クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

219話 復活?

 魔大陸に来てからもう1ヶ月が過ぎた。
「そろそろここともお別れしないとな〜。」
 さすがにこれ以上、ジゼルさんたちのお世話になる訳にはいかない。でも、ジゼルさんたちならたぶんずっとここにいてくれても構わないと言ってくれるだろう。
 だからこそここにずっとお世話になる訳にはいかないんだよな。
 次に向かう街を決めとかないとな。
 と、その前にレーネをどうしようかな。
 ジゼルさんたちに任せてもいいのだが……俺が面倒を見るって言ったのに途中でそれを投げ捨てるのも悪いよな。
 レーネが良かったら一緒に旅をしたいんだけど………レーネは、まだシェレールたちを怖がってるんだよな。
 まぁ、それはレーネとちゃんと話せばいいか。
 俺がそう思っていると部屋のドアが開きシェレールが中に入ってきた。
「はぁ、この天気じゃ洗濯物が乾きにくいので困りました。」
 シェレールは、洗濯物が入った籠を持ってそう言った。
「確かに今日は天気が悪いな。」
 外は、どんよりと曇っており昼前というのにすごい暗い。
「まっ、天気はどうしようもないから仕方ないな。シェレール、その洗濯物、貸してみて。」
「え?あ、はい。」
 俺は、シェレールからまだ全然乾いてないシャツを受け取る。
 そしてそれに風魔法と火魔法を混合させた魔法を放つ。
 するとあっという間にシャツは、乾いていった。
「よし、こんなものでいいだろう。」
「す、すごいですね!魔法にそんな使い方があるなんて知りませんでした!」
「まぁ、こういうのは少し工夫をしないと使えないからな。これから覚えていけばいいよ。」
「はい!旦那様、指導お願いしますね!」
「ああ、任せろ!じゃあまずは、この洗濯物で今さっき俺がした通りにして乾かしてみよう!」
 それから俺とシェレールは、洗濯物を乾かしていった。さすがシェレールと言うべきか習得するのが結構早かった。
 そして、全て乾かしきったころには昼食の時間になっていた。
 俺たちは、少し急いで食堂へ向かった。みんなは、もう既に揃っていて俺たちを待っている状態だった。
 俺たちは、みんなに謝罪しながらいつも通りクロムがわざわざ俺たちのために空けていてくれた席へと座る。
 そして、俺達が座ったと同時に昼食が運ばれた。
「悪いな、毎回席を空けていてくれて。」
「……ううん……別に……大したこと……じゃない……から……気にしないで……」
 俺とシェレールは、クロムに一言詫びて昼食をとる。
 そして、俺たちが楽しく昼食を食べているところに急に食堂のドアが開かれ役人と思われる魔族が入ってきた。それもすごい慌てたような様子で。
「食事中にどうした?」
 ジゼルさんは、少し不思議そうな顔をしながらその役人に尋ねる。
「た、た、大変です!先日、竜斗殿が倒したという竜王がリライトの山から現れました!」
「「「「「っ!?」」」」」
「どういうことだ!?」
「それがリライトを監視している班からすごい慌てた様子で報告に来たのです!ただいま、こちらに向かってきてるようです!」
 竜王が!?ど、どういうことだ!?まさかあの状態から助かったていうのか?それは考えにくいんだが……実際にこの目で見ないと判断がつかないな。
「ジゼルさん!まずは見てみましょう!」
「あ、ああ、そうだな。竜斗殿、儂についてきてくれ!」
「はい!」
 俺とジゼルさんは、席を立ち上がり急いで食堂から出ようとする。
「……竜斗……私も……行く……」
「な、なら、あたしも…………」
 クロムとレーネが席から立ち上がりそう言ってきた。レーネに至っては途中でごにょごにょと喋ったのでなんて言ったか分からなかったがついて行きたいと言っているのだろう。
「旦那様、私も行きます!」
 シェレールもそう言うとそれからぞろぞろと賛同するような声が上がりみんなでリライトが確認出来る場所へ向かった。

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