大罪の魔女達

黒猫

止めても聞かない姉さま達

「よくわかったわつまり和の国は魔女の力が欲しくて零を攫ったのね。」和の国について忍さんが説明すると姉さまがそう言った。
「い…いや…違うでござるよ…」忍さんが正座しながら弁明しようとするもガーベラ姉さまに反論されている。
一方私はと言うと、さめたちに引っ付かれている…いや…いやいやいやいやいやいや何この状況…しかもえ?何このカオス!!え?なんで姉さま達忍さんいじめてるの?え?ちょ…「さ…さめ?ちょっと離して?」そう言うとさめ達はやっと離してくれた。
「姉さまストーップ!!」声をかけても聞こえない様だった。
…私は怠惰の姉さまに飛び蹴りを食らわせ「おち!!」色欲の姉さまにはアッパーカット「つ!!」強欲の姉さまにジャーマンスープレックスをかけた「きなさい!!」そうすると姉さま達は大抵静かになる。
「零殿は凄いでござるな…」忍さんが言う。「?そうですか?」忍さんに尋ねるとブンブンと縦に首を振った。

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