陰キャな俺がハーレムに!?

絵音 聖夜

俺の家族

 俺は玄関の開く音で目が覚めた。時計は... 8時か...。親が帰ってきたのだろう。1階から微かに「おかえり」と「ただいま」が聞こえる。俺は起き上がりスマホを手に持ち、部屋を出た。行く先はもちろん、リビング。階段を降り、リビングのドアを開けるとソファに座ってテレビを見る親父。出張に行ってたから会うのは3日ぶりだ。キッチンではお母さんが夕食を作っている。妹はカーペットの上で雑誌を読んでいる。俺がリビングに入って来たのに気づいたお母さんは
「あら、帰ってきてたのね」
と言った。俺はそれにこくん、と頷いた。俺は部活に入ってるわけじゃないし、帰るのはいつも早いけど...。(補習の時以外) 
「風季、そこに置いてある袋あるでしょ。」
お母さんが夕食を作りながら言う。そこには袋があった。
「これ?」
と聞くとお母さんは一瞬こっちを見て言う。
「うん、それ。それを花木くん家に持って行ってちょうだい。」
・・・? ? ?
「え、今?」
「うん、今...。え、ダメなのかしら?」
「い、いやー... 別に...」
今8時だけど? お母さん。家近いからって道は暗いんだよ? 言っとくが俺はこういう暗い道とかお化け屋敷とかそういうのが苦手だ。でも仕方がない...。行くしかない...。
「わ、分かった...。何か伝えることとかある?」
「うーん... 特にないわ。そのお土産はお父さんの出張お土産って言っといたら?」
「・・・分かった。」
俺は自分の部屋に行って制服から部屋着に着替え、上からジャージを着てまたリビングに行った。そして、袋を持ち靴を履いて外に出た。

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