クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

203話 最高神

「……………」
「お〜い。」
「……………」
「そろそろ起きんか。」
「……ん……んん………」
「おっ、やっと起きたか。」
「………あれ……ここ、どこ?」
 俺は、目を覚ますとそこは白い空間に一人のおじいちゃんが立っていた。
「ああ、そうか。ここは死後の世界というやつなのか。」
「まぁ、そういうことじゃな。」
 やっぱり俺は、死んだのか。ジゼルさんたち大丈夫かな?まぁ、あの結界の中なら攻撃を食らうことは無いから心配ないか。そして、その中からあの転移の装置を使って逃げればいいよな。
「ほっほっ、お主はまずは自分のことより他人を心配するんだな。」
「当然ですよ、だって俺はもう死んでるんですから。何も心配することなんてないんです。」
 って俺は、何も知らない無いおじいちゃんに何話してんだ?
「ほっほっ、別にいいんじゃよ。ワシもお主とたくさん話がしたいからな。」
 あれ?今、心を読まれた?
「すまんな、ワシはそういう芸当も出来るんじゃよ。」
 へぇ、すごいな。このおじいちゃん。
「で、俺ってこれから何をすればいいんですか?天国か地獄に行かされるんですか?それとも魂を消されたりするんですか?」
「いや、そういうことをするのはワシじゃないんでね。」
「それじゃ、俺って今からどうすればいいんですか?どこかへ向かえばいいんですか?」
「まぁ、そうやって慌てんでもいい。まずはワシと話でもせんか?」
「ま、まぁ、別にいいですよ。どうせ暇ですから。」
「ありがとう。なら、まずはこの世界での生活はどうだった?」
「それはもう最高でしたよ。初めて仲間ができて旅とかいっぱい出来ましたし恋人までできたんだから。」
「そうか、そうか。そりゃよかった。そういえばお主は、復讐したい者たちがいるんじゃなかったか?」
「そんなことまで知ってるんですね。まぁ、そうですね。あ、そう言えば俺が閉じ込めていたクラスの奴らはどうなったんだろう。」
「ん?ああ、あやつらのことか。ここに連れてこようと思えば連れてこれるがどうする?」
「ん〜、別にいいです。あいつらの顔を死んでまで見たくないんで。」
「ほっほっ、なら、あやつらは、ワシが処分しといてやろう。」
「ありがとうございます。なんだか無駄に生き残してしまったな。」
「だが、あやつらお主から水しかもらってなかったからだいぶ痩せ細っていたぞ。だから、だいぶ苦しんだんじゃないか?」
「あ〜、そう言えばそうでしたね。まぁ、苦しんでくれたら良かったです。」
「ほっほっ、お主、だいぶゲスじゃの。」
「まぁ、俺もそれくらい苦しめられましたからね。」
「………それじゃ、あの世界ではもうやり残したことはないか?」
「え?そ、それは………たくさんありますよ。もっとみんなと旅がしたかった、もっとシェレールとイチャイチャしたかった。それにクロムとレーネにもっと広い世界を見せてやりたかった。みんなが笑ってるところだっていっぱい見たかった。でも、それは無理だってことはちゃんと受け止めてます。」
「ほっほっ、やはりお主は優しいの〜。」
「なんか、それ恋人からも言われますが俺なんか、全然優しくないですよ?人が死ぬのを見て喜ぶようなやつですよ?」
「まぁ、それは念願の夢だったから仕方ないの。」
「ははっ、確かに念願の夢でしたね。でも、人を殺すのが夢ってどうかしてますよね。」
「あまり自分を卑下するものではないぞ。ほら、茶を飲んで落ち着きなさい。」
「あ、ありがとうございます。」
 俺の目の前に突如熱そうなお茶が出てきた。
 俺は、それを飲み一旦落ち着く。
「ふぅ、ご馳走様でした。」
「どうだった?美味しかっただろう?」
「はい、とても渋みがあって美味しかったです。そう言えばこういう熱いお茶を飲むのもすごい久しぶりな気がします。」
「ほっほっ、こっちの世界じゃ熱いお茶とかはないからの。」
「ははっ、そうでしたね。…………」
「ふっ、名残惜しそうな顔をしておるぞ。」
「あ………」
 俺は、頭を横に振り変なことを考えないようにする。
「もういいですかね?そろそろもう行きたいんですが……」
「まぁまぁ、まだいいだろう。」
「いえ、もうこれ以上話しているとなんかすごい辛くなりそうなので………」
「ということはお主は、帰りたい。そう願っているのか?」
「っ!………そりゃ帰れるなら帰りたいです……でも、もう無理だってわかってるんです。だからあまりその事について聞かないで欲しいです。」
「そうか?もし、生き返る手段があるとしてもか?」
「っ!?ど、どういうことですか!?生き返る方法があるって言うんですか!?」
「もしあったらどうする?」
「そ、そんなの!生き返りたいに決まってるじゃないですか!」
「よし!その願い聞き届けたぞ!」
「え?ほ、本当に生き返ることが出来るんですか?」
「信じとらんかったんか。」
「あ、あなたは一体誰なんですか?」
「そう言えば自己紹介がまだだったな。ワシは、神々の頂点に立つ者。最高神ガルデミットじゃ。」
「最高神ガルデミット様?それって………確か、俺に恩恵を与えてくれた神様?」
「ほっほっ、そうじゃよ。」
「でも、なんでそんな恩恵を俺なんかに?」
「まぁ、それは色々あったんじゃよ。」
 なんだろうか、この感じ。最高神様とはどこかであったことがあるようなそんな懐かしい感じ。
「ほっほっ、それで生き返りたいのじゃろう?」
「本当に生き返らせてくれるんですか?」
「そう疑わんでくれ。絶対に生き返らせる。約束してやろう。」
「最高神様、ありがとうございます!」
「ほっほっ、別にいいんじゃよ。あと、そんなに硬くならないでくれ。ワシのことはガルデとでも呼んでくれ。」
「そ、そんな!最高神様をそんな呼び方は出来ませんよ!」
「いやいや、構わんよ。というかその呼び名は、皆が言ってきてな、なんかもう飽きてしまったのだ。だから、頼むわ。」
「呼ばれるのに飽きるって……まぁ、それなら……ガルデ様。」
「様は、いらぬ。不要なものはのけよ。」
「さ、さすがに呼び捨てにはできません!なので……ガルデさんでお願いします。」
「まぁ、いいだろう。それじゃ、あっちの世界にまた戻すぞ。」
「あ、ちょ、ちょっと待ってもらってもいいですか?」
「ん?どうした?」
「俺、たぶんこのままじゃ絶対にまたあの竜王に殺されると思うんですよ。だから、授業とかをしたいなって思いまして。」
「ん?ああ、その事なら気にする必要はないぞ。お主の称号にあった復讐に抱く憎悪を少し変えていつでも使えるようにしておいた。それと使ったあとの反動もなくなるように設定しておいたから大丈夫じゃろう。」
「そ、そうなんですか?………まぁ、確かにあの能力を使えば………」
「そろそろ別れの時間が来てしまうな。それじゃあ元気でな。」
「え?あ、ちょ、そんなすぐに!?」
 俺は、そこでまた意識が途絶えた。

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コメント

  • ZOE

    流石最高神様だぜ

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