俺の嫁はニートです。

雅蛇

15話:ニート風邪が治りました。

それから、1週間後。再び病院に行って検査してもらった。
「うん、もう完治したから、大丈夫だよ」

「先生、ありがとうございました。」

俺は深々とお辞儀をした。眞希も続いてお辞儀をした。

「良かったな、眞希」

「うん、もう大丈夫!!」

「はは、そうだな。」

話しながら家へと帰った。
家に帰ると早速ゲームを開始した。
この一週間の分を取り返すらしい……。
全く、俺がせっかく1週間ゲーム禁止にしたのに…ん?

急になぜか悪寒が走った。

「なぁ、眞希この部屋寒くないか?」

「え?全然?気のせいじゃない?」

「気のせいだったら、こんな寒くないよ。」

「まさか…!!」

眞希は俺の額に手を当てた。

「やっぱり、まー君熱いよ。」

「マジかよ、眞希のがうつったのかな?」

どうやら、眞希の風邪がうつったらしい。

「でも、大丈夫だよ。この通り元気だし。」

「ダメだよ、病院行かなきゃ。」

そうだよなぁ、あれ?なんか立場変わってる?

「とりあえず、寝とくわ。」

「うん、明日もだるかったら病院行こうね。」

「そうだな、じゃあ、おやすみ。」

「おやすみ。」


翌日

「あぁ…ダメだ。だりぃ……」

やはり、ダメだった。
仕方ないので病院に行くことにした。
さすがに同じ病院に行くのは悪いと思うので、違う病院に行くことにした。

「守崎さーん、守崎眞宙さーん。」

あ、呼ばれた。
診察室に入って、先生に説明した。

「じゃあ、一応インフルの検査をしましょう。」

「はい。」

「じゃあ、上を向いてください。」

あの棒を鼻の中に入れられた。
痛くはないがせきと涙が出るだけだ。

結果はインフルエンザではなかった。

「うーん、守崎さん。インフルじゃないよ。」

「えっ?」

さすがに驚いた。
インフルじゃないとなるとなんなんだ?

「守崎さん、多分ね。ストレスで体がだるいと思うの。なにか心当たりない?」

最近ストレスを感じたことか…あっ!

「ついこの前まで、嫁がインフルになったんですよ。それで、早く治して欲しかったから。」

「多分それね。じゃあ、薬を出しとくので。もう大丈夫ですよ。」

「はい、ありがとうございます。」

「お大事に」

俺は診察室を出た。
帰りに薬をもらって帰った。

「ただいま。」

「お帰り!どうだった?」

「インフルじゃないって、なんかストレスでこうなったらしい。」

「ストレスか…なんか心当たりある?」

あれ?なんかデジャブ。

「まぁ、眞希の看病してたから、それで張り切りすぎたのかもしれない。」

「そうか、じゃあ早く治ってね。」

「うん、ありがと。」

この、3日間くらいは休むか。
あれ?でも、俺………仕事休みすぎじゃね?でも、まぁ、有給取っているし、大丈夫か…。

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