロムの匂い……それとあともう一人、女の子の匂いがします。」
「ん?それってクロムとレーネのことか?」
俺がそう言うとシェレールの眉がピクっと動いた。
「………旦那様……なんかクロムとレーネちゃんの匂いがして当然と言ったような顔をしてますね?普通に接していたらこんなに匂いが着くわけがありません。…………今の私みたいに抱きしめてあげたんですか?」
シェレールは、目を鋭くそして、冷たい声で静かにそう言ってきた。
そ、そういえばシェレール、すごい嫉妬深いんだった。クロムたちを抱きしめるのもダメだったのか。
………これは誤魔化したらもっと怒られそうだな。
「………は、はい、抱きしめました。」
俺がそう言うとシェレールの腕に力が加わりました。
「だ、旦那様は………幼女が好きなんですか?」
「っ!?ち、違うぞ!?別に幼女が好きとかじゃないからな!俺が好きなのはシェレールだけだ!」
「………本当ですか?」
シェレールは、目をうるうるとさせながらこちらを見つめてくる。俺は、その目をしっかりと見て答えた。
「当たり前だ。クロムとレーネは、ちょっと特別というか……あの二人の過去のことを考えたら今のところ、甘えたりできるのは俺しかいないからなるべく甘えさせてあげたいんだ。もちろん、シェレール以上のことはしてないから!安心してくれ。」
「………んっ!」
シェレールは、俺の話を聞いたあと少し間を空けて俺にキスをしてきた。
「………ふぅ……こんなことはクロムやレーネちゃんにはしてないんですよね?」
「あ、当たり前だ。こんなことするのシェレール以外にはいないよ。」
「なら、良かったです。」
…………もし、ここでリライトの山に行った時、レーネからキスされたって言ったらどうなっていたんだろうか。で、でも、まぁ、あれは、キスと言うよりレーネからのサポートを受けるための過程だったんだし……まぁ、大丈夫だよな。
「………旦那様………まだ……約束したこと、全部終わってませんよ?」
シェレールは、少し顔を赤くしてモジモジしながらそう言ってきた。
「あ、ああ、そうだったな。………よし!」
俺は、シェレールの膝下を左腕で抱え上半身を右腕で抱えてシェレールを抱き上げる。いわるゆお姫様抱っこである。
さすがにシェレールは、この行動には驚いたのか顔を真っ赤にしてオドオドとしていた。
「だ、だ、旦那様!?こ、これは……その……えっと……」
「ははっ、なに急に照れてんだよ。前もやった事あるだろ?」
「そ、そうですが……恥ずかしいもの恥ずかしいんです!」
「じゃあ、降ろそうか?」
「っ!………だ、ダメ……です……まだ、この状態のままでいいです……」
「あれ?恥ずかしくなかったのか?」
「〜っ!だ、旦那様!意地悪です!」
「ははっ、ごめんごめん。」
俺は、シェレールをお姫様抱っこしたままベットへと連れて行った。
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