クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

222話 成長

 竜王の体が急に光り出し俺の目を眩ませた。
「うっ、な、なんだ!?何が起きたんだ!?」
 俺は、目が治るのを待ち辺りを見回す。
「っ!?な、なんだ、あれ?」
 俺は、今さっきまで竜王がいたところを見るとそこには竜王の姿はなかった。だが、その代わりに丸く巨大な黒い物体があった。
 そして、だんだんそれが小さくなっていく。
 な、ナビ、あれはなんなんだ?
(あれはアンデット化した竜王が変化をして新たな姿に変わろうとしているのです。)
 新たな姿?それって、もしかしていまさっきよりやばくなる?
(はい、まだ私もよく分からないので恐らくですが。)
 ナビでもまだ分からないのか。
 これは十分に注意が必要だな。
 俺は、そう思い戦闘態勢をとる。
 するとあの黒い物体から俺に向けて光線が放たれた。
 今までとは違い一つの光線だったので簡単に避けれた。
 なんだ?もしかして、今さっきよりも強くなったと思ったんだけど俺の思い違いか?
(マスター、油断はいけません!後ろです!)
「っ!?」
 ナビが後ろと言ってきたので後ろを向くと光線が俺の目の前のところまで来ていた。
 俺は、紙一重でそれを避ける。
「はぁはぁ、危ねぇ。」
 な、なんだ、今さっきの?後ろから放たれたのか?
(いえ、あれは……マスター、また来ます!)
「っ!ったく、またかよ!」
 今度は避けずに光線に俺の魔法を当て相殺した。
 次は!?
 ……………あれ、来ない?
(マスター、なにもないところでなにをしているのですか?)
 う、うるせぇ!今さっきまですぐに次の攻撃が来てただろ!?だから、それに対応しようとしただけだよ!
(ふっ……)
 あ、今、笑った!?
(いいえ、笑ってません。)
 なんかナビがニヤニヤした顔が頭に浮かぶ。
 まぁ、いいや。
 なんで今回はすぐに攻撃が来なかったんだ?
(あの光線は、今までのものとは違い追尾型になっています。)
 追尾型か〜。また、めんどくさいことをしてくるなぁ〜。
 と、そんなことを思っているとまたあの黒い物体から光線が放たれた。
 って、多い!今さっきは、一つだったのに今回は二桁を越すくらいの多さになったぞ!?
(あの黒い物体、マスターの行動を分析して攻撃を変えるようです。成長してるようです。)
 成長か。アンデット化をしたのにさらに強くなるって……
 なるべく早くケリをつけたほうがいいな。
 俺は、いくつもの光線を避け、黒い物体に近づく。
 そして、この前、直しておいた刀神ヘルメスをアイテムボックスから取り出し黒い物体を斬る。
 その黒い物体は、真っ二つに分かれ地面に転がった。
 すると今さっきまで空中を飛び交っていた光線が全て消えた。
「終わった……か?」
(マスター、それはフラグです。)
 あ、しまった!
 俺の立ててしまったフラグのせいかどうか分からないが真っ二つに分かれた黒い物体が空中に浮かび上がりそして、また一つの丸い物体に戻った。
「はぁ〜、しまった〜。」
 俺は、顔を手の平で覆いフラグを立ててしまったことを後悔する。
 まぁ、別にフラグを立ててなくても元に戻ったんだろうけど。
(マスター、そんなことを考えずに戦いに集中してください。攻撃が来ますよ!)
 お、おう!悪い。
 ナビの声掛けに反応し、戦闘態勢をとる。
 すると、今さっきまで追尾型の光線で俺を攻撃していたが急に攻撃の手法を変えてきた。
 光線自体は変わらないが今さっきまで俺に向けて打たれていたのに今回は、俺に直接当てるわけじゃなく俺の周りを囲むように光線を使ってきた。
 今回は、永遠に消えない光線なのか全く消える様子がない。
 そして、もう完全に逃げ場がなくなってしまった俺に向けて直接光線が放たれた。
 逃げ場がなければ避けるスペースもない。
 だが、俺には転移がある!
 俺は、光線が当たりそうになった寸前に黒い物体の後ろに転移をした。
 だが………黒い物体はそれが分かっていたのか俺に向かって飛んできた。
「なっ!?ぐふっ……」
 俺は、一瞬で至近距離まで来られ今度は転移を使う暇すらなく吹き飛ばされてしまった。
(マスター、あれは竜王の変化した形です。竜王が持っていた直感もあるに決まっているでしょう?)
 そ、そうでした……
 俺は、意識が朦朧とする中、倒れることができないので足で踏ん張って立った。
 すると黒い物体が今さっきと同じようにまたすごい光り出した。
 また、なんかあるのかよ………

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コメント

  • ノベルバユーザー328077

    それ、俺も思ったww

    0
  • ケモ耳最高

    次回美少女誕生

    0
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