クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!
188話 触れ合い
俺は、クロムの部屋の扉をノックしてそう声掛けした。
すると部屋の中から誰かがこっちへパタパタと可愛らしい足音がしてその音が止むと扉が開かれ、クロムが顔をひょこっと出した。
「……竜斗……どうしたの……」
「ちょっとクロムとレーネに見せたいものがあってな。レーネもいるか?」
「……うん……いるよ……」
「なら、入れて貰えるかな?」
「……分かった……入っていいよ……」
クロムは、そう言って部屋に入れてくれる。
部屋に入るとテーブルに昼食と思われる料理が置かれていてレーネは、それに手をつけずに座っていた。
「悪い、食事中だったんだな。」
「……別に……構わないよ……」
「そうよ、構わないわ。それより、竜斗も食べていく?」
「ん〜………」
今さっき、ユイと白井の誘いは断ったんだけど腹は空いてるんだよな。
「私たち、正直もうお腹いっぱいなの。だから誰かにこれ、食べて欲しいんだけど?」
「……うん……お腹いっぱい……」
「そっか、なら、食べていくよ。」
「そ、そう。なら、はい、これ美味しいわよ。」
レーネは、そう言って自分が使っていたフォークでおかずを刺して俺の口元に持ってくる。
少し照れてるところが可愛い。
「ありがとう。じゃあ、貰うね。」
俺は、そのおかずを一口で食べた。
「うん、美味い。」
「……なら……次は……これ……」
次にクロムが俺の口元におかずを持ってきた。
そのおかずも俺は、また一口で食べた。
「こっちも美味いよ。」
「そっか……良かったわ。」
「……ふふ……この料理……私と……レーネ……2人で……作ったの……」
「え?そうなのか?2人とも、料理上手だな!」
確かに食べた時に少し朝食よりは味は劣っていたがこれも十分に美味い。
「……ママに……習っていて……良かった……」
「へぇ、セレスさん、料理できたんだな。」
「……うん……ママ……料理……上手……」
全く想像つかん。
あの人なら料理になんか隠し味とか言って変なの入れそうな感じがするが。
「あたしは、自己流なんだけどね。」
しまった、嫌な過去思い出させちゃったかな。
自己流ってことは誰も教えてくれなかったってことなんだろう。
レーネ、少し寂しそうな顔をしてるな。
「レーネ、これ本当に自己流なのか!?すごいじゃないか!」
「……え?」
「だって、めちゃくちゃ美味かったぞ!俺なら自己流でこんなに上手くできないぞ。レーネは、料理の才能があるんだな!」
「〜っ!………そ、そうかしら?ま、まぁ、そうかもね!」
おっ、元気だしてくれたかな?
良かった。
「じゃ、じゃあ、次はこれ、食べて!あたしの自信作よ!」
「あ、ああ、ありがとう。」
その後、レーネからめちゃくちゃ料理を食べさせられた。料理を褒められたのが嬉しいんだろうな。
そして、食事を終えてちょっと休憩してからレーネが尋ねてきた。
「竜斗、そういえばここに何してきたの?」
「……私たちに……見せたいものが……あるって……言ってたけど……なに……」
「ああ、そうだった。昨日、クロムとレーネ、まだスライムに会ったことないって言ってたよな?だから………ほら、昨日言ってたプヨだ!」
俺は、アイテムボックスに入れていたプヨを取り出し2人に見せた。
すると2人とも、目を輝かせた。
「これ!本当にスライムなの!?これが……」
「……すごい……可愛い……竜斗……触っても……いい……」
「ああ、もちろんいいぞ。でも、優しく触ってやってくれ。ギュッて触られるとプヨ、ビックリしちゃうからな。」
俺がそう言うと2人とも、縦に首をうなずけさせ、慎重にプヨに手を伸ばしていく。
「……柔らかい……」
「うん、それにひんやりしてて気持ちいい。」
「キュ〜」
2人とも、プヨの触り心地がとても気に入ったらしい。
プヨも2人の温かい手が当たって気持ちいいのか変な声を出している。
「2人とも、プヨを大事に扱ってくれよ。」
「……うん……大丈夫……」
「分かってるわよ、そんなこと。それよりどこか行くの?」
「ああ、ちょっとな。後で戻った時にプヨを返してもらうからそれまで預かってくれ。」
「分かったわ、行ってらっしゃい。」
「……行ってらっしゃい……」
俺は、2人に見送られながら部屋を出て行った。
さて、シェレールはまだ子どもたちと遊んでるのかな?
(はい、草原で遊んでいるようです。)
どこの草原なんだ?
(今さっきの広場から西に少し言ったところにある草原です。)
じゃ、俺も行ってみようかな。
ナビ、子どもたちを怖がらせないようにオーラを消しといてくれ。
(もうやってますよ。)
あっ、そうなの?本当に優秀だな。
(マスターが生活しやすいようにサポートをするのが私の役目なので。)
いつも悪いな。
それじゃ、早速行ってみようかな。
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