陰キャな俺がハーレムに!?

絵音 聖夜

散々な1日

 髪がさっぱりとした次の日の朝。もちろん、学校がある。クラスの他人ひとはどのような反応をするのか気になる...。そもそも反応なんてしないのでは?という気持ちもあるが、まあそこはどうでもいい。(どうでもいいわけがない。とても気になるけど、そこは置いといて。)福本さんがどんな風に接してくるかが気になる。だって、あの日俺のおでこに福本さんのおでこ... 福本さんにとって初めてなのか普通にするのか知らないけど、俺はおでこ同士をくっつけるなんて初めてだ。(お母さん以外の人に。)その初めてが福本さんとは...。他の男子にバレたら恐ろしい目で見られることは間違えない...。聖修に「福本さんが学校の時、友達みたいに接してきて注目を浴びるのが嫌なんだ」って言ったら『ふーん。一応美玲に伝えとくけど、あいつ抜けてるとこあるから話しかけるかもしれない。そこら辺は自分で対処しろ。俺がお前と同じクラスなら対処出来たかもしれねえけど...』と言われた。心配で仕方がない。学校は8:30までに登校、そして教室に入らなくてはならない。8:30を過ぎると1秒であれ、遅刻とみなされる。8:25が予鈴。俺はわざと遅く来ている。8:20くらいにいつも来ている。8:20は大体の人が集まっているため騒がしいのだ。
 教室のドアはいつも開いているため普通に入ると、1番最初に映ったのは福本さん。いつも通りみんなに囲まれている。笑顔で。そして、話に夢中である。大丈夫だな、来なさそうで何よ、り... !?
「風季くん!」
福本さん!? みんなと話してたんじゃ... しかも、苗字じゃなくて下の名前で呼んでるんだけど!? あれ?昨日まで苗字で呼んでたよな...?男子の目が怖い!怖い! なんか、ヒソヒソ話まで始めてるんだけど!?
「風季くん?どうしたの?大丈夫?」
大丈夫じゃあ、ありましぇん...
福本しゃん... お願いりゃから... 話しかけにゃいでくだしゃい...
「お、おはよう... 福本しゃ、さん... 」
俺の声は完全に震えている。福本さんは「あっ」て言うと「ごめんね」と言って軽く手を合わせて言った。そして、早歩きして席に座った。俺はバッグから荷物を取り出し机の中に入れ、バッグを横にかけた。そして、俺はゲンナリした。隣の人(女子)は何か書いている。まあ、それは見えないけど...。消しゴムを使ったせいで机が揺れ、転がったシャーペンが落ちてしまった。俺は音に反応して拾ってあげる。大体の人からは返事は帰ってこない。透明人間がシャーペンを拾ったのと同じだとおもう。でも一応ペコっ頭は下げられる時はある。けどこの子は、
「ありがとう、上城君。髪切ったんだね。そっちの方がとても似合うよ。」
とニコッとされながら言われた。
「あ、はい」
と敬語で返す俺。初めてしっかり見る彼女は普通に可愛かった。優しい笑顔が。確かこの子も男子から人気だったような...と思っているとチャイムがなった。ゲンナリしていたら「気分悪いなら保健室に。悪くないならシャキッとしなさい」という注意を受けるため、俺は前を向いた。あれー...?男子から怖い目線を感じるんだけどー...?俺はその怖い目線を1日中浴びながら過ごした。
 今日のことを聖修に話すと、いつも通り大笑い。話ちゃんと聞いてんのか?まあ、聞いてなかったらこんなに笑わないか...
「そんなに笑うなんてお前酷いぞ...?」
「ゴメンなーw お前といると本当に楽しいww」
笑いすぎだろ!!
「ま、まあその話は詳しく美玲から詳しく聞いておくよw ちゃんと注意はしとくww」
「そういえば、昨日本当に注意したのか?」
と聞くと
「したぞ? そこら辺が抜けてるんだよ。小さい頃から」
小さい頃からなの!? あれ!? こんな会話をずっとしているとあっという間に家に着いた。「頼む」とだけ伝えると俺に背を向けて手でグッドポーズをして帰った。

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