クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!
189話 かくれんぼ
もう着くかな。
少し奥にナビの言っていた草原が見える。
ちょっとだけ様子を見るか。
スキル 透明化
俺は、シェレールたちからバレないように透明化のスキルを使いどんな遊びをしているのか覗く。
だが、そこには人は余りいなかった。なんの遊びをしているんだ?と思って周りを見てみると木の影や色々なところに人がいることに気づいた。
かくれんぼか。懐かしいな〜と言っても俺は、そんなことをする相手がいなかったのでしたことが無いが。
鬼は、女の子一人と男の子一人だった。
シェレールたちはどこかな〜。
あ、いたいた。
シェレールとルビーは、あえて見つかりやすそうな所に隠れてるな。
「「もーいーかーい!」」
鬼がみんなが隠れたかを確認する声掛けをした。
「「「「もーいーよー」」」」
するとこの草原のあちこちからそんなこえがした。
鬼の2人は、顔を覆っていた手をのけて周りをキョロキョロしてから隠れてる人たちを探す。
あ〜、そっちじゃないって!逆逆!
それになんで2人で一緒の方を探すの!?
よし!そっちの方に一人隠れてるヤツいるぞ!そこの岩陰に隠れてるって!
ちょ、ちゃんと見ろよ!
あ〜、クソ!すっごい焦れったい!
そこ右!右の方にいるって!
「いない〜!」
女の子の方は、全く見つからずお手上げという素振りを見せた。
「みんな、隠れるの上手いな。」
男の子の方もみんなが隠れるのが上手いと言って見つけられないのを誤魔化してる。
「おい。」
俺は、透明化のスキルを解いて2人に声をかけていた。
「わっ!えっ!?に、人間の人?」
「お前!どこから!?それにお前!昨日、やばいオーラを放ってたやつじゃないか!」
あはは、俺の評判は最悪と。
「今さっきから見てたけどお前ら日頃の生活大雑把だろ?」
「は?何でお前なんかにそんなこと言わなきゃなんないんだよ!?」
と、強がっているが実際足はめちゃくちゃ震えてる。
女の子の前だからって強がっているんだろう。
「いいから応えてみろって。」
「………確かに母さんから言われるよ。お前は雑にものを扱いすぎだって。」
「私も時々周りの人から言われる。」
「やっぱり。お前ら、隠れてるやつが上手いんじゃなくて見つけるお前らが雑に探し過ぎなんだ。ちゃんと1点1点集中して探してみろって。すぐに見つかるから。」
「………分かった、探してみる!」
「ちょ、お前、こんなやつの言ってることなんかどうでもいいって!」
「でも、なんかこの人、悪そうに見えないよ?昨日はすごいオーラを放っていて怖かったけど今は、すっごい普通だし大丈夫よ!」
おお、俺の評判がちょっとだけ上がった!
「ちっ、仕方ねぇな。それじゃ、行こうぜ。」
2人は、一緒にまた草原を回り始め……
「って、待て待て!」
「なんだよ?まだ何かあるのか?」
「なんで2人で同じところを探すんだよ。二手に分かれて探した方が見つかりやすいだろ?」
「あっ、確かにそうだね。お兄ちゃん、頭良いね!」
「いや〜、それほどでも〜。」
「ふんっ!それくらい、別に俺でもわかってたし!」
おっと、強がっちゃって。
「ははっ、そうか。ほら、頑張って探してこい!」
俺は、そう言って2人を送り出した。
…………って、俺、子どもの遊びに口出ししてしまった。
「あっ!お姉ちゃん見つけた!」
おっ、誰かを見つけたみたいだな。
「見つかっちゃいましたか。」
「って、シェレールじゃないか。」
「ふふっ、竜斗、今さっきのやり取り見てましたよ。やっぱり竜斗は、優しいのですね。」
「そんなことないよ。ちょっとあの二人を見てたらつい口出ししてしまっただけだ。それにシェレールだってわざと見つかりやすいところに隠れてただろ?まぁ、ルビーもだけど。そっちの方が優しいと思うがな。」
「…………え?私は、普通に隠れていたつもりなんですが………私、隠れるの下手だったでしょうか……」
え?あ、あれ?あれって本気で隠れてたの?
「い、いや……その……はは……」
どうフォローすればいいのか分からず笑って誤魔化した。
「竜斗、全然誤魔化せてませんよ。やっぱり下手なんですね。」
「あ〜……その……練習すれば上手くなるよ!大丈夫!俺も下手だから!……たぶん。」
かくれんぼをしたことの無い俺が隠れるのが下手か上手なんかわかるわけが無い。
「あっ、もう1人の姉ちゃんも見っけ!」
「おっ、次はルビーが見つかったみたいだな。」
「2人とも、見つけられるようになって今さっきよりも楽しそうですね。」
「ああ、そうだな。」
2人の子どもは、今さっきよりも楽しそうにみんなを探してる。
だが、やっぱりまだまだ注意不足なのか見つけられそうなところにいる人をまだまだ見つけられていない。
「そういえば竜斗は、どうしてここに来たんですか?確か、何か用があるんじゃないんでしたっけ?」
「ああ、それならもう終わってな。シェレールたちがどんなことしてるか見に来たんだよ。」
まだ指輪を渡すのはいいだろう。
「そうなんですか。じゃあ、一緒に遊びましょ?」
「う〜ん、でもなぁ、今さっきの様子からするとほかの子どもたちも俺の事、怖がってるようだしな。」
「大丈夫ですよ、竜斗がいい人だって知ったらみんなも打ち解けてくれますよ。」
「そうかなぁ?」
「絶対にそうですよ!」
「2人でなんの話しをしてるんですか?」
俺とシェレールが話してる間にルビーも入ってきた。
「竜斗も一緒に遊びましょって誘ってるんです。」
「いいじゃないですか。リュウさんは、遊びたくないんですか?」
「う〜ん、別に嫌じゃないが……」
俺は、チラッと周りを見たがもう見つかった子どもが数人いるがこっちに来ようとはしない。
それは何故か。答えは簡単だ。俺がいるからこっちには来ないのだ。シェレールたちとはもう仲良くなってるのだから怖がる必要は無い。だから、途中で来た俺しか怖がる必要は無いんだ。
「………やっぱりやめておくよ。それに買い忘れたやつがあったのを今思い出しから今から買ってくるよ。だから、みんなで楽しんできて。じゃ、俺は行くな。」
俺は、そう言って立ち上がり2人が止める間もなく駆け出す。
「竜斗………」
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