クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!

白狼

233話 倒れる

「…………ゲフッ」
「どうでしたか?」
「あ、ああ、すごい美味しかったよ。」
「ふふ、良かったです。」
 俺は、あれから3回ほどシェレールにおかわりをされもう俺の胃袋はパンパンだった。
「旦那様、次はお風呂に入りましょ!戦って汗をかいてしまいましたから。」
「ああ、そうだな。」
 俺たちは、食堂を出ていって次に風呂場に行った。
 そして、俺は男湯の方に入り……シェレールも男湯の方に入ろうとしていた。
「ちょっと、シェレールさん、待とうか。」
「はい?なんでしょうか?」
「いやいや、なんでそんなさも普通かのように男湯の方に入ろうとしてるの!?シェレールは、あっちでしょ!?」
「むぅ〜……いいじゃないですか。旦那様のお背中流したいんですよ。」
「うっ!そ、それはありがたいけど………やっぱりダメだ。もし、ほかの男が入ってきたらどうするんだ。ほかの男にシェレールの裸なんて見せる気ないぞ。」
「あ、そ、そこは、考えてませんでした。………今度、旦那様と私専用のお風呂場を用意しておかなきゃ。」
 シェレールが真面目な顔で変なことを考えているんだが……
 まぁ、そりゃ、シェレールと風呂に入って背中流してもらえるのは嬉しいよ。でも、今は絶対にやばい。
 あんなにいっぱいのにんにく料理を食べさせられたんだ。
 絶対に抑えられない。そのままシェレールを押し倒してしまいそうだ。
 シェレールは、もしかしたらそれを狙ってるのかもしれないが。
「じゃ、あとでな。ゆっくりと浸かるんだぞ?」
「はい〜……はぁ〜」
 シェレールは、すごい不服そうな顔をしながら女湯のほうに入っていった。
 そんなシェレールを見届けたあと俺も男湯の方に入り体を綺麗にしたあと風呂に浸かった。
「ふいぃ〜………久しぶりのお風呂だ〜。」
 俺は、空に手を伸ばし伸びをする。
 そして、周りを見渡す。
「人は、誰もいなかったな。」
 このまま誰も入ってこなかったらシェレールがなおさらガッカリしそうだ。
「旦那様〜!気持ちいいですか〜!」
 と、そんなことを思っている時に女湯の方からシェレールの声が聞こえた。
 俺もそれに応えるように大きな声で返事をした。
「ああ!すごい気持ちいいぞ〜!」
「ちゃんと浸かってくださいね〜!」
「ははっ、分かってるって〜!」
 なんだかこういうのっていいよな。まだ結婚はしてないけど……なんか、夫婦って感じがする。
 結婚……かぁ〜。
 毎回その単語のことを考える度に思うが昔の俺じゃ全く想像できなかった。
「俺、本当に変わったなぁ〜。」
 人間ってやっぱり変われるものなんだな。
 まぁ、俺の場合は変わらない方がおかしいけど。
 そういえばこの世界に来てもう一年は、経つよな。ん?一年?…………あ、そういえば俺、みんなの誕生日全く知らない。
 俺は、結構前に祝ってもらったことがあるがみんなのことは祝ったことがなかった。
 ………なんかこう考えると俺、すごい最低なやつだな。だから、前の世界でもあんな人生だったのかな?
 まぁ、昔のことはどうでもいいか。
 みんなの誕生日は、ちゃんとお祝いしなくちゃな。
 よし!まずはシェレールからだ!
 俺は、そう思い声をかけようと思ったが上手く声が出なかった。どうしてか不思議に思ったが今はそんなことどうでもよかった。早くシェレールの誕生日を知りたい。
 俺は、風呂から上がりシェレールを待つことにした。
 そして、風呂から上がった瞬間、なんだかすごいふわふわしたような感覚なった。
 あれ?なんだろう、この感覚。
 脱衣所までのドアはすごい距離的には短いはずなのになぜかすごい遠く感じてしまう。
 それに頭もクラクラして………
 俺は、意識が朦朧もうろうとなりその場に倒れてしまった。
 あれ?俺、のぼせちゃったのかな?
 そんなことを最後に思い意識が飛んだ。
 そして、気がついたら………

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  • 読書好きTT

    全知全能(知ろうと思えばこの世の全てが知ることが出来る)

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