妹はヤンデレで小学3年生、姉はツンデレで大学2年生

西東 北南(さいとう ぼくなん)

2.


「はぁ〜〜〜〜〜」
「どうした雄汰。」

担任は時間に対して厳しく、迫力のある顔で怖い。そんな担任から朝から怒られたらこうなるだろう。そんな俺に話かけてきたのは。
友人の竹原 祐志(ゆうじ)だ。顔はイケメンなのだが、髪(黒髪)を目にかかるくらい伸ばしているので勿体ない。身長は低く俺の肩位でthe陰キャの雰囲気を放っている。それに祐志はオタクだ。俺もアニメやマンガを読むくらいでよくオススメを教えてくれる。出会いは単純だった名前が「た」か「じ」の違いだったからだ。

「朝から妹に色々とバレてな…。」
「妹って雫ちゃん? バレたって雄汰がナニをしてたこと?」
「ちげぇよ!そんなんバレたら自殺レベルでやばいわ!」
「じゃあ何さ?」
「そ、それは...。色々だよ。」
「色々ねぇ、もしかしてエロ本?」
「な、なんで分かった?」
「この前コンビニで雄汰がチラチラ見てたから。」
(そんなに見てたかな?)

俺は話題を変えるためにマンガの話に持っていく。

「それよりさ今日進撃の魚人の新刊発売日じゃなかったっけ」

そう俺が言った途端祐志の目がカッと見開いた。

「そうなんだよ!作者が風邪を引いたと聞いた時はかなり焦ったよ!俺はかなり楽しみにしてたから、もしかしたら発売日予定日に間に合わないんじゃないか。ってさ!だって主人公のエランにエラが出来て長時間水中で戦えるようになったんだよ!」
「今日、放課後買いに行くよな?その後俺の家で遊ばないか?」
「あぁ!買いに行くに決まってるじゃないか!けど、ごめん 今日はゲーム仲間とオフ会だから行けないや。」
「そっか、分かった。じゃあまた今度な。」
「うん。」

とそこで予鈴のチャイムが鳴ったので祐志ば席に戻って行った。
そして、長く終わってしまえば短く感じる全ての授業を終えて祐志と本屋に向かっていると後ろから視線を感じ振り返って見るも、誰もいなかった。

「どうしんたんだよ。急に振り向いて。」
「最近、下校中によく視線を感じるんだよ。」
「自意識過剰なんじゃないの?」
「そうかな?」

しかし、この視線は1週間前から感じはじめていてちょっと怖い。

「もしかしたら雫ちゃんじゃないの?」
「いや、雫ならもっと強い視線が来るから違うと思う。」
「ストーカーだとしても雄汰は雄汰をストーカーする女性に心当たりある?」
「ないな。」
「でしょ。だからほっときなよ。」
(後で祐志と別れてもまだ視線があったら待ち伏せてみよう。)

それから俺たちは雑談しながら目的の本を買うことが出来た。

「それじゃあまた明日。」
「うん、また明日。」


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  • novel

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