クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!
229話 今出来ること
竜斗side
「よし!そこだ!行け!」
俺は、画面に映るシェレールたちを見ながら応援をしていた。
それにしてもクロムとセレスさんにあんな力があったんてな。全く知らなかったな。
もしかしたら、本当に俺を倒せるのか?
いや、倒してくれるさ。俺は信じてる。
本当は俺も戦いたい。でも、ここじゃ何もすることが出来ない。
この戦いが始まる前、シェレールが怪我をさせられそうになった時、1度だけなぜか戻ることが出来たのだがあれはなんだったんだろ。
シェレールが怖がって立ちすくんでいた時は戻れなかったのに。
まぁ、それはどうでもいい。俺がどうこうしたって何も変わらない。シェレールたちを信じるしかないんだ……
「さて、このまま映像を見ておくのもいいけど……なにか内側から出来ることがないか探してみようかな。」
俺は、そう思い壁が全く見当たらないので床を蹴ったりしていた。
うん、なんのダメージもなさそうだ。
というより今の俺には今までの力はないんだよな。
どうにかして力を取り戻す方法はないかな。
(マスター、それならどうにかなるかもしれません。)
それは本当か!?
(はい、この偽物、まだマスターの力を上手く使うことができてないのです。少しは使えるようなのですがマスターの力を100パーセント使えているかと言うとそうではないのです。)
そうなのか。なら、偽物は何パーセントくらい俺の力を使えてるんだ?
(10パーセント程だと思われます。)
うわっ、全然だな。
(マスターの力の10パーセントは相当なものですよ。例えば街一つは簡単に壊すことさえできてしまいます。)
おい、それはヤベェな!
(でしょう?)
でしょうって……まぁ、いいや。どうやって取り替えることが出来るんだ?
(まずはこの体の中心部へと移動する必要があります。)
中心部って……どこだよ?
(マスターが向いている方向に一直線に歩いてください。)
俺は、ナビに言われ一直線に歩く。
………………どれくらい歩けばいいんだ?
(あともう少しです。あと5分ほどで着きます。)
5分か。みんなの様子も気になるしちょっと急ぐか。
俺は、駆け足で一直線に進む。
すると2分ほどで目的地に着いた。
…………ここって………
(この偽物の中心部です。)
俺の目の前には大きく重そうな扉があった。
よし、入るぞ。
俺は、その扉を思いっきり押す。前みたいな力はないのでめちゃくちゃ時間がかかってしまったが。
「はぁはぁ、ここがあの偽物の中心部。」
俺は、一旦息を整えて周りを見る。
中心部と言っても部屋の真ん中に丸く巨大な物体があるだけなんだが……
(それに触れてみてください。)
ああ、分かった。
俺は、それに近づきその物体を触れようとする。
だが、次に出たナビの言葉で俺の手は止まってしまった。
(ですが、マスターが強い意志を持っていないと逆に飲み込まれてしまいますのでご注意を。)
っ!
の、飲み込まれるってどういう意味なんだ?
(偽物の完全な一部となりもう二度と助かることはありません。)
それはつまり死ぬってことなのか?
(はい、その通りです。マスターの力を元に戻すかそれとも死ぬかの賭けです。)
…………あれ、なんでだろう。死ぬって言われたのに全く怖くない。
今の俺は、恐怖心耐性を持っていないのに。
いいや、違うな。俺は、今からやることを全く賭け事とは思ってない。
だってそうだろ。今、この外ではみんなが俺のために命をかけて戦ってくれてるんだ。なら、俺が命をかけないでどうする!それに強い意志を持っていればいいんだろ?大丈夫だ、俺にはみんながいるからな。みんなが俺を思ってくれてるんだから大丈夫に決まってる。
(ふふ、そうでしたね。マスターなら何の心配も入りませんでしたね。)
俺のことを心配してくれたんだ、ありがとう。
俺は、それからなんの躊躇いもなくその丸い物体に触れた。
するとその物体が俺を飲み込もうとしているのが分かる。
ものすごい力だ。手を抜いてると本当に飲み込まれそうだ。まぁ、それは手を抜いてると……だけどな!
「負けるかぁぁぁぁぁぁあああ!!!」
俺は、逆にその物体に体の中に取り込んだ。
「ふぅ、何とか無事に終わったな。」
(す、すごいですね、マスター。まさか核ごと身体に取り入れるなんて……)
核?それってあの丸い物体のやつか?
(はい、まさかそこまで出来るとは私の読みが甘かったです。)
ははっ、俺を舐めてもらっちゃ困るな!
(はぁ。)
あれ、なんのため息?
(いえ、なんでもありません。それよりもマスター、力は戻っていますか?)
ん?あ、ああ、ちゃんと戻ってるぞ。
俺は、自分の拳を握ったりしながら力が戻っていることを確かめる。
(それではもう解放されるのも時間の問題ですね。)
そうなのか?みんな、大丈夫なのか?
(はい、マスターが核を取り込んでしまったので偽物自体に変化が起こりました。)
変化か。まぁ、勝てそうならなんでもいいよ。それじゃ、あとはみんなに任せるか。
(そうですね、そのあとは私に任せてくださいね。)
そうだったな、みんなが攻撃をした後にナビが無理やり外に穴を開けてくれるんだったよな。頼むぜ!
(はい、任せてください!)
みんな、俺のやれることは全部やったよ。あとは頼むな。
「よし!そこだ!行け!」
俺は、画面に映るシェレールたちを見ながら応援をしていた。
それにしてもクロムとセレスさんにあんな力があったんてな。全く知らなかったな。
もしかしたら、本当に俺を倒せるのか?
いや、倒してくれるさ。俺は信じてる。
本当は俺も戦いたい。でも、ここじゃ何もすることが出来ない。
この戦いが始まる前、シェレールが怪我をさせられそうになった時、1度だけなぜか戻ることが出来たのだがあれはなんだったんだろ。
シェレールが怖がって立ちすくんでいた時は戻れなかったのに。
まぁ、それはどうでもいい。俺がどうこうしたって何も変わらない。シェレールたちを信じるしかないんだ……
「さて、このまま映像を見ておくのもいいけど……なにか内側から出来ることがないか探してみようかな。」
俺は、そう思い壁が全く見当たらないので床を蹴ったりしていた。
うん、なんのダメージもなさそうだ。
というより今の俺には今までの力はないんだよな。
どうにかして力を取り戻す方法はないかな。
(マスター、それならどうにかなるかもしれません。)
それは本当か!?
(はい、この偽物、まだマスターの力を上手く使うことができてないのです。少しは使えるようなのですがマスターの力を100パーセント使えているかと言うとそうではないのです。)
そうなのか。なら、偽物は何パーセントくらい俺の力を使えてるんだ?
(10パーセント程だと思われます。)
うわっ、全然だな。
(マスターの力の10パーセントは相当なものですよ。例えば街一つは簡単に壊すことさえできてしまいます。)
おい、それはヤベェな!
(でしょう?)
でしょうって……まぁ、いいや。どうやって取り替えることが出来るんだ?
(まずはこの体の中心部へと移動する必要があります。)
中心部って……どこだよ?
(マスターが向いている方向に一直線に歩いてください。)
俺は、ナビに言われ一直線に歩く。
………………どれくらい歩けばいいんだ?
(あともう少しです。あと5分ほどで着きます。)
5分か。みんなの様子も気になるしちょっと急ぐか。
俺は、駆け足で一直線に進む。
すると2分ほどで目的地に着いた。
…………ここって………
(この偽物の中心部です。)
俺の目の前には大きく重そうな扉があった。
よし、入るぞ。
俺は、その扉を思いっきり押す。前みたいな力はないのでめちゃくちゃ時間がかかってしまったが。
「はぁはぁ、ここがあの偽物の中心部。」
俺は、一旦息を整えて周りを見る。
中心部と言っても部屋の真ん中に丸く巨大な物体があるだけなんだが……
(それに触れてみてください。)
ああ、分かった。
俺は、それに近づきその物体を触れようとする。
だが、次に出たナビの言葉で俺の手は止まってしまった。
(ですが、マスターが強い意志を持っていないと逆に飲み込まれてしまいますのでご注意を。)
っ!
の、飲み込まれるってどういう意味なんだ?
(偽物の完全な一部となりもう二度と助かることはありません。)
それはつまり死ぬってことなのか?
(はい、その通りです。マスターの力を元に戻すかそれとも死ぬかの賭けです。)
…………あれ、なんでだろう。死ぬって言われたのに全く怖くない。
今の俺は、恐怖心耐性を持っていないのに。
いいや、違うな。俺は、今からやることを全く賭け事とは思ってない。
だってそうだろ。今、この外ではみんなが俺のために命をかけて戦ってくれてるんだ。なら、俺が命をかけないでどうする!それに強い意志を持っていればいいんだろ?大丈夫だ、俺にはみんながいるからな。みんなが俺を思ってくれてるんだから大丈夫に決まってる。
(ふふ、そうでしたね。マスターなら何の心配も入りませんでしたね。)
俺のことを心配してくれたんだ、ありがとう。
俺は、それからなんの躊躇いもなくその丸い物体に触れた。
するとその物体が俺を飲み込もうとしているのが分かる。
ものすごい力だ。手を抜いてると本当に飲み込まれそうだ。まぁ、それは手を抜いてると……だけどな!
「負けるかぁぁぁぁぁぁあああ!!!」
俺は、逆にその物体に体の中に取り込んだ。
「ふぅ、何とか無事に終わったな。」
(す、すごいですね、マスター。まさか核ごと身体に取り入れるなんて……)
核?それってあの丸い物体のやつか?
(はい、まさかそこまで出来るとは私の読みが甘かったです。)
ははっ、俺を舐めてもらっちゃ困るな!
(はぁ。)
あれ、なんのため息?
(いえ、なんでもありません。それよりもマスター、力は戻っていますか?)
ん?あ、ああ、ちゃんと戻ってるぞ。
俺は、自分の拳を握ったりしながら力が戻っていることを確かめる。
(それではもう解放されるのも時間の問題ですね。)
そうなのか?みんな、大丈夫なのか?
(はい、マスターが核を取り込んでしまったので偽物自体に変化が起こりました。)
変化か。まぁ、勝てそうならなんでもいいよ。それじゃ、あとはみんなに任せるか。
(そうですね、そのあとは私に任せてくださいね。)
そうだったな、みんなが攻撃をした後にナビが無理やり外に穴を開けてくれるんだったよな。頼むぜ!
(はい、任せてください!)
みんな、俺のやれることは全部やったよ。あとは頼むな。
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