クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

194話 調査依頼

「ああ、それは竜斗殿にこれから行くところについてきてほしいのだ。」
「これから行くところ?それってどこですか?」
「ああ、それは………」
「この魔大陸の北の方にある山、リライトよ。」
 ジゼルさんが説明しようとした瞬間、横からセレスさんが乱入して説明してくる。
「リライト?ですか?」
「そう、何だか近頃その山の付近に強い魔物が出てきたの。だから、ちょっと調査に行くんだけど……」
「そこの調査に俺も言った方がいいってことですね?」
「うんうん、そうなの!手伝ってくれる?」
「まぁ、別に構いませんが……他のみんなにもついてきてもらった方がいいんじゃないんですか?」
「それは……」
「それはやめておいた方がいいだろう。」
 今度は、ジゼルさんがセレスさんの話を遮って話してくれた。
 セレスさんは、頬をプクッと膨らませて怒っている。
「どうしてです?人が多い方が強い魔物と戦いやすいんと思うんですが?」
「それはそうだが……戦う人が強くないと逆に殺られるだけだ。」
「でも、みんなは結構強いですよ?」
「それは人間族の場合だろう?一応言っておくが竜斗殿以外のみんなはクロムよりも弱いのだぞ?」
「っ!?」
 ま、マジかよ。
「竜斗殿以外はほとんど我々の護衛レベル。そんなものがリライトに行ってしまえば殺されるのは間違いないぞ?」
「そ、そうなんですか……分かりました、みんなにはここで待機してもらいます。」
「ああ、そうしてくれると助かる。」
「それでいつ出発するんですか?」
「善は急げというだろう?だから、今から行くつもりだが大丈夫か?」
「え!?い、今からですか?みんなに少しは説明を……」
「それなら頼んであるから心配しなくても大丈夫だぞ。」
「そうなんですか、ありがとうございます。帰宅はいつくらいになりそうなんですか?」
「明日かその次の日には帰れると思うぞ。」
 早くても一日ずっとシェレールに会えないのか。
 少し寂しいがでも、恩返しもしないといけないよな。
 まぁ、シェレールとは帰ってから存分にイチャイチャすればいいし今は、こっちを優先しよう。
「分かりました、それじゃ早速行きましょうか。」
「感謝するよ。行きは馬で向かうのだが馬には乗れるか?」
「け、経験はないです。」
「……それなら……私の……馬に……乗る?」
 俺が経験ないと言うと袖を引っ張られクロムがそう言ってきた。
「クロムの?だ、大丈夫なのか?」
「……竜斗が……前に乗って……私が……手綱を持つから……大丈夫……」
「分かった、助かるよ。」
 少し不安はあるが別にジゼルさんもセレスさんも止めないので大丈夫なのだろう。
「あっ!レーネは、どうするんですか!?クロムも行くってことになると誰がレーネを見るんですか!?」
「「「あ………」」」
 3人とも考えてなかったのか。
 今のレーネを一人にするのはさすがにやめておいた方がいい。
「………そうだ!レーネも連れていきましょ!」
 セレスさんが少し考えた末、そんな結論を出した。
「いやいや、レーネもって……無理でしょ!?」
「何言ってんの?レーネは、クロムと同じくらい強いのよ?でも、あの子、優しいからその力でいじめた子にやり返しをしようとしないのよね。優しい子ね。」
 ま、マジか。レーネも強いのかよ。それに俺以上に人が出来てるじゃないか。俺は、もうすっぱりと斎藤を何度も殺してるんだけどな。それに嫌な感情があったことなどなく逆に殺す度にめちゃくちゃ嬉しかったんだが……
「まぁ、それならいいですが……恐らくですがレーネも馬に乗ることは出来ませんよ?」
「そ、そうね、どうしようかしら……」
「………クロム、やっぱり俺はいいからレーネを乗せてくれ。俺は、ジゼルさんの方に乗せてもらうから。」
「……それは……無理……ママが……パパの……馬に……乗るから……」
「え?セレスさんも乗れなかったんですか?」
「えへへ、実はそうなのよ。ってへ!」
 あっ、可愛い。って何考えてんだよ!
「それじゃ、俺は一人で行きますよ。」
「一人って歩いていくには距離があるすぎるぞ!?」
「大丈夫です、空を飛びますから。」
「「「……は?」」」
 3人とも俺の言ってることが理解出来ずキョトンとしてしまった。
「俺のスキルにあるんですよ。そういうやつが。」
「そ、そうなのか……とことん凄いな、竜斗殿は。」
「ははは、慣れるのに結構時間かかりましたけど……」
 ということでまずはクロムの部屋にいるレーネを呼び許可をとる。
 まだ、ジゼルさんとは関わったことがないので怖がってしまい俺の背中にずっと隠れていたが俺たちが調査に行くと説明してレーネも誘うと間を置かずはいと答えた。
 それから俺たちは、城を出て街の外にも出てその近くにある馬小屋により、二頭の馬を用意してクロムとレーネ、ジゼルさんとセレスさん、そのペアで馬に乗り俺は、飛行のスキルを使う。
「……おお……本当に……飛べた……すごい……」
「ははっ、今度、クロムとレーネを抱えて空の旅をしてやろうか?きっと楽しいぞ?」
「いいの!?やってみたい!」
「……私も……やってみたい……」
「あー、ずるい!私もやりたいなぁ〜!」
「さ、さすがにセレスさんを抱えて飛ぶのは……」
「な!?そ、それって私が重いとでも言う気!?」
「い、いえいえ、違いますよ!」
「はぁ〜、セレス、あまり竜斗殿を困らせてはいかんぞ。それよりももう行くぞ。」
「いいな〜、空の旅……」
 セレスさんは、そうポツリと呟いてジゼルさんの馬が動き出した。
「……それじゃ……私たちも……行くね……」
「竜斗、ちゃんとついてくるのよ?」
「ああ、分かってるよ。」
 そう言ってクロムの馬もジゼルさんのあとを追って行った。
 さて、俺も行きますかな。
 ナビ、追跡頼めるか?
(簡単です、マスター。)
 ありがとう。それじゃ、出発だ!

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コメント

  • ノベルバユーザー328077

    ていうか、これはフラグやな

    0
  • ノベルバユーザー264858

    しばらくシェレールのイチャイチャ見れないのは少し残念だけどまぁいいか

    2
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