クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

193話 欲

「ユイ、プヨを連れて帰ってきたぞ。」
 俺は、クロムの部屋からプヨを連れて帰りユイに渡した。
 今じゃプヨのお世話役は、ユイになっているな。
「ありがとう。………ふふ、それじゃ、私はプヨを受け取ったことだし帰ることしますか。」
 ユイは、プヨを受け取った後、シェレールの方を見てニヤッと笑ってからそう言って部屋を出ようとした。
 だが、一度戻ってきてシェレールに耳打ちをして話し始めた。
「……ちゃんと攻める時は攻めないとダメよ?」
「〜っ!わ、分かってますよ……」
「そう。それじゃ、私は、本当に帰るわね。じゃ、また明日。あんまり夜更かしはいけないんだからね。」
 ユイは、そう言って部屋を出ていった。
「何を話してたんだ?」
「だ、旦那様には関係ないことです。」
「そ、そうか。」
 関係ないって言われると少し寂しいような……
「あっ、ご、ごめんなさい。関係ないってことはないんですが……べ、別に知らなくてもいいようなことです……」
 シェレールは、俺がしょんぼりしたことを感じとったのかそう言い繕った。
「そうか……そういえばシェレール、ユイがここに入ってくる前に何か俺に言おうとしていなかったか?」
「え?……あっ、〜っ!そ、その……ちょ、ちょっと来てください。」
 俺は、言われた通りシェレールの近くへ行った。
 するとシェレールは、何も言うことなく俺の背中に手を回しキスをした。
「どうしたんだ、シェレール?」
「〜っ!………えいっ!」
「おわっ!?」
 俺は、急にベットの方へ押し倒されて俺の上にシェレールが来る形になった。
「………」
 だが、シェレールはそのままずっとその状態を保ち顔を赤くしたまま動くことがなかった。
「……シェレール、俺の勘違いだったら悪いがその、エッチなことしたいのか?」
「〜っ!………は、はぃ……」
 やっぱり。こんな俺でもシェレールの表情さえ見れば何をしたいのかはわかる。
 正直、俺も今、興奮を抑えるのに必死な程だ。
「……は、はしたない女って思いましたか?」
 シェレールは、すごい不安そうにそう聞いてきた。
「そんなことあるわけないだろ?俺だってシェレールとエッチなこといっぱいしたいし。」
「っ!ほ、本当ですか?ユイさんじゃなくて私だけですか!?」
「なんでそこでユイが出てくるんだよ?もしかして、ユイから何か言われたな?もちろん、俺がしたいのはシェレールだけだよ。ユイ……他のみんなとは大事な仲間の関係だ。心配するな、俺が愛すのはシェレールだけだ。」
 なんか言っててすごい恥ずかしいぞ。
「〜っ!旦那様、大好き。」
 シェレールは、俺の言葉に感極まったのかギュッと抱きついてきた。
 あんな恥ずかしい言葉で喜んで貰えるものなのか?
 ま、まぁいいや。
「シェレール、服、脱がしてもいいか?」
「………は、はぃ……」
 俺は、この部屋全体に防音用の結界を張りその後、シェレールとイチャイチャしたのだった。
 翌朝。
 目を覚ますと隣でシェレールが裸で俺に抱きついて寝ていた。
 ふむ、眼福眼福。
 ってシェレール、裸じゃ風邪ひいちゃうじゃないか。
 俺は、シェレールに毛布をかけ起き上がった。
 起き上がる際、シェレールを離すのに結構苦労した。
「服、服っと。」
 俺は、素早く服に着替えた。シェレールは、まだぐっすりと眠っている。
 まぁ、昨日、あれだけしたんだから当然か。
 コンコンコン
 ん?こんな朝早くからお客さん?
 俺は、ドアの方に行きお客さんを出迎える。
「誰ですか〜?」
「……ごめんね……こんな朝……早く……から……」
「クロムか、どうかしたのか?」
「……パパと……ママが……呼んでた……から……呼びに……来た……」
「そうだったのか、わざわざありがとう。今、行った方がいいのか?」
「……うん……お願い……できる?」
「う〜ん……」
 シェレールもいるしな〜……どうしよう……
 クロムにお願いするわけにもいかないしな。
 仕方ない、置き手紙でも置いていくか。
 シェレール、怒るだろうな。
「クロム、ちょっとだけ待っててくれ。」
「……うん……分かった……」
 俺は、クロムにちょっと待ってもらい紙に一言書いといた。
 一応俺、この国の言語は書けるようになったんだぜ!
 まぁ、どうでもいいけど……
「よし、終わった。クロム、案内してくれ。」
「……うん……分かった……ついてきて……」
 俺は、最後にシェレールの頭を撫でてクロムについて行った。
 クロムは、一つの扉の前で止まりノックする。
 コンコンコン
「……パパ……ママ……竜斗を……連れてきた……」
「入ってくれ。」
 中からジゼルさんの声がしてクロムは、扉を開ける。
「クロム、ありがとう。そして、竜斗殿、よく来てくれた。」
「いえいえ、ここに泊めてもらってるんですから手伝えることはしときたいですからね。」
「竜斗、ありがとね。」
 セレスさんもお礼を言ってくるとは結構大事な相談なのかな?
「それでどうしたんですか?」
「ああ、それは…………」

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コメント

  • ノベルバユーザー264858

    相変わらずの甘々で素晴らしかったです

    1
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