クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

183話 レーネ

「「「ごちそうさまでした。」」」
 俺たちは、屋台で買った料理を全て食べ尽くし3人揃って手を合わせ合掌した。
「……それで、あたしに話したいことがあるって言ってたわよね?」
「ああ、そうなんだが……別に応えたくなかったら応えなくていいからな。」
「分かったわ。」
「それじゃ、最初に聞きたいことがあるんだが……俺とクロムと友達になってくれないか?」
「………は?友達?」
「うん……レーネと……友達に……なったら……嬉しい……」
「そ、そうなの?ま、まぁ!友達くらいならなってあげてもいいわよ!」
 ふむ、レーネはツンデレキャラと。
 俺の身の回りにツンデレはいなかったからこれは珍しいな。
「ありがとう。友達になれて嬉しいよ。」
「そう、良かったわ。話はこれだけ?」
「いや……これで最後だ。………俺とクロムのこと、怖い?」
「は?怖い?そんなことあるわけないでしょ。怖い人となんて友達にならないわよ。」
「まぁ、そうだよな。それじゃ、最初の時はどうだった?俺たちが最初にレーネに近づいた時、怖くなかったか?」
「あ、あの時は………」
 レーネは、応えを言わず下を向き黙ってしまった。
「ごめん、変な質問だったな。今が良ければなんでもいいよな。」
「そ、そう!そうよ!今が大切なんだから!過去のことなんてどうでもいいわ!」
 おお、開き直った。
 まぁ、落ち込まれるよりこっちの方が助かるな。
「そうだよな。だから、質問を変えてもいいか?今さっき、最後って言ったけど。」
「構わないわよ。」
「なら、俺たち以外の人ってやっぱり怖いか?」
「うっ!」
「無理に応えなくてもいい。だけど、知っておきたい。レーネが誰も怖がれずにこの街に住めるようにしたいから。」
「………無理。」
「え?」
「無理よ!あんな奴らと仲良く一緒に暮らすなんてできない!あたしが吸血鬼だからって馬鹿にしたり蔑んだりしたりする奴らなんかと仲良くなんて絶対に無理!」
 レーネは、首を思いっきり横に振りながら無理と言っている。
 まぁ、分からなくもない。俺だってクラスメイトなんかと仲良くしろって言われたって無理に決まってる。
 余談だが、まだちゃんとクラスメイトは、俺の空間魔法で作った空間に閉じこめてある。
「ん〜……それならセレスさん……レーネを助けてくれた人と話してみないか?」
「え〜、あの人〜……」
 明らかに嫌な表情されてるぞ。セレスさん、何したんだ?
「なんか嫌なのか?」
「あの人は、この街の奴らみたいなことはしなかったけど……あたしを困らせたり驚かせたりしてくるの!そして、それを面白がってるのよ!ありえない!」
 あ〜あ、セレスさんそんなことやってるから嫌われるんだよ。
「ごめん……なさい……ママが……迷惑……かけちゃって……」
「ん?ママ?………え!?あんた、あの人の娘だったの!?全然似てないじゃない!」
「うん……よく言われる……でも……ママ……悪気があって……やったんじゃ……ないと……思う……きっと……あなたを……楽しませる……ために……やったんだと……思うよ……ママは……そういう……人だから……」
 クロムは、少し区切れ区切れになりながらもちゃんと母親が考えていることを伝える。
「そうなんだ……あれ、私のために……ちょっとあんたのお母さん少しおかしいわよ。」
「そ……それも……よく言われる……」
「そうなのね。………分かったわ、2人がそこまで言うなら会って話してみるわ。そ、その代わり、一緒にいてよ!?」
「ははっ、分かったよ。」
 なかなか可愛いじゃないか。怖いから一緒にいてとは……うん、やっぱりツンデレだ。
「それじゃ、すぐそこにいるから行ってみようか。」
「……う……うん……」
 少し緊張してるのか、脚が少し震えていた。
 ん〜、まぁ、すぐに慣れるだろう。
 俺は、そう思ってレーネを俺とクロムの間に置き、セレスさんのところへ行った。
 俺たちがセレスさんのところへ行くとセレスさんは、目をキラキラさせながらこっちを見ていた。
 今にも食って掛かりそうな雰囲気だ。
「ねーーーー」
「しぃー」
 俺は、セレスさんが話す前に自分の口元に人差し指を置いて静かにしてくれという合図を取った。
 セレスさんにもそれが伝わったのかちゃんと静かにしてくれた。
「あ……あの………えっと……」
 レーネは、なんとか話そうとして言葉を出すがなんと話していいのか分からず口をモジモジさせてしまった。
 まぁ、初めての会話はこんなもんだよな。俺もそうだったし。
「………レーネ、こういう時は最初に助けて貰ってありがとうって伝えるんだ。」
 俺は、レーネの耳元で小さな声でそう伝える。
「う、うん、やってみる。」
 レーネは、しっかりと頷いてセレスさんに向き直る。
「あの……ま、前はた、倒れてるところを助けてくれて、ありがちょっ!」
 あっ、噛んだ。
 セレスさん、少し肩、震えてません?そこで笑ったらたぶん二度と話しかけて貰えませんよ。
「〜っ!……も、もうやだぁ〜」
 レーネも弱音を吐き始めた。
「レーネ……ちゃんと……お礼……言えてた……」
「ほんとぉ?」
「うん……偉い……」
「えへへ……そっか、ちゃんと出来てたのね。良かった。」
 おお、クロムがちゃんとカバーしてくれた。
 クロムもしっかりしてきたな。
「……クロムの言う通り、お礼はバッチリだった。次は自己紹介してみようぜ。」
 俺は、また小声でそう伝える。
「うん、分かったわ。」
 俺とクロムから上手かったと伝えられたからなのか今度は自信があるように返事をした。
「……あたしは、レーネ。よろしくね。」
「おお!完璧だ!」
「うん……完璧……」
「本当?あたしの自己紹介、良かった?」
「ああ、良かった。」
 レーネは、自分がちゃんと自己紹介出来たことに喜んでいた。俺とクロムも同じように喜んでいた。
 その中、セレスさんだけ置いてきぼりだった。
 それが嫌だったのか少し拗ねた表情でこう言った。
「ずるい!私もみんなと仲良くしたい!」
「べ、別に除け者にしていたわけじゃないですよ。」
「でも!今は、私だけ除け者にされてた!私もレーネちゃんと仲良くなりたい!」
「………ほら、レーネ、言った通りだろ?セレスさんは、こんな人だ。」
「ふふっ、本当だったんだ。」
「え?何?また私だけ除け者!?」
 その後、セレスさんにちゃんと説明して機嫌を直してくれた。
 そして、ちゃんとレーネは、セレスさんとも仲良くなった。

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コメント

  • imosama

    キャラ活かしきれてませんよね、登場だけさせて後は放置。
    こんなキャラが多すぎます。ココは今何してるの?ちゃんと旅に付いて来てるの?もう100話以上ほとんど喋ってないけど。。
    ほかの精霊たちやフェンリルは?登場しなさすぎて名前忘れました。
    後、伏線もばら撒くだけばら撒いて回収してないものもあるんじゃないですか?と言うよりちゃんと伏線を把握してるんですか?
    プロットを立てて作品を練っているんですか?
    スライムのプルを仲間にした理由は?アイテムボックスに入れて放置ですか?
    敵を鑑定しないのは何故ですか?仲間のステータスやスライムのステータスはどうなってるんですか?
    ステータスの存在価値は?
    紙幣価値の説明ってありましたっけ?
    斎藤の下りもどうせ噛ませなんだから三回も四回も登場させなくて良かったんじゃないですか?
    質問責めになってしまい申し訳ないです。作品がより良くなる事を願ってます。

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