俺の嫁はニートです。

雅蛇

13話:ニートと旅行に行きました。

朝食を済まし、今日でこの旅館に泊まるのも終わり。
最後に2人で海に行く。

俺は、チェックアウトをした。

「どうも、お世話になりました。」

「いえいえ、こちらこそありがとうございます。こちら、つまらないものですけど。」

「すみません、ありがとうございます。」

「ありがとうございました。」

旅館をでて、眞希のもとに向かった。

「何もらったの?」

「まだ開けてないからわからない。」

「開けてみてよ」

袋から取り出して包み紙から取り出し箱を開けてみると、中には和菓子が入っていた。

「和菓子か、うん?うわぁ!こ、これ!超有名和菓子店のやつじゃん!」

「まじか、俺らこんないいもんもらったのか…」

「何にもしてないのにね。」

「そうだな」

2人で話しながら楽しくしていると。

「お!着いたぞ!海だ!」

「わぁ!綺麗!」

車を駐車場に止めて、砂浜へ向かった。

「すごーい!」

眞希の目はとてもキラキラ輝いていた。

何年ぶりなのかな、海に行くの…いや、こおやって2人で遠くに出かけるの。

砂浜は、意外と家族連れやカップルなど沢山いた。

「意外といるもんなんだなぁ。」

「そうだね、あ!綺麗な貝!」

子供かよ……

「あ!こっちにも!すごい!たくさんある!」

やれやれ…これじゃあ終わらないな。

「?まー君どうしたの?」

「え?な、何が?」

「私のこと見てじゃん。」

「いや、なんか子供みたいだなぁって」

「そ、それはどういうことなのよ!」

「いやいや、それは眞希が子供みたいで可愛いっていう意味で…」

「嘘言わないでよ、子供みたいって馬鹿にしているんでしょ?」

「そんなことないよ。馬鹿にしてたら、別にお前のことなんか見ないよ。」

「……ほんとに?私が…可愛いの?」

「もちろん!」

「まー君…!」

「うん?何?」

「あ、ありがとう…!」

「え?な、何?俺なんか言った?」

「もう、まー君ったら!」

「え?え?」

「もう…!」

「ごめんって!怒らないでよォ!」

「はは!あはははは!!やっぱりまー君っておもしろーい!」

「な、なんなんだよ…」


「ねぇ、お腹空いたー!」

「うっ…切り替えが早いな…わかったわかった……何食べたいの?」

「うーんとねー…うーん…うどんが食べたい!」

「うどんか…よし!行こう!」

「やった!」


車で移動してスマホのナビで近くのうどん店を調べて向かった。

「ここだって」

「え?ここ?なんか薄汚いなぁ…」

くちコミでは結構いい情報があるんだぞ。」

「ふーん、まぁ入ってみよ!」

「うん。」

俺はうどん屋の扉を開けた。

「いらっしゃいませ!」

そこには江戸っ子な親父かと思ったら、若い兄ちゃんがいた。

「なんか、イメージと全く違った。」

「うん、私も。私なんか、ねじり鉢巻はちまきに50代のおじさんかと思ったよ。」

「やっぱり、眞希もそう思ったか。」

「やっぱり?まー君も?」

「うん。」

すると、兄ちゃんがお冷とおしぼりを持ってきた。

「いらっしゃい、ご注文はどうなさいます?」

「えーっと、じゃあ私は…ぶっかけうどんで!」

「じゃあ、俺は…ざるうどんで。」

「かしこまりました。ぶっかけうどんは温かいか冷たいのがあるのですが」

「冷たいので!」

「かしこまりました。少々お待ちください。」

5分後、

「はい、お待たせしました。こちらが、冷やしぶっかけうどんとざるうどんでございます。ごゆっくり。」

「いただきまーーす!!」

「いただきます。」




「うーん!ごちそうさま!」

お会計を済まし、これから家に帰るところだ。

「いやぁ、久しぶりの旅行楽しかったなぁ。」


「うん!海にも行けたしすごく良かった!」


またいつか行けたら…いいな……。

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