虐められていた僕は召喚された世界で奈落に落ちて、力を持った俺は地上に返り咲く

黒鉄やまと

第24話 侵入 国王

神夜は騒然とした城の中を隠密状態歩く。
そのまま、国王たち王族のいる上の階に行く。

「あった。ここが国王の部屋だな。」

神夜は国王の部屋を見つけ再び黒霧化して入るの。

国王の部屋には誰もいなく、机の上には無造作に書類が置かれていた。

「なになに?勇者の授業旅?」

そこにあった企画書にはアルバが企画した勇者を短期的な旅に出させて修行をさせるというものだった。

「なるほどなぁ。これはちょうど良さそうだ。」

神夜はニヤリと口角をあげて笑う。
その後、ほかの書類を見て神夜は部屋を出ようとした。
その時、部屋の扉が空いた。

「全くさっきのはなんだったのだ。」

国王だった。
1度見ただけだが、その顔には嫌な印象を感じる。

「ともかく、これであとは勇者が育てば……クックック!」

(なんだ?何を企んでいる?)

すると、国王は机の上のベルを鳴らした。

「如何しましたか?」

「宰相を読んでこい」

「わかりました」

どうやら今のは使用人を呼ぶためのベルらしい。

「失礼します。陛下、お呼びでしょうか」

どうやら宰相が来たようだ。

「うむ。勇者の洗脳。どれほど終わっている?」

「あと、4分の1程で終わります。」

「そうか。では、この修行計画が終わったら隣国アストル帝国に宣戦布告をする。早く勇者の洗脳をするんだ。絶対に他に勘づかれるんじゃないぞ」

「わかりました。やっとここまで来ましたね」

「ああ、あとすこしでこの大陸全土が我が手中に治まる。この私こそ世界の王に相応しい……」

「その通りでございます。それでは、ほかの準備を進めてまいります」

「頼んだぞ」

「失礼します」

そう言って宰相は出ていった。

(目的は勇者を洗脳して他国への侵攻。大陸の支配か……ろくでもないやつだな)

神夜は再び黒霧化して部屋を出た。

(次は王子と王女だな)

次の部屋に向かうために神夜は城の中を歩いていく。
誰にも気付かれずに……

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コメント

  • リムル様と尚文様は神!!サイタマも!!

    ガンバレ神夜!

    1
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