クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

211話 甘々な朝

「はい、竜斗、あ〜ん!」
「あ、あ〜ん。」
 俺とシェレールは今、食堂へとやって来て朝食をとっている。
 俺は、ここに来る前にとっているから別にいらないのだがこんな雰囲気で断ることも出来ないからな。
 他のみんなは、とっくに食べ終わり部屋で休憩しているらしい。
「竜斗、美味しい?」
「あ、ああ、美味しいよ。」
「じゃあ、次は……食べさせて……」
 シェレールは、恥ずかしそうにモジモジしながらそう言った。
 おいおい、久しぶりに会ったらからか前よりも数段可愛く見えるぞ。いや、シェレールは、いつでも可愛いんだが。
「じゃあ、はい、あ〜ん。」
「あ〜ん!………えへへ、何だか、幸せすぎて味が分かりません……」
 おい!反則!反則すぎる!
「じゃ、じゃあ、次のお願いしていいですか?」
「ああ、なんでも言ってくれ。」
「…………1度だけやったことがあるんですけど…………その………口移し……をやって欲しい……です……」
 っ!ま、まさかシェレールから口移しを要求されるとは思ってなかった。
 でも、お願いされたんだからちゃんとやらないとな。
「分かった。」
 俺は、朝食にあったスープを啜り口に溜めてシェレールにキスをする。
「……ん……っん……」
 ときとぎ聞こえるシェレールの声がなんだがめちゃくちゃいやらしい。
 こんな声、誰にも聞かせられないな。
「………はぁはぁ………りゅ、竜斗……と、とっても美味しかった……です……」
「そ、そうか、それなら良かった。またやるか?」
「い、いえ!も、もう大丈夫です……口移しだと……その……竜斗に変な声を聞かれて恥ずかしいので……」
 あ、自覚あったんだ。
「でも、俺としてはその声を聞けて嬉しいけどな。」
「〜っ!も、もうもう!」
 シェレールは、恥ずかしいのを誤魔化すようにぽこぽこと俺を殴ってくるが全く痛くない。逆にマッサージになって気持ちいいくらいだ。
 いや〜、最高神様に本当に感謝しないとな。あのまま死んでいたらこんなことなんて出来なかったんだから。
「ごめんごめん、シェレールに久しぶりに会ったらから嬉しくてつい言っちゃったんだ。」
「〜っ!わ、私だって……すっごい……嬉しいですよ。」
 シェレールは、そう言って俺に抱きつき上目遣いのまま黙ってしまった。
 …………この後、どうしろと……
「竜斗……私、竜斗にすごい依存しちゃったかもしれません……竜斗がいなかったこの2日間は、本当に寂しくて苦しかったんです。でも、こうやってしているとすごい幸せで……とっても心地いいです。」
「シェレール……俺だって辛かったよ。シェレールに会いたくても会えない。まぁ、転移して帰ってきても良かったんだがそれはジゼルさんたちに迷惑をかけちゃうかもしれないからしなかったけど……本当に感謝しないとな辛かった。だから、俺もこうしていてすごい幸せだよ。」
 シェレールは、俺の言葉を聞き嬉しそうに悶えていた。
「さっ、そろそろ朝食を食べ終わらないと周りの人に迷惑かけるかもしれないから食べよ。」
「は〜い!」
 その後は、普通に朝食をとったがさすがに2回目の朝食はきついな。
 俺たちが朝食を食べ終わり俺の部屋へ向かっているとクロムとレーネが俺たちの前に現れた。
 レーネは、シェレールとあったことがないので咄嗟にクロムの後ろに隠れてしまった。
「……竜斗と……シェレール……随分……距離が……近くなったね……」
 クロムからなぜか知らないがジト目で見られてしまった。
 いや、その後ろにいるレーネからも見られている。
「あ、クロム、お久しぶりです。えっと、後ろにいる子は……」
「レーネって言うだけど……まぁ、今度紹介するよ。それよりも二人は、なんか用?」
「……あ……うん……明日……お昼ご飯を……食べた……後に……パパの……ところに……来てくれる?……調査の……ことで……色々……話したいって……」
「分かった、明日の昼食後な。ちゃんと行くよ。」
「……忘れちゃ……ダメ……だからね……じゃあ……また……」
 そう言ってクロムとレーネは、去っていった。
 その間、二人は、ずっと俺をジト目で睨んでいたのだが……何かしたのだろうか?
 そして、もう一つおかしな事が起こっている。
「………シェレール、なんで俺、抓られてんの?」
「むぅー、知りません!」
 そして、さらに力が加わる。
 微妙に痛いのですぐに止めて欲しいです。
 その後、シェレールは不機嫌なまま俺の部屋へやって来た。
「な、なぁ、シェレール、なんでそんなに怒ってるの?」
「ふん!別に怒ってませんよ!」
 いや、完全にキレてますよ。
「………それにしても随分とクロムと距離が近かったですね。何かあったんですか?」
「ん?いや、別に何もなかったよ。」
「本当ですか?本当に何もなかったんですよね!」
「あ、ああ、別に特別おかしなことなんてなかったよ。」
「ホッ、なら、良かったです。何だか、この2日間で竜斗とクロムの距離がすごい近かったように感じたので。」
「まぁ、一緒に2日間過ごしていたんだから多少なりとも距離は近づくよ。」
「そうですね。竜斗のことを疑ったりはしてませんがやっぱり……その……ヤキモチを妬いてしまいますね。」
「そ、そうか。」
 なんだ、ヤキモチを妬いていたのか。
「誰かと仲良くなるのはいいですが……あんまり女の人と仲良くなり過ぎるのは止めて欲しいです。竜斗は、優しいので絶対に狙う人は多くなるので。」
「はぁ、俺が浮気すると思うのか?俺の中で一番はシェレールだけだ。安心しろ。」
「それじゃ、証拠が欲しいです。ん〜」
 シェレールは、証拠と言って目を閉じて唇を突き出した。
 これが俺の彼女なのか。可愛すぎてもったいないな。
 俺は、キスをしようとして肩を持ったところで一旦止める。
「シェレール、俺からも一ついいか?」
「はい?なんですか?」
「シェレールが俺が浮気しないか心配するように俺だって心配してるんだ。シェレールは、可愛いからたぶん俺よりかっこよくて優しいやつが狙うと思うんだ。だから、ちょっと不安になるな。」
「竜斗………安心してください!私は、竜斗以外眼中にありませんから!」
 シェレールは、そう言って一旦止まっていたキスをする。
 俺とシェレールは、お互いに愛し合っている。それだけは変わることのない事実だと証明するために。

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コメント

  • ZOE

    (σ´³`)σヒュ〜♪

    0
  • ノベルバユーザー328077

    いや、普通に食堂であれをやったの?

    0
  • ネコネコ(ФωФ)

    うんエロい(確信)

    2
  • 帆楼

    砂糖の山ができちまったよ…。

    0
  • 黒瀬白斗

    異世界転移ものからR18の同人誌になってる気がする……

    1
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