陰キャな俺がハーレムに!?

絵音 聖夜

妹との会話

「お母さん、俺バイトすることになったよ。だから... これにサインしてください!」
思いっきり頭を下げる俺。
俺の学校の校則でバイトは担任と親の承認がいる。もし、承認もなしにバイトをすると停学になる。そうならないためにも何としても許可をもらうのだ。しかもこの紙をもらうのにも苦労した...

・・・ー今日の放課後(数時間前)

聖修と職員室に行った。俺の担任はバイト管理人という事もしている。おじさん... と言ってもいいと思う。正直に言うと。確か40代だった気がする...。
「花木君と君はー...上城?だったかーな? 」
俺はこくんと頷いたー... それよりも担任!土日祝日除く毎日会ってるだろ!?なんで忘れるんだよ!? 俺存在感が薄いってこと自覚してるし気にしないように頑張ってるのにわざとのように忘れたフリはやめろ! ガチで忘れられている存在だったら俺泣くぞ...? 先生は頭を掻きながら2枚の紙を俺達に... と言うよりは聖修に渡した。
「はい、これ二人分ね。バイトする前に必ずこれを提出。親のサインと君達の名前を学年、フルネームでね。」
「「分かりました。」」
2人で同時に言い、外に出た。聖修は先生が俺の事を覚えていなかった事を触れなかった(ある意味良かった)。その後に交わした言葉は「早めに提出してバイトをしよう」と言われただけだった。

ーまあ、そういうことがあった。ただそれだけだ。
「敬語って...。バイト?いいわよ。ここに名前と印鑑したらいいのね。」
「うん、そう!」
と、お母さんは早速ペンと印鑑を持ってきて名前と印鑑を押してくれた。
「はい、どーぞ。」
「ありがとう!」
紙を受け取り部屋に戻ろうとした。
「お兄ちゃん...」
廊下に出たらいきなり声をかけられた。見るとそこに居たのは妹の光月みづきだった。ミディアムの青色の髪をおろしている。黒の鉱石のような丸い目が綺麗だ。
「ど、どうした?」
すると妹はもぞもぞしながら、
「お兄ちゃん、モデルとか目指してるの?」
「え...?」
突然そんなことを聞いてくるとは...。俺もさすがに戸惑う。
「えーっと...。最近、伸ばしてた髪を切ったり、バイト始めたり...。事務所に入るためなのかなーって思って。それなら一緒に出来るから応援しようかなって思って。」
「別に... 目指してないけど... ってあれ?一緒にできるって...?」
一緒にできる?事務所に入れば?何が...?
「その、私実はモデル... してるの。」
「えっ!?」
モデル?俺の妹が?そういうの興味ないから俺全然知らないけど、マジで?
「あ、えっと... 私は人気はないんだけどね。『J-cuteジェイキュート』っていう小・中学生向けの雑誌でやってるんだけど。」
『J-cute』か...。小・中学生の間ではなさNo.1 とか聞いた事がある。男子高校生が小・中学生向けの雑誌をガン見するなど変態っぽいからそんなんやらねえけど、通る時に何度か見ることがある。他の小・中学生向けの雑誌と比べて置いてある量が少なかったりする。たぶん、ほぼ売れたのだろう。時々置いてないことがあるくらいだ。その雑誌に妹が...。
「去年オーディションでたまたま受かって...」
「だから、月1回は必ずいないのか?」
「うん、そうだよ。それで、お兄ちゃんはモデル目指してないの?」
と首を傾げて聞いてくる。こんなに期待してもらって申し訳ないけれど...
「目指してないよ。」
「そうなんだ... ごめんねいきなり呼び止めて...」
と言いリビングに入って行ってしまった。

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