クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

133話 異変

「な…なんで……なんであいつが……ここに!?」
 訓練場に居たのは………俺が殺したはずの斉藤だった。
「意味が分からない。なんで、なんであいつが……」
 俺は、斉藤がまだ生きていることが信じられなかった。
 だって、あいつは俺がこの手で………
「竜斗…大丈夫ですか?」
「あ、ああ、大丈夫だ。」
「………顔がすごい怖いですよ。」
「そりゃ、そうだろ。もう二度と合わなくて済むと思ってたヤツにまたあってしまったんだからな。」
「……竜斗、それでどうするんですか?斉藤さんを殺すんですか?」
「………いや、まだ殺さない。今殺してしまえばなんであいつが生きているのか分からなくなりそうだから。」
「そうですね、そこはちゃんと調べないといけませんね。」
 ………あいつが生きていることは、まだ信じられないが実際目の前にいるから信じないといけない。
 本当なら今すぐにでも殺したい。
 だが、そうしてしまうと何故あいつが生きているのか分からなくなってしまう。
 クソっ!もどかしい!
「もしかして、王城での普通すぎるあの状況は斉藤さんがいるからかもしれませんね。」
「ああ、多分そうだろうな。……まだ王城を回り切っていないから今はあいつの事は放っておこう。」
「はい、分かりました。」
 俺たちは、一旦訓練場から離れ王城を回ることにした。
 訓練場から出る時に斉藤から見られてるような気がしたが透明化のスキルを使っているのだから勘違いだろう。
 それから俺たちは王城を全て回ったが斉藤がいた以外は普通だった。
「勇者の件は斉藤がいるからまだ何もしてないんだろう。次は魔王についてなのだが……何かその事について書いてある資料ってあるのか?」
「たぶん書庫ならあると思います。」
「よし、ならその書庫へと行こうか。」
 俺たちは、魔王のことを調べるために書庫へ向かった。
 書庫に着いた俺たちは、まずは魔王のことが書かれてある資料を見つけ出していった。
 魔王についての資料があったのは合計で3冊。
「本当にこれだけなのか?」
「はい、私のところはもうありませんでした。」
「3冊って…なんか、さらに怪しいな。」
「少なすぎますよね。」
「ああ、まぁ、とにかくこのあった資料を読んでみるか。」
「はい、そうですね。」
 俺たちは、1冊ずつ資料を取り読んでいく。
 読み始めてから時間が経ち、
「シェレール、読み終わった?」
「はい。竜斗の資料には何が書かれていたんですか?」
「俺の資料には魔王が脅威の存在で殺さなくてはならないとか、そんな抽象的なことが書かれていた。」
「私も全く一緒です。もう一冊の方もそうでしたか?」
「ああ、全く一緒だった。………どこにも魔王によっての被害などは書いてなかったのか。………よし!今度一度魔王に会ってくるか。」
「え!?ま、魔王にですか!?」
「ああ………あ、でも、魔王って今どこにいるんだ?」
「さ、さぁ?」
(この王国から北に1万キロほど離れたところに魔大陸という国がありそこの魔王城に住んでいます。)
 おお、ナビか。助かった、ありがとう。
 でも、1万キロか……自動車で行けるかな?
(魔大陸の前には大きな海がありそこを超えないといけないので自動車では魔大陸には着けません。)
 ふむ、海か。
 …………
「ぶっ!」
「ど、どうしたのですか!?」
「い、いや、なんでもない。」
 海と聞いてシェレールの水着姿を思い出してしまった。ああ、可愛かったな。まぁ、いつでも可愛いけど。
「ま、まぁ、魔王の居場所は分かった。」
「え!?どうやって分かったのですか?」
「俺にそういうスキルがあるからな。」
「そんなスキルもあるんですね。それで、魔王にはいつ会いに行くんですか?ちゃんと私も付き添いますからね。」
「ああ、分かってるよ。でも、そんなに焦らなくてもいいな。」
「では、まずは勇者の件からですね?」
「ああ、そうだな。」
 俺たちの次にやるべきことは、なぜ斉藤が生きているのかを調べることに決まった。

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コメント

  • リムル様と尚文様は神!!サイタマも!!

    急にエロくなったなと思う。まぁ面白いけど

    1
  • 名無し

    また苦しめて処分しよう

    3
  • ノベルバユーザー264858

    よりによって生きてたのねあのクソ勇者様笑それにしても何で生きてたのやら

    5
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