二番目(セカンド)の刹那
4月12日①《税金?》
色々と説明するべきことがあるから、凛の家まで行くことになった。真央が家を知っているらしいので着いて行っているのだが、どうやら道を忘れてしまったらしい。
「ん、あれ何だ?」
露店……にしては、商品が並んでいる様子がない。にも関わらず客がお金を払っているような感じ。どういうことだ?
「あれは、たぶん税金を納めてるのよ」
「税金?」
なるほど。めっちゃアナログな感じだが、コンピュータ的な物がないと納税ってこうなるのか。っていうかあれ……
「ちょっと近くで見てくるよ」
あそこにいるのってもしかして。
「あ? 何だ刹那じゃねぇか」
「そういうお前は……ええと……」
「亜蓮だ。同級生くらい把握しとけよ」
「悪い悪い。それで、ここにいるってことは莉奈とかの仲間か?」
「あぁ〜。嘘をついても仕方ないよな。そうだぜ。俺は莉奈とは仲間だ。こっちの話、麗羅から聞いてんだろ? この辺は俺らが支配してっから、税金貰ってんの。忙しいから帰れ帰れ」
うーん。何か聞こうと思ったが特に詮索する内容もない。言われた通り、帰るか。それにしても同級生がこっちに来てるとはな。何人来てるのやら。
「小波、どうしたの?」
「なんでもない。それより、凛の家に行くの明日にしないか? こんなに遅いとあいつも迷惑だろうし、暗くなると見つけにくいだろ」
「うーん。あたしはいいけど、そうする?」
「私もそれでも構わないわよ」
「私も別にいいですよ」
「じゃあ、そうするか」
そう言って、その場で解散して家の方に向かった。
「あの……」
解散したのに真央が声をかけてきた。
「日菜ちゃんと月菜ちゃんって私とはもっと遠くで会ったけど、家はそっちなの? どこにあるの?」
「そ、それは」
日菜に視線を向けるが反応がない。
「な、何で僕に聞くんだ? 僕は知らないよ」
「そうなの? じゃあ日菜ちゃん。教えてよ」
「こいつと一緒に住んでるの」
「……やっぱりね。別に刹那も隠さなくていいのに」
「いや、一緒に住んでるわけじゃない! ただちょっと泊めてやってるだけだ」
「まぁいいけど。じゃあね」
今度こそ解散した
「ん、あれ何だ?」
露店……にしては、商品が並んでいる様子がない。にも関わらず客がお金を払っているような感じ。どういうことだ?
「あれは、たぶん税金を納めてるのよ」
「税金?」
なるほど。めっちゃアナログな感じだが、コンピュータ的な物がないと納税ってこうなるのか。っていうかあれ……
「ちょっと近くで見てくるよ」
あそこにいるのってもしかして。
「あ? 何だ刹那じゃねぇか」
「そういうお前は……ええと……」
「亜蓮だ。同級生くらい把握しとけよ」
「悪い悪い。それで、ここにいるってことは莉奈とかの仲間か?」
「あぁ〜。嘘をついても仕方ないよな。そうだぜ。俺は莉奈とは仲間だ。こっちの話、麗羅から聞いてんだろ? この辺は俺らが支配してっから、税金貰ってんの。忙しいから帰れ帰れ」
うーん。何か聞こうと思ったが特に詮索する内容もない。言われた通り、帰るか。それにしても同級生がこっちに来てるとはな。何人来てるのやら。
「小波、どうしたの?」
「なんでもない。それより、凛の家に行くの明日にしないか? こんなに遅いとあいつも迷惑だろうし、暗くなると見つけにくいだろ」
「うーん。あたしはいいけど、そうする?」
「私もそれでも構わないわよ」
「私も別にいいですよ」
「じゃあ、そうするか」
そう言って、その場で解散して家の方に向かった。
「あの……」
解散したのに真央が声をかけてきた。
「日菜ちゃんと月菜ちゃんって私とはもっと遠くで会ったけど、家はそっちなの? どこにあるの?」
「そ、それは」
日菜に視線を向けるが反応がない。
「な、何で僕に聞くんだ? 僕は知らないよ」
「そうなの? じゃあ日菜ちゃん。教えてよ」
「こいつと一緒に住んでるの」
「……やっぱりね。別に刹那も隠さなくていいのに」
「いや、一緒に住んでるわけじゃない! ただちょっと泊めてやってるだけだ」
「まぁいいけど。じゃあね」
今度こそ解散した
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