クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!
237話 服選び
俺たちは、デートを始めてまず一番最初に入った店は服屋だ。
別に服が欲しいとかそんな理由で入った訳では無いのだが大体の女の子はこういう服屋で服を見るのが好きだと思ったので入ってみた。だが、シェレールは、今さっきから自分のやつを選ばずに俺のものばかり選んでいる。
「シェレール、もう俺の服はいいから自分のを見て来いって。」
「嫌です!私は、旦那様のことを考えてる時が一番幸せなんです。」
「そ、そう言ってくれるのは嬉しいが今日はシェレールの誕生日のプレゼントを買いに来たんだぞ?シェレールのものを買わなくてどうする。」
「旦那様がプレゼントしてくれるのは嬉しいのですが旦那様は、もう少し自分のことを考えてください。旦那様の持っている服、適当にそこら辺に売ってあった安いやつを着てますよね?」
「ん?あ、ああ、そうだけど?」
「もっとしっかりとしたものを買ってください。もう少し自分に贅沢になってくださいよ。」
「う〜ん、もう十分に贅沢なつもりだったんだけど?」
「そんなことありません。旦那様、こうやって出かけた時はいつも私のものを買って下さり自分のものは全く買いません。それのどこが贅沢してるんですか。」
「シェレールに奢れたら俺は、それで満足なんだけど?」
「ダメです!奢られる側になってくださいよ。好きな人がいつも私だけにプレゼントしてくれるんですよ?そんなのお返ししたいと思うじゃないですか!でも、旦那様、自分で欲しいものがあるとか言わないからどんなものを買えばいいか分からないんです。だから、せめて今日だけは旦那様の買い物をさせてください。」
こうなってしまったシェレールは、強情だ。絶対に俺の服を買うまで自分の服を買おうとは思わないだろう。
仕方ない、シェレールが選んだ中で一番安いヤツを選んでそれで残ったお金をシェレールに使ってあげよう。
俺は、そう思いシェレールが出てきた数種類の数の中からの一番安いヤツを選ぶ。
「そうだな、これでいいよ。」
俺が選んだのは銀貨3枚程度のTシャツのようなものだ。Tシャツだけで銀貨3枚なんて俺じゃまず手は出さなかったな。まぁ、シェレールが選んだものなら買おう。
俺は、そう思いそのTシャツを手に取ろうとする。
するとシェレールがその前に服を取って頬を膨らませた。
「ど、どうしたんだ?」
「真面目に考えてください!このTシャツは、旦那様が安いもの基準で選んでないかチェックするために置いておいたものです!まんまと引っかかって!選び直してください!」
なんと、シェレールには俺の考えることなどお見通しだったようだ。
俺は、仕方なく他の服を見る。
ほかの服は、全て銀貨10枚を軽く超えているほどの値段だった。
こ、こんなの、俺一人じゃ絶対に買わないやつだ。お金がどんなけあろうともファションなんてものに金は使いたくない。まぁ、一個人の意見なんだか。
「な、なぁ、シェレール、どれも高くないか?」
「いいんですよ、旦那様はいつも頑張っているんですから自分へのご褒美と思ってください!」
自分のご褒美って別にいらないんだが。
でも、選ばないとシェレール、怒りそうなんだよな。
あ、そうだ。
「シェレールは、どれが俺に一番似合うと思う?」
「え?私ですか?」
「ああ、主観的な意見よりも客観的な意見を聞きたい。」
と、言うのは建前でシェレールに選んでもらった方がすぐに終わりそうだからな。
金額はどれも変わらないから別にどれでもいいんだよな。
「そうですね……これ、1度全部試着してもらってもいいですか?」
「え?全部?」
「はい、お願いします。」
まぁ、全部って言っても4着しかないから別に構わないか。
俺は、その4着の服を全て試着室に持っていき1着ずつ着替えていく。
そして、全て着替え終わったシェレールの感想は………
「どれもいいんですよね〜。迷います。そうだ!他の服も見てみましょう!待っていてください!」
「え?あ、ちょ……」
シェレールは、俺が止める前にトコトコと去って行った。
ん〜、本当にどれでもいいんだけど……
そして、数分後。シェレールは、5着ほど服を抱えて持ってきた。
「これもお願いします!」
「…………別にこんなに着る必要なんてないんじゃないか?あの4着から決めればいいし。」
「無理です!旦那様は、スタイルがいいからどんな服でも似合うんですよ!だから、選ぶのも大変なんです!」
「いや、本当にどれでもいいって。」
「ダメです!とにかく、この服全て来てください!」
シェレールは、そう言って5着ほどの服を俺に渡し、試着室へ俺を押し込んだ。
はぁ、シェレールも強引だな。
これじゃ、自分で適当に選んだ方が良かったか?
俺は、ため息を吐きつつまた着替える。
シェレールが新たに持ってきた5着を着終わりようやく終わったと思ったらまたシェレールのお気に召さなかったのかさらに服を持ってきた。
もしかして、これってあれなのかな?女の子が買い物にすごい時間がかかるみたいになってるのかな?
デートを始めて最初の1軒目の服屋に俺たちは、2時間ほどいた。
結局俺の服しか買わずシェレールは、何も買わなかった。
シェレールのこと、少し分かったぞ。
シェレールは、俺の事となると自分よりもめちゃくちゃ時間をかけるってことだ。
まぁ、それでもシェレールが楽しそうだからいいんだけどね。
俺たちは、それから服屋を出て近くの公園により昼食にすることにした。今回の昼食は、シェレールがお弁当を作ってくれたらしい。楽しみだ。
今回も読んで下さりありがとうございます!
今回のこの話は平成最後の話となります!
本当なら平成最後の特別編みたいなものを書きたかったんですが時間が無いので書けませんでした。
これまで読んでくださりありがとうございました!
令和でもよろしくお願いします!
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コメント
ノベルバユーザー421255
パパ7年生さん………
そんなこと言ったらきりないですよww
久留米天狗
237話 「ダメです!とにかく、この服全て来てください!」
『着てください!』ですよね?
アキ
これからも楽しませて下さい!!
ヒカッチ
ありがとう平成よろしく令和
これからも続きよろしくお願いします