クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!
190話 2人のおかげ
「はぁ〜、逃げちゃったな。」
俺は、一人で魔王城の庭に座り込み空を見上げながらそうポツリと呟く。
「別に嫌がらせをするためにあそこに行ったわけじゃないんだけどな。」
シェレールを探していたんだけどあんなことしちゃうとはな。
でも、あの二人は、楽しそうにしてて良かったな。
「……………俺もあんなふうに誰かと遊んでみたかったな。」
弱いな、俺。
心がどんどん変な虫に蝕まれてるような感じがするな。
まぁ、今に始まったことじゃないがな。俺の心はとっくに汚れてる。
「………まっ、今はそんなこと考えても仕方ないな。」
今は、シェレールにこの指輪をどうやって渡すかを考えないとな。
…………シェレール、喜んでくれるかな?
俺なんかにこんなもの貰って喜ぶか?
あ、あれ?俺、何考えてんだ?
シェレールは、俺の彼女だろ?もうプロポーズだってしたのに。ははっ、喜ばない理由なんてないよな。
でも、もし喜ばなかったら?俺とは本当に付き合ってる訳じゃなく遊びなだけなら?
っ!あ、やばい。なんか、急に怖くなってきた。
ダメだ!悪い事を考えてると全てが悪くなってしまうと思ってしまう。
いいことを考えなくちゃ。
…………ダメだ、何も思いつかない。
な、ナビ、俺の心を落ち着けさせるいい方法とかないか?
(マスターの心は、私にはどうしようもありません。とにかく落ち着いてくださいとしか言いようがありません。)
やっぱり自分のことは自分でしろって言うのか。
よし、シェレールと付き合った時のことを思い出そう!
あの時は、本当に幸せだったな。
シェレールは、可愛いし、優しいし………って、もしかしてシェレールは、優しいから俺の告白をOKしてくれたのかな?俺の告白を断るのが申し訳ないとか思って。…………有り得るかも……
だって、俺みたいなやつのことをシェレールが好きになるわけがない。
は、はは……そうか、そうだったのか。
(マスター、また悪いことを考えていますよ!しっかりとしてください!)
っ!あ、あれ?俺、何考えてたんだ?
(マスター、まずは深呼吸です。しっかりと落ち着いてから考えてください。)
俺は、ナビに言われた通り深呼吸をして心を落ち着けた。
大丈夫、大丈夫。
ナビ、ありがとう。何とか落ち着くことが出来たよ。
(そうですか、良かったです。)
今は、一人じゃない方が良さそうだな。
(そうですね、その方がよろしいと思います。)
俺は、今は一人になってはいけないと判断してクロムの部屋へと向かった。
「……あ……竜斗……おかえり……」
俺がクロムの部屋に来るとクロムは、笑顔で俺を中に入れてくれた。
俺は、その笑顔を見て心の底からホッとした。
やっぱりここに来てよかった。
「あら、竜斗、おかえり。案外早かったのね。」
「ああ、ちょっと出掛けただけだからな。」
「……竜斗……大丈夫?……ちょっと……顔色……悪いよ……」
「確かにそうね、なんかあったの?」
「う〜ん、別に気にすることじゃないよ。それより、プヨはどこだ?」
「あ、プヨならベットで寝てるわよ。」
ほんとだ。ぐっすりと眠っている。
「そっか。2人とも、ちゃんと仲良くできたみたいだな。えらいえらい。」
「……えへへ……」
「にゃ〜」
お、おう、レーネ、性格とは裏腹にすっごい可愛い声だな。
なでなでがそんなに気に入ったのかな?
試しに手をのけてみるか。
「……あ……」
なんか寂しそうな声を上げた。
もう一度頭の上に手を置く。
「にゃ〜」
やっば!可愛い!
「竜斗今、あたしで遊ばなかった?」
「え?い、いや、べ、別に〜………」
感がいいヤツめ。
「……竜斗……用事って……なんだったの……」
「ああ、ちょっと買い物をしてたんだ。」
「……ん?……この街で?」
「いや、人間の方の街だよ。」
「……人間の……街……」
クロムの目が少しキラッと光ったような気がした。
やっぱり気になるのかな?
「今度一緒に行ってみるか。もちろん、レーネも。」
「あたしもいいの?」
「もちろん。こっちじゃ、見られないものもいっぱいあるぞ。」
「……楽しみ……」
「あたしも楽しみ!竜斗と一緒なら安心だものね!」
2人とも、今からどんな所なのか話し合っている。すっごい楽しそうだな。
「………ははっ」
「……どうしたの?」
「急に笑って気色が悪いわよ?」
「酷いな〜。でもね、なんかすっごい嬉しくてな。最初は、2人とも、俺の言葉なんか聞こうともしなくて楽しいことなんてなんもないって決めつけてるような目だったからな。それが今は、こんなに楽しそうなんだ。嬉しくないわけがないよな。」
「……竜斗が……助けてくれた……から……」
「そう、竜斗が無理やりあたしに話しかけてこなかったらこんなに楽しいと思うことは無かったと思うわ。だから、竜斗……」
「「ありがとう!」」
「っ!」
2人は、とびきりの笑顔で俺に向かってお礼を言ってきた。
ああ、これって親の気持ちなのかな?なんかすっごい胸が熱くなって目もどんどん熱くなってく。
「うっ……ずずっ……」
「……竜斗?……どうしたの?……急に……泣いて……」
「そ、そうよ!?どうしたのよ?」
「ずずっ……い、いや、ちょっと……」
やっぱり2人のところへ来てよかった。
あんな寂しい気持ちから一転してこんなに喜ぶことが出来たんだから。
「俺も2人に言いたいことがある。2人が楽しそうにしてるところを見るとすっごい心が癒されるんだ。だから……まだ出会って1・2日しか経ってないけど2人と出会えて良かったよ。」
「……竜斗……大好き……チュッ」
クロムは、俺に近づき俺の頬に優しく軽いキスをしてくれた。
「あっ、ちょ、クロム!?な、何してるのよ!?」
「……ふふ……早いもの……勝ち」
おお、クロムも強気に出たな。
でも、こんな所、シェレールに見られたらやばそうだな。
(マスター、もう大丈夫そうですね。)
ああ、もう完全に吹っ切れたな。
さてと、この指輪をどんなこと言って渡すかを決めないとな。
俺は、一人で魔王城の庭に座り込み空を見上げながらそうポツリと呟く。
「別に嫌がらせをするためにあそこに行ったわけじゃないんだけどな。」
シェレールを探していたんだけどあんなことしちゃうとはな。
でも、あの二人は、楽しそうにしてて良かったな。
「……………俺もあんなふうに誰かと遊んでみたかったな。」
弱いな、俺。
心がどんどん変な虫に蝕まれてるような感じがするな。
まぁ、今に始まったことじゃないがな。俺の心はとっくに汚れてる。
「………まっ、今はそんなこと考えても仕方ないな。」
今は、シェレールにこの指輪をどうやって渡すかを考えないとな。
…………シェレール、喜んでくれるかな?
俺なんかにこんなもの貰って喜ぶか?
あ、あれ?俺、何考えてんだ?
シェレールは、俺の彼女だろ?もうプロポーズだってしたのに。ははっ、喜ばない理由なんてないよな。
でも、もし喜ばなかったら?俺とは本当に付き合ってる訳じゃなく遊びなだけなら?
っ!あ、やばい。なんか、急に怖くなってきた。
ダメだ!悪い事を考えてると全てが悪くなってしまうと思ってしまう。
いいことを考えなくちゃ。
…………ダメだ、何も思いつかない。
な、ナビ、俺の心を落ち着けさせるいい方法とかないか?
(マスターの心は、私にはどうしようもありません。とにかく落ち着いてくださいとしか言いようがありません。)
やっぱり自分のことは自分でしろって言うのか。
よし、シェレールと付き合った時のことを思い出そう!
あの時は、本当に幸せだったな。
シェレールは、可愛いし、優しいし………って、もしかしてシェレールは、優しいから俺の告白をOKしてくれたのかな?俺の告白を断るのが申し訳ないとか思って。…………有り得るかも……
だって、俺みたいなやつのことをシェレールが好きになるわけがない。
は、はは……そうか、そうだったのか。
(マスター、また悪いことを考えていますよ!しっかりとしてください!)
っ!あ、あれ?俺、何考えてたんだ?
(マスター、まずは深呼吸です。しっかりと落ち着いてから考えてください。)
俺は、ナビに言われた通り深呼吸をして心を落ち着けた。
大丈夫、大丈夫。
ナビ、ありがとう。何とか落ち着くことが出来たよ。
(そうですか、良かったです。)
今は、一人じゃない方が良さそうだな。
(そうですね、その方がよろしいと思います。)
俺は、今は一人になってはいけないと判断してクロムの部屋へと向かった。
「……あ……竜斗……おかえり……」
俺がクロムの部屋に来るとクロムは、笑顔で俺を中に入れてくれた。
俺は、その笑顔を見て心の底からホッとした。
やっぱりここに来てよかった。
「あら、竜斗、おかえり。案外早かったのね。」
「ああ、ちょっと出掛けただけだからな。」
「……竜斗……大丈夫?……ちょっと……顔色……悪いよ……」
「確かにそうね、なんかあったの?」
「う〜ん、別に気にすることじゃないよ。それより、プヨはどこだ?」
「あ、プヨならベットで寝てるわよ。」
ほんとだ。ぐっすりと眠っている。
「そっか。2人とも、ちゃんと仲良くできたみたいだな。えらいえらい。」
「……えへへ……」
「にゃ〜」
お、おう、レーネ、性格とは裏腹にすっごい可愛い声だな。
なでなでがそんなに気に入ったのかな?
試しに手をのけてみるか。
「……あ……」
なんか寂しそうな声を上げた。
もう一度頭の上に手を置く。
「にゃ〜」
やっば!可愛い!
「竜斗今、あたしで遊ばなかった?」
「え?い、いや、べ、別に〜………」
感がいいヤツめ。
「……竜斗……用事って……なんだったの……」
「ああ、ちょっと買い物をしてたんだ。」
「……ん?……この街で?」
「いや、人間の方の街だよ。」
「……人間の……街……」
クロムの目が少しキラッと光ったような気がした。
やっぱり気になるのかな?
「今度一緒に行ってみるか。もちろん、レーネも。」
「あたしもいいの?」
「もちろん。こっちじゃ、見られないものもいっぱいあるぞ。」
「……楽しみ……」
「あたしも楽しみ!竜斗と一緒なら安心だものね!」
2人とも、今からどんな所なのか話し合っている。すっごい楽しそうだな。
「………ははっ」
「……どうしたの?」
「急に笑って気色が悪いわよ?」
「酷いな〜。でもね、なんかすっごい嬉しくてな。最初は、2人とも、俺の言葉なんか聞こうともしなくて楽しいことなんてなんもないって決めつけてるような目だったからな。それが今は、こんなに楽しそうなんだ。嬉しくないわけがないよな。」
「……竜斗が……助けてくれた……から……」
「そう、竜斗が無理やりあたしに話しかけてこなかったらこんなに楽しいと思うことは無かったと思うわ。だから、竜斗……」
「「ありがとう!」」
「っ!」
2人は、とびきりの笑顔で俺に向かってお礼を言ってきた。
ああ、これって親の気持ちなのかな?なんかすっごい胸が熱くなって目もどんどん熱くなってく。
「うっ……ずずっ……」
「……竜斗?……どうしたの?……急に……泣いて……」
「そ、そうよ!?どうしたのよ?」
「ずずっ……い、いや、ちょっと……」
やっぱり2人のところへ来てよかった。
あんな寂しい気持ちから一転してこんなに喜ぶことが出来たんだから。
「俺も2人に言いたいことがある。2人が楽しそうにしてるところを見るとすっごい心が癒されるんだ。だから……まだ出会って1・2日しか経ってないけど2人と出会えて良かったよ。」
「……竜斗……大好き……チュッ」
クロムは、俺に近づき俺の頬に優しく軽いキスをしてくれた。
「あっ、ちょ、クロム!?な、何してるのよ!?」
「……ふふ……早いもの……勝ち」
おお、クロムも強気に出たな。
でも、こんな所、シェレールに見られたらやばそうだな。
(マスター、もう大丈夫そうですね。)
ああ、もう完全に吹っ切れたな。
さてと、この指輪をどんなこと言って渡すかを決めないとな。
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