俺の嫁はニートです。

雅蛇

21話:病院検査

翌日、大きい病院に向かうことにした。
どこに行けばいいのか俺にはわからない。
産婦人科?それとも内科?マジでわからない…。

すると、眞希が言ってきた。

「いいよ、まー君。私一人で行くってくるから。」

いやいや、こんな時に眞希1人でなんて行かせるわけには行かない。
こんな時に…

「だ、大丈夫なのか?俺も一緒に…」

「いいよ、まー君。心配しすぎだよ。これくらい私一人で行けるって。」

こんなに言っているんだ。ここは眞希1人に任せるか。

「じゃあ、待ってて。」

「う、うん。」

そう言って俺は、待合室で待たされた。

30分後、眞希が戻ってきた。

「どうだった?」

「……双子だって。」

「ふ、双子?」

眞希は、コクリと頷いた。

「おぉ!いいじゃないか!双子」

「うん。そうだねぇ!」

眞希のお腹にいたのは、双子だった。一卵性の。

「双子じゃあ、同じ服とか買わなくちゃな!」

俗にいうペアルックだ。
すると、眞希がこう言ってきた。

「先生が言っていただけど。産める分からないって…」

「え?どういうこと?」

眞希はすごく不安な顔になっている。
いきなりの双子じゃあ不安にもなるか…

「大丈夫!お前ならきっと産めるから、心配すんな!」

俺は、サムズアップをした。

すると、気が晴れたのか、不安な顔になっていなかった。

「うん、そう…だよね!ありがとう!まー君!!」

良かった。眞希の不安が解けて。


それから、俺と眞希は、家に帰った。

「そうそう、先生が薬を飲めって言ってたの。」

「なんでだ?」

「色々と大変だから、すこしでもらくになるようにって」

そうなのか、今そんなことがあるのか。知らなかったなぁ。

そうしみじみ思いながら俺はテレビをつけた。すると、ニュースでこんな特集をしていた。

「今、『日本の女性がニート化している。』という社会現象に日本が頭を抱えているというとのことです。」

へぇ、今日本も大変だなぁって……えぇ!!マジかよ!そんなことあるのかよ!

でも、まぁ眞希は元々だし。大丈夫か!

……いやいや!!全然大丈夫じゃねェし!!

まぁ、いずれあいつ眞希も就職するだろうし。

俺は、今後の子供のこと。そして、今後の眞希のことで頭がいっぱいだった。


「じゃあ、まー君。私は少し眠いから寝るね!」

「お、おお。わかった。」

眞希は自室へと戻った。


色々と大変だなぁこれから。と思った俺であった。

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