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クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!

白狼

242話 翌日の朝

「ふぁ〜……」
 俺は、目を覚まし伸びをする。
 すると隣から可愛らしい声がした。
「旦那様、おはようございます。」
「ああ、シェレール、おはよう。」
 シェレールは、裸のまま俺の体にくっ付きモジモジとしている。
「先に起きてたのか?」
「はい、旦那様が起きる5分ほど前に。」
「そうなのか。待たせちゃったな。起こしてくれたらよかったのに。」
「すごい気持ちよさそうな顔で寝ていたので起こしたら可哀想だと思ったんです。それと私がもうちょっと旦那様の寝顔を見たかったからです。」
「あんまり寝顔は見ないで欲しいな。恥ずかしいぞ?」
「むっ、旦那様もよく私の寝顔を見てるじゃないですか。それと同じですよ。」
「確かに、考えてみればそうだな。でも、ほら、シェレールは、可愛いんだし仕方ないだろ?」
「か、かわっ!?……そ、そんなの旦那様だって一緒ですよ!旦那様の寝顔は……いつもの格好良いお顔と違って可愛らしいですよ?」
「っ!」
 シェレールは、そんなことを少し恥ずかしそうにモジモジとしながら上目遣いで言ってくる。その破壊力と来たら……マジでやばい。
「ってか、そろそろ服着ないと風邪ひくぞ。」
「〜っ!そ、そうでした。わ、私たち、裸なんでした……」
 シェレールは、今気づいたかのように慌てだし両手で胸を覆う。
 俺も男だ。シェレールの色白の肌に興奮しないわけはない。だが、ここで鼻息立ててシェレールを襲ったら幻滅されるかもしれないからな。ここは、我慢だ。
「…………むぅ〜」
 シェレールは、なかなか服を着ず自分の裸を見て頬を膨らませた。両方のほっぺがプクッと膨れてる。可愛い。
「どうしたんだ、シェレール?服、着ないのか?」
「………旦那様は、私の裸を見ても平然としてますね……」
「え?」
 シェレールは、とてとてと俺の方に歩み寄ったと思ったら急に顔を恥ずかしそうに真っ赤にさせて口を開いた。
「私の体を見てもなんともならないんですか!?私の体、そんなに貧相な体をしてますか!?それとももう見飽きちゃったんですか!?」
「シェ、シェレール!?何を言って……」
「だって、旦那様、ずっと私の裸を見てるのに全然興奮したようには感じないんです!ほらっ、あそこだって!」
「ちょ!?」
 シェレールは、俺の大事なところを指さした。
「………シェレール、もしかしてお前、俺に襲って欲しいのか?」
「〜っ!……そ、そこまでは言いませんけど……せめてもう少し慌てて欲しいと言いますか……その……反応して欲しいです……」
 そ、そういうことか。シェレールは、俺がシェレールの裸を見ても何も思ってないと勘違いしてそれに腹を立てたのか。全く、可愛いやつめ。
「俺が本当にシェレールの裸を見てなんとも思わないと思うか?」
「え?で、でも、その……あそこがおっきくなってませんよ……」
「それはもちろん我慢してるからだよ。シェレールの裸を見て何も思わないわけないだろ?シェレールがいいのであれば今すぐにでも襲ってやりたいよ。」
「〜っ!ほ、本当ですか?嘘……じゃないですよね?」
「シェレールなら分かるだろ?俺が嘘ついてないってこと。」
「………すいませんでした。朝から取り乱しちゃって。」
 シェレールは、顔を少し下に向け落ち込んだ表情をする。
 俺は、そんなシェレールを優しく抱きしめて口を開ける。
「別にいいよ。朝からシェレールの可愛いところも見れたしな。」
「………前から思ってたんですけどどうしてそんなにすぐに可愛いとか言えるんですか?女性の扱いが上手いと少し不安になりますよ?」
 シェレールは、またプクッと頬を膨らませた。ジト目のこの表情、最高。
「俺は、可愛いと思ったらちゃんと口にするぞ?恥ずかしがっても口にしないと気づいてもらえないかもしれないからな。」
「そういうものですか……で、でも、あまり私以外の女の子には言わないでくださいね?絶対に勘違いしますから!」
「ん〜………でも、可愛かったら可愛いって言った方が相手も喜ぶんじゃないのか?」
「……そ、それはそうですが……旦那様は、もう少し自分がどう見られているのか考えた方がいいです………」
「ん?シェレール、最後らへんなんて言った?」
「なんでもないです!そろそろ着替えて食堂へ行かないとまたみんなを待たせますよ!」
「ん?あ、ああ、そうだな。」
 ってか俺たち、いつまで裸で喋ってんだろうな。
 俺たちは、お互い用意しておいた服に着替える。
「シェレール、俺は着替え終わったけどシェレールは?」
「ちょっと待ってください。」
 シェレールは、そう言ってアイテムボックスから俺が昨日あげた誕生日プレゼントを取り出す。
 そして、中身を取り出し俺にそれを渡した。
「……付けてもらってもいいですか?初めては旦那様につけて欲しかったので。」
「ああ、いいよ。」
 俺は、シェレールからネックレスを貰う。そして、シェレールは、後ろを向き髪を前に流してつけてもらう準備をする。
 ネックレスとかつけたことないけど出来るかな?
 俺は、そう思い丁寧にネックレスを付けていく。
「おっ、これでいいのかな?よし!出来たぞ、シェレール。」
「ありがとうございます。これからは毎日付けるので旦那様、手伝ってもらってもいいですか?」
「毎日付けるのか?」
「はい!当然です。旦那様からのプレゼントは必ず身につけてますよ。」
 シェレールは、そう言って今までにあげた指輪を見せてくる。
「えへへ、旦那様からのせっかくのプレゼントなんです!付けないと罰が当たりますよ!」
「罰って……別に俺は神様じゃないんだから……」
「いいんです!旦那様のプレゼントは、大事に閉まっておくよりこうやって付けていた方が旦那様に愛されてることが分かりますからね。それに………悪い虫が手を出しずらくもなりますからね。」
「悪い虫とかいるのか!?どこだ!?」
「ち、違います!今のは言葉の綾というか……その……とにかく違います!」
「そうなのか?分かった。もし、シェレールに危害を加えるやつがいたらちゃんと言えよ?絶対に助けるから。」
「はい!ありがとうございます!」
「それじゃ、そろそろ行くぞ。」
 俺は、シェレールの手を引いて歩き出す。

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コメント

  • ノベルバユーザー307238

    、、花飾りは付けてなかったよね?
    それよりも、聖霊は何処かに行った?

    0
  • ノベルバユーザー322977

    龍斗って半分神じゃなかったっけ?

    0
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