クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

235話 開始早々

 シェレールside
「ふんふんふ〜ん」
「シェレール、随分と機嫌がいいわね?何かいいことでもあったの?」
 旦那様とデートの日の早朝、私は昼食のお弁当を作るため食堂にあるキッチンへ向かっていました。すると食堂に行く途中にあるトイレからユイさんが出て来て私にそう尋ねてきました。
「ふふっ、今日は旦那様と久しぶりにデートなんです。」
「ああ、そういうことね。いいなぁ〜、竜斗どデート。私も今度竜斗と二人っきりでどこかに出かけようかしら。」
「だ、ダメです!旦那様とデートをしていいのは私だけです!」
「はぁ〜、はいはい。分かってるわよ。それよりももう朝食を食べるの?まだできてないと思うけど?」
「いえ、今日の昼食は弁当にしようかなって思いまして今から作ろうと思うんです。」
「ああ、弁当ね。足止めして悪かったわね、今日のデート楽しんでね。」
「はい!ありがとうございます。」
 ユイさんは、私に手を振って部屋に戻っていきました。
 さぁ、私も早く弁当の準備をしないといけませんね。
 私は、その後、旦那様の好きな物を考えながらキッチンへと向かいました。
 それから数時間後、弁当も無事出来て今は、みんなと朝食を食べています。
「シェレール、これを食べたらすぐに出かけるか?それとも1時間くらい休憩してから出かける?」
「すぐに出かけたいです!」
 私は、旦那様の問いかけに即答しました。
 だって、すぐに出かけた方が二人っきりのデートが長くなるんですからそっちの方がいいに決まってます。
「分かった。」
「あ、でも、着替えたいので少し待って欲しいです。」
「着替えるのか?」
「はい!当たり前です!」
「そうか、なら、玄関前で待ち合わせでいいか?」
「はい、それでお願いします。」
 昨晩選んだ服、旦那様は似合ってるって言ってくれますかね?
 それから朝食を食べ終わり私は、部屋へと戻り昨晩選んだ服に着替えました。
 大丈夫ですよね?おかしい所はありませんよね?寝癖とかついてないですよね?昨日、夜遅くまで服を選んでいましたからもしかしたらクマもできてるかもしれません。
 あぁ、こんなことなら1時間ほど休憩すると言っておけば良かったです。
 私は、それから鏡でおかしな所がないか調べ今朝作った弁当を持ち玄関前まで急ぎました。
「はぁはぁ、すいません、旦那様。待たせてしまって。」
「い、いいよ、別に気にしてないから。」
「ありがとうございます、旦那様。」
「それよりもその服、すっごい似合ってるよ。」
「本当ですか!?」
「ああ、すっごい可愛い。」
「良かったです、この服、結構気に入っていた服なので旦那様にも気に入られて。」
 旦那様、似合ってるって言ってくれました。可愛いって言ってくれました。
 それだけでもう嬉しすぎです。
「それじゃ、出かけるけどこの魔族の街の方か、それとも人間がいる街の方、どっちがいい?」
「そうですね〜、では、久しぶりに人間の人たちがいる方の街に行きたいです!」
「分かった、なら、転移するから手、繋ご。」
 旦那様は、そう言って手を差し出してくれました。
 私は、その手をギュッと握りました。
 そしてそれから旦那様は、転移のスキルを使い懐かしい人間の街に来ました。
「それじゃ、行こうぜ。」
「はい!」
 私たちが転移したのは人が少ないところでまずはそこから出ようと歩きだしました。
 ですが、その瞬間、6人ぐらいの目つきの悪い男の人たちが現れて私たちに話かせてきました。
 もしかして今の転移が見られたのでしょうか、とそんな心配をしていましたがそんな心配は必要ありませんでした。
「おいおい、兄ちゃん、ここは、俺たちの溜まり場なんだよなぁ〜。」
「勝手に入ってもらっちゃ困るんだよ〜。」
「だから……ね?もう分かるだろ?」
 私たちの前に現れた男の人は、私の方をジロジロと見て下心を隠していません。気持ち悪いです。
 私は、旦那様以外にそんな目で見て欲しくないので旦那様の背中に隠れました。
「あの、すいません、シェレールが怖がってるのでそこを退いてもらってもいいですか?」
 旦那様は、その男の人たちに優しく交渉します。
「あっ?うるせぇよ。黙ってその女を置いていけばお前には何もしねぇよ。」
「さっさと消えろ。どうせその女もお前のものなんかじゃ満足なんてしてねぇだろうからよ!」
 私は、その言葉に旦那様が侮辱されてるのだと分かり、イラッとして声を出してしまいました。
「旦那様の侮辱は許しません。さっさとそこを退いてください。」
「ほぉ、こお見るとさらに可愛く見えるじゃないか。」
「へへっ、痛い思いをしたくないなら早くこっちへ来いよ!大丈夫、ただ気持ちよくしてあげるだけだからよ!」
「…………旦那様、私がやってもいいですか?」
「ん〜、まぁ、いいか。何か困ったことがあれば言ってくれ。」
 旦那様は、そう言って1歩下がり私を前に出してくれました。
「やっと女をこっちに渡す気になったか。ったく、時間を取らせやが………かはっ!?」
 私は、その男が最後まで言い終わる前に水の玉を作りそれをぶつけました。
「せっかくの旦那様との久しぶりのデートなのに……よくも邪魔してくれましたね……」
 その後、その男の人たちは……どうなったのでしょうね。

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コメント

  • HARO

    男共、安らかに眠れ

    2
  • ノベルバユーザー264858

    男の人達南無三安らかに眠ってくれ笑

    0
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