現代知識とステータスチートで異世界無双

ギース

初戦闘?

楓さんの家を出て江戸のような街並み(楓さんの家を の周りだけ何故か若干洋風だったが)を歩くこと多分5分くらい、体育館のような建物についた。話の流れから恐らくここが目的地なのだろう。
「ここですか?」
「そうですよ。大きいでしょう?ここいらで二番目に大きいんですよ。」
「一番はどこなんですか?」
「夜舞様のお宅です」
あれあんな大きかったっけ?
「あの方のお宅は奥に長いのですよ」
なるほどね。
「入ってきてください」
磨りガラスの引き戸を開けて中に入ると柔道場とかそんな感じの雰囲気の空間が広がっていた。
「ちょっと待ってて下さい」
そう言って右の壁の引き戸に向かって走り出していった。
………やっぱり速いな。100m走8秒とかそんなんじゃねえの。
扉を開けて何かゴソゴソしてたかと思うと棍棒と丸太?に藁を巻いたやつ…テレビとかでよく刀で斬られてるやつを持ってきた。
「これは?」
「これをこの棍棒で思いっきり叩いて下さい」
聞くとそう答えた。その間にも丸太の奴を立てていた。
「準備完了です。これで全力で叩いて下さい」
「はぁ…」
そういいながら棍棒を渡してくる。体育には自信がないのだが…ステータスを信じるか。
「では…フン!」
振りかぶって、振る。次の瞬間、轟音が響き視界が藁の破片(だったのだろう。この時はパニックでそこまで分からなかった)で覆われた。
「ファッ!?」
混乱で叫びを上げてしまう。そして…
「ウィンド!」
楓さんの声が響くと同時、風が吹き視界がクリアになった。
「これは…また…」
何ということでしょう、頑丈そうに見えた丸太が根本の一部しか残っていないではありませんか。なお持っていた棍棒も持ち手を残して吹き飛んでいた。
「予想以上ですね、折れるまでは予想していたのですが砕け散るとは」
ここまでは予想不可能だったらしい。
「素のソウルの力が強かったのでしょうか…」
「これ実質何パーセントの力が出てるんです?」
「少なくとも物理攻撃力6500超えてますよ」
「というと?」
「将軍の物理攻撃力が6500でしたが折るのがやっとのレベルでしたから。」
「あの丸太そんな頑丈何ですか」
「ええ、仮にも魔道具ですから」
えっそれ壊したらやばい奴じゃ
するとそんな考えを感じ取ったのか楓さんが
「夜舞様が暇を持て余して丸太に魔力を注いで作った物ですから原価はタダみたいなものですし在庫も腐るほどあるので心配しなくていいですよ」
はえー助かった。まあそりゃそうか、叩いたりするものにそんな高価なものがあるわけないか。
そんな会話をしていると入口から叫び声が聞こえてきた
「何の音だ!?」
この声は…将軍か。
向くと予想通り将軍が和風鎧を着て立っていた。
「訓練用の丸太が吹き飛んだ音です」
楓さんが答える
「誰がやった!?まさか…そいつか?」
「ご名答、その通りですよ。」
「まさか、いやそんな馬鹿な…あれは私でも破壊できないんだぞ!」
「本当ですよ。何なら模擬戦します?」
「望むところだ!」
…なんか勝手に話が進んでるんですけど。自分の意見が聞かれてないんですけど
「よしお前!武器を取れ!」
えぇ…やりたくないんだけど。と言うか力加減分からないんだけど。
「心配するな!死なない程度にやってやる!」
不安しかないのですがそれは
「それでは両者木刀を持って」
楓さぁん?というか木刀とかどこにあるんや
と思ったら将軍が投げてきた。
「ほれ、さぁいざ尋常に!」
やらなきゃダメですかそうですか。
諦めて武器を持つ。
「両者準備はできましたか?ルールは簡単、相手を降参させるか気絶させた方の勝ち!」
思いっきり切ったら相手の首飛ぶよな…降参させるか。
「勝負、開始!」
瞬間、走り出す。周りがスローモーションに見える。すてーたすのちからってすげー。冗談はさておき一気に将軍に近づく!そして、振り抜く!
勝負あり、そう思った。が、自分の考えの甘さを呪うことになる。相手は歴戦の将、そう簡単にやられるはずなかった。
「甘い!」
相手の体が消える、否、視界から外れただけだ、どこにいる!?
ステータスで強化された聴覚が告げた相手の方向は、後ろでもなく、右でもなく、左でもなかった。
上だ。
「隙あり!」
次の瞬間には 木刀が自分を捉えるだろう。
だが、そう簡単にやられるものか!
迎撃は見えない分確率が低い、ならば回避あるのみ!
全力を込めて駆け出す。
後ろから木と木が衝突する音、そして将軍の驚きの声が聞こえる。
だが、もう遅い
振り返る勢いそのままにいるであろう場所に叩きつける!
木刀が何かを捉える感触を伝えると同時、ゴガン!という音が響き渡る。
「勝負あり!」
その声と同時に、気を抜いた。

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