クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!
102話 お礼
お父さんを治してから数時間経ちもう日も沈んで外は真っ暗です。
私たちは、お父さんが治ったことを祝してパーティをしました。
「リュウさん、今回の件、色々相談に乗ってくださったり、私を元気づけてくださったり、本当にありがとうございます。」
「いいんだよ、これくらいのこと。それにお父さんを治したのはルビーだ。ルビーの実力があったからこそ治せたんだ。」
そんなこと言われたら恥ずかしいです。
私は、火照った顔を見られないように俯いてリュウさんとお話します。
ふふっ、リュウさんといっぱいお話しちゃいました。
この頃リュウさんにはお世話になってばっかりですね。今度、お礼しましょう!
そういえば私、リュウさんにいつもお世話になってるのにあまりお返ししたことがありません。
ちゃんとお礼を形で示さないといけませんね。
リュウさん、何か欲しいものでもあるんでしょうか?
そういえば最近師匠は、リュウさんにマフラーをプレゼントしたと言ってましたね。それも手編みの物。なら私は、手袋がいいでしょうか?でも、今から作っても遅いし、まず作り方がわかりません。
う〜ん、どうしましょう。
柊side
「ゲプッ!はぁ〜、食べすぎたな。」
「全くですよ。お水持ってきましたから、飲んでください。」
「ああ、ありがとう。」
俺は、シェレールが持ってきてくれた水をゆっくりと飲み落ち着く。
「リュウ君、シェルさん、今日はわざわざ私のためにこんな遠い所まで来てもらって済まなかったね。」
そこにルビーのお父さんがやって来てそう言った。
「いえいえ、元気になられて良かったです。お仕事も程々にしておいて下さいね。」
「ああ、ありがとう、そうしておくよ。」
「あと、あなたを治したのはルビーですからルビーにもちゃんとお礼を言ってくださいね。それにあなたが急に倒れてしまったことですごい不安がっていましたと伝えておきますね。」
「そうか、あのルビーが。成長したな、ズズっ!」
ルビーのお父さんは、ルビーの成長を泣いて喜んでいた。
「あ、それとシェレールは、ルビーの師匠なんですよ。」
「おおっ!そうなのか!ありがとう!ルビーをあそこまで鍛えてくれて!」
「いいえ、私が師匠になったのはつい最近ですよ。そんなにすぐに強くなれません。あれほど成長したのは私が師匠になる前に一人で鍛えたからでしょう。私は、治癒魔法や回復魔法が上手く使えるように教えただけです。」
やっぱり、シェレールってすごいな。ルビーが一人で鍛えていたことを見抜くなんて。
「本当に二人ともありがとう。」
ルビーのお父さんは、俺たちに向かって深く礼をした。
「それでみんなはいつまでここにいるのだろうか?私としてはいつまでも居てくれていいのだが。」
「そうですね、まだみんなと話していないのでよく分かりませんが2週間ほどはいるでしょう。」
「そうか、それならその間はここに滞在してくれ。そっちの方が何かと便利だろ?」
「いいんですか?」
「ああ、もちろん。」
「ありがとうございます。」
「リュウさん、師匠。あ、それとお父さん。」
「ルビーか、どうした?」
「あ、お父さんには用はないの。」
「あ、そうか。」 
ルビーのお父さん、一気に落ち込んでしまった。
「リュウさん、師匠、明日三人でお出かけしませんか?」
「三人で?」
「あ、はい。三人が……いいです。」
ん?なんで三人なんだろう?
「分かったけど、シェレールは?」
「はい、私も構いませんよ。」
「ありがとうございます!」
ルビーは、ニコッと笑ってお礼を言った。
「あ、それと師匠、この後お話いいですか?」
「はい、いいですよ。」
ルビーは、シェレールの応えを聞くとお礼を言って他のみんなのところへ行った。
「ルビー……結局私には何も言ってくれなかった……」
ルビーのお父さんは、今も尚落ち込んでしまっている。
シェレールside
「あの、師匠、お話したいことがありますのでよろしいですか?」
「はい、分かりました。」
私は、ルビーさんに呼ばれ庭に出て二人でお話します。
「それでお話とはなんでしょうか?」
「それは………私、リュウさんにいつもお世話になっているのでお礼をしたいと考えているのですが何をしていいのか分からなくて……」
「それで私に手伝って欲しいと?だから明日三人でお出かけしたいと言ったのですか?」
「は、はい、やっぱり一人で考えないといけないでしょうか?」
う〜ん、本当は一人で考えた方がいいのでしょうが、悩む気持ちも分かります。ですが、
「そうですね、一人で考えた方がいいでしょう。」
「わ、分かりました、すいません、時間を取ってしまって。」
「いいですよ。ですが、1つアドバイスはします。」
「アドバイスですか?」
「こうやって悩む時間もリュウさんのことをよく知るきっかけになります。1度失敗しても次に生かせるようになるでしょう。だからしっかりと悩むといいでしょう。」
「っ!はい!師匠、ありがとうございます!」
「あ、でも、明日はついて行きますので本当に困ったらなにか手伝いますね。」
「はい!ですが、なるべく1人で考えるようにします!」
「はい。」
はぁ、また1人、強いライバルを作ってしまいましたかね?
ですが、そんなライバルたちに勝って竜斗を私のものにしてみます!
ライバルは強いに越したことありませんからね。
だから頑張ってくださいね、ルビーさん。
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