陰キャな俺がハーレムに!?

絵音 聖夜

俺にも出来ました... 女子友達!?

 改めて翌日。俺はいつものように遅く学校に来た。教室に入るとちらちら男子からの目線を感じるが、俺は俯いて無視。だから福本さんがどこにいるかも分からない。俺は自分の席に急いで行って荷物は机の中に入れ、バッグは机の横にかける。席に座って辺りを見渡すと福本さんがいつものようにみんなに囲まれていた。福本さんは俺を見つけた瞬間「あっ」と言ってこっちに来そうになったが、何かを思い出したのか止めた。良かった...。こっちに来られても困るからな...。そう思いながら俺はチャイムがなるのを待つ。また、男子に見つめられたような気がする...。
「ねえ、上城くん。」
そう、声をかけてきたのは隣の席の女子。確か名前は吉倉 天乃よしくら あまの。福本さんと比べておっぱいは小さいが、スタイルはとてもいい。特徴といえば、首と目の近くにあるホクロ。髪の毛は外側が茶色に近い金髪色。青のインナーカラーが入っていて可愛い。そんな彼女が俺を見つめている。
「私ね、吉倉 天乃よしくら あまのって言うの。その、ね、せっかくだからこれからも話していきたいの、だから、その私とお友達になってください!!」
え...!いきなりどういう状況だよ!?頭下げて手をこっちに出している...!握手すればいいのか!? なあ、そうなのか!? 俺を冷たい目線で見てくる男子達よ! ってか吉倉さんも早く顔を上げて!俺が... (※回想入ります...)

「顔をあげてご覧、お嬢さん」
顔を上げる吉倉さん。顎クイする俺。
「可愛い君と友達にならないわけがないだろう? 友達じゃなくて、それ以上になろう(キラッ」
「上城くん...!」
「吉倉さん...!」
「私... 上城くんのことが...s」

あああぁぁ!何考えてんだ、俺!返事が思いつかないからってこれは絶対になしだろ!? 俺は頭を強くかく。吉倉さんを見るとまだ俺に手を伸ばして頭を下げている。俺がこうやって変な回想している間も吉倉さんは...!
「頭をあげて、吉倉さん。」
そう言うと、吉倉さんの可愛い顔がこっちを見る。目はうるうるしている。俺... 初めて女子を泣かすことになりそうなんだけど...? 吉倉さんごめんなさい...!!!
「そうやって頭を下げなくても、俺で良かったら友達に、なる、よ?」
俺はぎごちないけどそうやって答えた。吉倉さんは嬉しそうに微笑みながら
「嬉しい...!ありがとう!」
と可愛い声が俺の耳に入る。
「上城くん、次から『上城くん』じゃなくて『風季ふうきくん』って呼んでもいいかな?」
そう、吉倉さんは俺に問いかけている。俺はそういうのは気にしない方だ。
「いいよ」
と答えた。そしたら、またニコッて返してくれた。
「よろしくね、風季くん...!」
と手を俺に伸ばした。今度こそは握り返す。
「よろしく、お願い、します!」
そうやって、手を握り返すと「そこはタメ口でいいんだよ」って笑う。男子からの冷たい目線... でも、それは全てではなくて暖かい目線を向ける人もいた。そして、その暖かい目線より吉倉さんの手は温かくて優しかった。

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