クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

204話 新たな称号

「…………んん……」
「「っ!?」」
「……ここは……」
 俺が目を覚ますとジゼルさんとセレスさんが俺の目の前に涙をこぼしながら座っていた。
「………りゅ、竜斗殿!?ほ、本当に竜斗殿なのか!?」
「え、あ、はい、竜斗ですよ。」
「どうして!?今さっきまで心臓の鼓動さえしなかったのに!」
「あはは、まぁ、ちょっと生き返らせてもらったんですよ。」
 俺は、起き上がろうと腰を上げようとするが俺の腹に何かあって動けなかった。
 俺は、自分の腹を見るとそこにはクロムとレーネがすごい泣いたであろう跡が残っていてそして、泣き疲れたのかぐっすりと眠ってある。
「二人とも、ずっと竜斗は死んでないって言い張って全く動こうとはしなかったの。」
「ははっ、俺のためにこんなに泣いてくれたんですね。と言うかここってすぐそこに竜王がいるじゃないですか!なんで森に避難しなかったんですか!?」
「儂も森に一旦避難しようと思ったんじゃがこの二人が全く動かなかったから。まぁ、でも、この結界の中じゃあの竜王の攻撃も全て防いでくれたから竜王も途中から手だしはしなくなったよ。」
 確かにあっちの方で丸くなって眠ってやがる。
「ってか俺をよく回収しようと思いましたね。そのまま放置すればよかったものの。」
「そんなこと出来るわけないでしょ!?竜斗は、私たちの大事な仲間なのよ!?」
「そうだぞ、竜斗殿。仲間が死んだからって儂たちは仲間が食われるまで見るつもりは無い。絶対に助けてみせる。」
「そ、そうなんですね……ありがとうございます。」
 ちょっと照れくさいな。
 でも、いつまでもこうしてる暇はない。
 早くあいつを倒さないとシェレールが心配する。ってか絶対にもう心配してるだろう。
「すいません、俺、そろそろ行きますね。」
 俺は、クロムとレーネを持ち上げ地面に寝かせ起き上がる。
「うわっ、服が涙でびしょびしょだな。」
 俺は、そう言って上の服を脱いで上裸になる。
「それじゃ、行ってきますね。」
「ちょ、ちょっと待ちなさい!何一人で行こうとしてるの!?」
「そうだぞ!?また、死ぬつもりなのか!?」
「ははっ、そんなわけないでしょ。死ぬつもりなんてありません。絶対に勝つために行きます。」
「そんな!?あなた、今さっき負けたでしょ!?」
「ま、まぁ、そこを言われると嫌なんですが……でも、大丈夫ですよ。」
「っ!な、なら、儂も、儂も戦うぞ!」
「私も戦うわ!」
「………すいません、二人は下がっててもらえますか?」
「ど、どうして!?そんなに私たちが邪魔なの!?」
「いえ、そういうことではないです。ですが……今から使う能力は、まだそんなに使ったことがないので勝手が分からないんです。だから、もしかしたら二人を巻き込むかもしれないので。」
「そ、そういうことか………だが、何か儂たちにも手伝えることはないか!?」
「ん〜、今は特にありませんね。あえて言うなら応援していてください。」
 俺は、そう言って結界の外に出た。
 ナビ、いいか?
(……ぐずっ……ま、マジュダー……)
 な、なんだよ、お前まで泣いていたのかよ?
(……ずずっ……当たり前です……マスターが死んだら私はどうすればいいんですか?)
 た、確かに俺専用のスキルだからな。俺がいなくなったらずっと使われることの無いスキルになるのか。
(一生使われることがないのは辛いです……)
 ごめん、ごめん。でも、俺はこのとおりピンピンしてるからよ!安心してくれ。
(良かったです、マスターが生き返られて。)
 それでナビ、ひとつ聞きたいことがあるんだが。
(なんでしょうか?)
 俺の称号、何か変わったことはないか?
(マスターの称号ですか?………っ!確かに変わってます!今まであった復讐に抱く憎悪が変わっています。)
 変わった称号の名前と能力を教えてくれるか?
(称号の名前は、希望を持つ者。)
 それで能力は?
(能力は、発動時に自分のステータスを10倍にすることが可能。それとその称号を使用してないと使えないスキルが一つだけ増えるようです。)
 ん?スキルが増える?何のスキルなんだ?
(詳細は詳しく調べることは出来ませんがスキルの名前は、神技の記されています。)
 神技?なんか、すごそうな感じだけど大丈夫かな?
 まぁ、やってみるしかないよな。
 まずは、その希望を持つ者の能力を使うか。
 ーーーー希望を持つ者の使用を許可しますか?
 頭の中にナビとは違う機械のような音声が流れる。
 俺は、その返事にはいと答えた。
 ーーーー使用許可を貰いました。それでは希望を持つ者を使用します。
 すると称号の能力が発動したのか俺の上半身から何やら模様が出てきてそれが体全体に行き渡る。
 そして、体の中から今さっきとは比べものにならないくらいの力が出てきた。
『っ!こ、この尋常じゃない力は!?』
 そんな俺に驚いたのか竜王は、跳ねるように起き上がり俺を見つめる。
『お、お主は、今さっき余がこの手で始末したはず!?な、なぜ!?』
「生き返ったんだよ。そして、お前にもう一度勝負を申し込む!今度は、絶対に負けない。」
『ふん、小賢しいガキが。』
「さぁ、行くぞ!」

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    いけえ龍斗ぉぉぉぉぉ!

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