クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!
207話 魔力譲渡の儀式
「……………ん〜……」
俺は、目を覚ますと二人の可愛らしい天使のような幼女がこっちをじっと見ていた。
「……竜斗……起きた?」
「まだ寝てていいのよ?そんなに時間も経ってないし。」
「……クロムとレーネか。悪い、ずっと膝を使わせてもらってたんだな。すぐ退くよ。」
俺は、そう言って体を起こし2人の膝から頭を退ける。
「「あ………」」
俺が頭を上げると二人ともなぜか名残惜しそうな顔をしている。
「竜斗、だいぶ休めた?」
「あ、はい、体力は、結構戻りました。ですが、熟睡したわけじゃないので魔力は全く戻っていませんね。」
「魔力は、私たちに任せなさい。みんな、竜斗が寝ている間に儀式の説明をしたわよね。その通りにしてね。」
いつの間にか儀式の説明が行われていたらしい。
俺は、全く知らないのだがどうしたらいいんだろう?
「あ、竜王は、どうしてるんですか?」
「あ〜、あれなら攻撃が届かないって分かったらしくあっちで休憩しているわよ。」
確かに竜王は、後ろに蓄えてあった食料をすごい食べている。
「……竜斗……お腹減ってない?」
クロムは、竜王が食事を取っているので俺も食事をした方がいいんじゃないかって思ったらしい。
「俺は、大丈夫だよ。あんまり食べすぎると戦いの時に腹壊すかもしれないからな。ありがとう、クロム、心配してくれて。」
俺は、そう言ってクロムの頭を撫でる。
「じー」
レーネは、そんな俺を見て自分にもやって欲しいという目で見てきた。
しょうがないな、まだまだ甘えたい年頃なんだろう。
俺は、レーネの頭も優しく撫でる。
ふむ、二人とも気持ちよさそうな顔をしているが俺も撫でていてすごい気持ちいい。癖になりそうだな。
「あ〜、3人とも?そろそろいい?」
「あ、すいません、忘れてました。」
「ったく、しっかりしてよね。ほら、クロムとレーネも準備して。あなたも準備出来てる?」
「あ、ああ、儂はとっくに出来てるぞ。」
ジゼルさん、今さっきはすごいかっこよかったのになんか今じゃ空気みたいな扱いになってるな。
「竜斗は、そこに立ってて。」
「はい、分かりました。」
俺は、セレスさんに言われた通りじっと立っている。
それからみんな動き始め俺を囲むように手を繋いだ。
「それじゃ、今から竜斗に魔力を渡すわよ。竜斗に魔法を放つ感覚ですれば魔力は渡せるから。それじゃ、始めるわよ。」
みんな、目を閉じて俺に意識を注いでいる。
そして、突如みんなが光り始めその光がどんどん俺の中へと入っていく。
お、おお、魔力が戻ってきている。
ドクン!
なんだ?今の感覚は?
(マスター、希望を持つ者の能力、神技というスキルの詳細が分かりました。)
神技っていうと確か、希望を持つ者を使っている時にしか発動できないスキルだっけ?それでどんなスキルなんだ?
(それは、マスターの思い描いた通りの力や魔法が出せるそうです。)
俺の思い描いた力や魔法?
(はい、力だったら身体強化みたいなものです。魔法は、そのままイメージを具体化して創り出されるものです。)
ってことは、今までこんな魔法があったらいいなとか、今みたいなもっと火力のある攻撃魔法が欲しいなって思ってたやつが創れるってことか?
(はい、その通りです。それと身体強化の方は先程一度だけ発動したそうです。)
ん?それって今さっき急に体が光り出したやつか?
(はい、あれは一時的にどんな敵にも恐れることがなくなるような勇気を与えてくれる能力を持っていました。)
あ〜、確かにあの時すごい勇気が出てきたな。
(ですが、気をつけなければいけないのは魔力の消費が使う力や魔法によって変わるということです。マスターが考えている魔法を使うのでしたら今もらっている魔力を全て使わなければなりません。)
まぁ、そりゃそうだよな。魔力無しで魔法とか打てるわけがないよな。
なぁ、魔力がなくなったらなんかあるのか?
(いえ、特にはありません。強いて言うなら意識がなくなり眠ってしまいます。)
へぇ、それだけなんだな。
なら、特に心配することはなさそうだな。
(いえ、一つだけ心配することがあります。)
ん?なんだ?心配することって?
(マスターが考えている魔法ですといまさっきも言った通り打てるのは1発だけ。それに今ある魔力を全て使わなくてはいけません。なので、ほかの事に魔力を使ってはいけないということです。)
っ!そ、それって魔力が戻ったらほかの魔法を使わずに1発で決めないといけないってことか?
(はい、そうなります。)
あの竜王に1度も試したことの無い魔法を1発で決める。かなりハードだな。
「………ふぅ、竜斗、終わったわよ。」
俺が少し考え事をしているとセレスさんたちが疲れたのかその場に座り込んでいた。
すごい、気がついたらもう魔力は全て元通りになっている。
「ありがとうございます!これで何とか戦えそうです!」
ちょっと不安はあるがみんなから貰ったこの魔力、絶対に決めないといけない。
「それじゃ、行ってきますね。」
俺は、そう言って結界の外へ出ようとしたその瞬間。
「ちょっと待って!」
レーネから呼び止められた。
「どうした、レーネ?」
「………あのね……あのね、ちょっといい?」
「ん?ああ、いいけど?」
「ちょっとしゃがんで。」
俺は、レーネの言う通り膝をつきしゃがむ。
「………えっと……竜斗!受け取って!」
レーネは、そう言って俺にキスをしてきた。
「っ!?」
俺は、一瞬驚き目を見開いた。
だが、俺が離す前にレーネは、自分から離れていった。
「レーネ?」
みんな?レーネのしたことが意味不明で黙っている。
そして、キスをした本人も恥ずかしさのあまり黙っている。
「…………今のは……吸血鬼の能力を使って竜斗の不安と思う概念をあたしが吸ったの。………どう?落ち着いた?」
レーネは、モジモジしながらそう言った。
いきなりキスをされた時は驚いた。
だが
「震えが止まってる。確かに今さっきよりもすごい落ち着けている。」
「でしょ?あたしがキスまでしてあげたのよ!だからね………頑張ってね……」
「………レーネ……ああ、ありがとう!絶対に勝ってくるからな!」
「…………うん……」
「……レーネ……一人で……キスするのは……ずるい……」
「っ!い、いいじゃない!早い者勝ちよ!」
「むぅー」
後ろで何か言っているが俺は、気にせず結界の外へと出た。
『ふん、回復しおったか、人間よ。だが、いくら回復しても同じ!余に勝てるわけがないのだ!』
竜王は、食事が終わっていたのか俺が出てきたのと同時にそう言ってきた。
「悪いな、竜王、待たせてしまって。さぁ、これで蹴りをつける!」
俺は、目を覚ますと二人の可愛らしい天使のような幼女がこっちをじっと見ていた。
「……竜斗……起きた?」
「まだ寝てていいのよ?そんなに時間も経ってないし。」
「……クロムとレーネか。悪い、ずっと膝を使わせてもらってたんだな。すぐ退くよ。」
俺は、そう言って体を起こし2人の膝から頭を退ける。
「「あ………」」
俺が頭を上げると二人ともなぜか名残惜しそうな顔をしている。
「竜斗、だいぶ休めた?」
「あ、はい、体力は、結構戻りました。ですが、熟睡したわけじゃないので魔力は全く戻っていませんね。」
「魔力は、私たちに任せなさい。みんな、竜斗が寝ている間に儀式の説明をしたわよね。その通りにしてね。」
いつの間にか儀式の説明が行われていたらしい。
俺は、全く知らないのだがどうしたらいいんだろう?
「あ、竜王は、どうしてるんですか?」
「あ〜、あれなら攻撃が届かないって分かったらしくあっちで休憩しているわよ。」
確かに竜王は、後ろに蓄えてあった食料をすごい食べている。
「……竜斗……お腹減ってない?」
クロムは、竜王が食事を取っているので俺も食事をした方がいいんじゃないかって思ったらしい。
「俺は、大丈夫だよ。あんまり食べすぎると戦いの時に腹壊すかもしれないからな。ありがとう、クロム、心配してくれて。」
俺は、そう言ってクロムの頭を撫でる。
「じー」
レーネは、そんな俺を見て自分にもやって欲しいという目で見てきた。
しょうがないな、まだまだ甘えたい年頃なんだろう。
俺は、レーネの頭も優しく撫でる。
ふむ、二人とも気持ちよさそうな顔をしているが俺も撫でていてすごい気持ちいい。癖になりそうだな。
「あ〜、3人とも?そろそろいい?」
「あ、すいません、忘れてました。」
「ったく、しっかりしてよね。ほら、クロムとレーネも準備して。あなたも準備出来てる?」
「あ、ああ、儂はとっくに出来てるぞ。」
ジゼルさん、今さっきはすごいかっこよかったのになんか今じゃ空気みたいな扱いになってるな。
「竜斗は、そこに立ってて。」
「はい、分かりました。」
俺は、セレスさんに言われた通りじっと立っている。
それからみんな動き始め俺を囲むように手を繋いだ。
「それじゃ、今から竜斗に魔力を渡すわよ。竜斗に魔法を放つ感覚ですれば魔力は渡せるから。それじゃ、始めるわよ。」
みんな、目を閉じて俺に意識を注いでいる。
そして、突如みんなが光り始めその光がどんどん俺の中へと入っていく。
お、おお、魔力が戻ってきている。
ドクン!
なんだ?今の感覚は?
(マスター、希望を持つ者の能力、神技というスキルの詳細が分かりました。)
神技っていうと確か、希望を持つ者を使っている時にしか発動できないスキルだっけ?それでどんなスキルなんだ?
(それは、マスターの思い描いた通りの力や魔法が出せるそうです。)
俺の思い描いた力や魔法?
(はい、力だったら身体強化みたいなものです。魔法は、そのままイメージを具体化して創り出されるものです。)
ってことは、今までこんな魔法があったらいいなとか、今みたいなもっと火力のある攻撃魔法が欲しいなって思ってたやつが創れるってことか?
(はい、その通りです。それと身体強化の方は先程一度だけ発動したそうです。)
ん?それって今さっき急に体が光り出したやつか?
(はい、あれは一時的にどんな敵にも恐れることがなくなるような勇気を与えてくれる能力を持っていました。)
あ〜、確かにあの時すごい勇気が出てきたな。
(ですが、気をつけなければいけないのは魔力の消費が使う力や魔法によって変わるということです。マスターが考えている魔法を使うのでしたら今もらっている魔力を全て使わなければなりません。)
まぁ、そりゃそうだよな。魔力無しで魔法とか打てるわけがないよな。
なぁ、魔力がなくなったらなんかあるのか?
(いえ、特にはありません。強いて言うなら意識がなくなり眠ってしまいます。)
へぇ、それだけなんだな。
なら、特に心配することはなさそうだな。
(いえ、一つだけ心配することがあります。)
ん?なんだ?心配することって?
(マスターが考えている魔法ですといまさっきも言った通り打てるのは1発だけ。それに今ある魔力を全て使わなくてはいけません。なので、ほかの事に魔力を使ってはいけないということです。)
っ!そ、それって魔力が戻ったらほかの魔法を使わずに1発で決めないといけないってことか?
(はい、そうなります。)
あの竜王に1度も試したことの無い魔法を1発で決める。かなりハードだな。
「………ふぅ、竜斗、終わったわよ。」
俺が少し考え事をしているとセレスさんたちが疲れたのかその場に座り込んでいた。
すごい、気がついたらもう魔力は全て元通りになっている。
「ありがとうございます!これで何とか戦えそうです!」
ちょっと不安はあるがみんなから貰ったこの魔力、絶対に決めないといけない。
「それじゃ、行ってきますね。」
俺は、そう言って結界の外へ出ようとしたその瞬間。
「ちょっと待って!」
レーネから呼び止められた。
「どうした、レーネ?」
「………あのね……あのね、ちょっといい?」
「ん?ああ、いいけど?」
「ちょっとしゃがんで。」
俺は、レーネの言う通り膝をつきしゃがむ。
「………えっと……竜斗!受け取って!」
レーネは、そう言って俺にキスをしてきた。
「っ!?」
俺は、一瞬驚き目を見開いた。
だが、俺が離す前にレーネは、自分から離れていった。
「レーネ?」
みんな?レーネのしたことが意味不明で黙っている。
そして、キスをした本人も恥ずかしさのあまり黙っている。
「…………今のは……吸血鬼の能力を使って竜斗の不安と思う概念をあたしが吸ったの。………どう?落ち着いた?」
レーネは、モジモジしながらそう言った。
いきなりキスをされた時は驚いた。
だが
「震えが止まってる。確かに今さっきよりもすごい落ち着けている。」
「でしょ?あたしがキスまでしてあげたのよ!だからね………頑張ってね……」
「………レーネ……ああ、ありがとう!絶対に勝ってくるからな!」
「…………うん……」
「……レーネ……一人で……キスするのは……ずるい……」
「っ!い、いいじゃない!早い者勝ちよ!」
「むぅー」
後ろで何か言っているが俺は、気にせず結界の外へと出た。
『ふん、回復しおったか、人間よ。だが、いくら回復しても同じ!余に勝てるわけがないのだ!』
竜王は、食事が終わっていたのか俺が出てきたのと同時にそう言ってきた。
「悪いな、竜王、待たせてしまって。さぁ、これで蹴りをつける!」
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コメント
ノベルバユーザー305026
結界強過ぎない?w
そんな強いならそれで防いだら勝てそうw
ケモ耳最高
帰ったら竜王以上の恐怖を感じそうw
ノベルバユーザー264858
なんだろ今シェレールの背中に般若いるような気がしてならないんですけど笑主人公もうやめとけよ笑