異世界召喚 ~繋りを失った幼馴染の少女に異世界へ召喚されました~
15話
「(ああっ……! 鬱陶しい!)」
僕達、とりわけ、小明に集まるねっとりした視線……。ここはロ○コンの巣窟なのか? まあ、かわいい少女と冴えない少年が歩いていれば、視線集めるわな……。小明は、全く気にしてないのか、感じてすらいないのか、特に変わった様子は無い。
「小明、ベンチで休憩しようか?」
僕達は公園に入り、ベンチがあったので、ひと息つく事にした。視線の奴等もついて来ているみたいや……、誘い込んだという方が正しい、彼らは追い込んだ、と思っているかもしれないけど、というか、一人の少女を追いかけるってどんだけねちっこいねん!僕は、小明に声を掛け、優君に電話を掛けた。
「小明、携帯のカメラ回しときや? 優君、作戦開始や!」
「了解や!」
「……? わかった」
小明は、首を傾げたが了解したようだ。
「さっきからついて来とんの気づいとんねん! さっさと、面見せたらどや?」
「強気なガキや! 痛い目に遭いとうなかったら、その少女、こっちへ差し出せや!」
柄の悪い中学~高校生位の男達が6人程、沸いてきた。
「嫌や! 凌君!」
「小明、大丈夫やで。不良さん達、ハイ、ってすると思うか? さらに言うと、痛い目遇うんはあんた等の方やで? それに、な……、俺一人やないねん!」
パチンッ! 指を鳴らすと、優君はじめ、倒した不良さん達が出て来た。
「師範! 偶然ですね!」
あれ以来、彼らを雄蔵さんの道場に入門させ、僕が稽古したので、師範と呼ぶようになった。全く、偶然じゃないんやけどね。
「ホンマ、偶然やな! 僕一人でも十分なんやけど、稽古がてら良いんじゃないか? 日頃の稽古の成果見せたろ?」
「ハイ!」
「舐めやがって!」
男達が一斉にかかって来た。
「はっ!」「せいっ!」「よいせ!」
僕は、男達を投げ飛ばし、拳打を加え、間接技でねじ伏せた。
「6対1で敗けとったらあきまへんな? それにな、小明に指一本でも触れてみい? 殺ってまうかもしれへんで?」
僕は、男達に威圧を加える。
「クソガキ! 俺達かて……」
男達は仲間を呼ぼうとした、が……、
「あんた等の連れやったら、来ないやろな……。俺達とかち合ったからな……。文音とのデート、ぶち壊してくれやがって、どない詫びするつもりや?」
優君達がやっつけたらしい……。文音ちゃんとのデート……、ぶち壊しにされて、ガチで怒っているみたいや……。
「知るか、そんなもん!」
挑発する男達……。
「ほいっと!」
僕は、男達から学生証を抜きとりカシャッ……、カメラで撮った。そして、返した。
「カメラで撮ってるからな、コピーして学校に送ったるで? 良くて停学で済むやろうけどね……。今度やったら、ガチでやるで?」
僕は、小明の方に寄った。
「恐い思いさせてすまん!」
僕は、小明に頭を下げた。
「凌君、大丈夫やで? せやさかい、頭下げんといて? むしろ、守ったってくれてありがとうやねん!」
小明は、笑顔で返した。
「そっか。ほな、小明、皆、帰ろか?」
「うん!」
僕達は、踵を返し、帰路に就いた。
「今度、小明に恐い思いさせやがったら、ホンマに命無いでな?」
僕は、去り際に、男達に聞こえるように呟いた……。僕ってさ、昔から、小明の事になるとガチになるからね……。
僕達、とりわけ、小明に集まるねっとりした視線……。ここはロ○コンの巣窟なのか? まあ、かわいい少女と冴えない少年が歩いていれば、視線集めるわな……。小明は、全く気にしてないのか、感じてすらいないのか、特に変わった様子は無い。
「小明、ベンチで休憩しようか?」
僕達は公園に入り、ベンチがあったので、ひと息つく事にした。視線の奴等もついて来ているみたいや……、誘い込んだという方が正しい、彼らは追い込んだ、と思っているかもしれないけど、というか、一人の少女を追いかけるってどんだけねちっこいねん!僕は、小明に声を掛け、優君に電話を掛けた。
「小明、携帯のカメラ回しときや? 優君、作戦開始や!」
「了解や!」
「……? わかった」
小明は、首を傾げたが了解したようだ。
「さっきからついて来とんの気づいとんねん! さっさと、面見せたらどや?」
「強気なガキや! 痛い目に遭いとうなかったら、その少女、こっちへ差し出せや!」
柄の悪い中学~高校生位の男達が6人程、沸いてきた。
「嫌や! 凌君!」
「小明、大丈夫やで。不良さん達、ハイ、ってすると思うか? さらに言うと、痛い目遇うんはあんた等の方やで? それに、な……、俺一人やないねん!」
パチンッ! 指を鳴らすと、優君はじめ、倒した不良さん達が出て来た。
「師範! 偶然ですね!」
あれ以来、彼らを雄蔵さんの道場に入門させ、僕が稽古したので、師範と呼ぶようになった。全く、偶然じゃないんやけどね。
「ホンマ、偶然やな! 僕一人でも十分なんやけど、稽古がてら良いんじゃないか? 日頃の稽古の成果見せたろ?」
「ハイ!」
「舐めやがって!」
男達が一斉にかかって来た。
「はっ!」「せいっ!」「よいせ!」
僕は、男達を投げ飛ばし、拳打を加え、間接技でねじ伏せた。
「6対1で敗けとったらあきまへんな? それにな、小明に指一本でも触れてみい? 殺ってまうかもしれへんで?」
僕は、男達に威圧を加える。
「クソガキ! 俺達かて……」
男達は仲間を呼ぼうとした、が……、
「あんた等の連れやったら、来ないやろな……。俺達とかち合ったからな……。文音とのデート、ぶち壊してくれやがって、どない詫びするつもりや?」
優君達がやっつけたらしい……。文音ちゃんとのデート……、ぶち壊しにされて、ガチで怒っているみたいや……。
「知るか、そんなもん!」
挑発する男達……。
「ほいっと!」
僕は、男達から学生証を抜きとりカシャッ……、カメラで撮った。そして、返した。
「カメラで撮ってるからな、コピーして学校に送ったるで? 良くて停学で済むやろうけどね……。今度やったら、ガチでやるで?」
僕は、小明の方に寄った。
「恐い思いさせてすまん!」
僕は、小明に頭を下げた。
「凌君、大丈夫やで? せやさかい、頭下げんといて? むしろ、守ったってくれてありがとうやねん!」
小明は、笑顔で返した。
「そっか。ほな、小明、皆、帰ろか?」
「うん!」
僕達は、踵を返し、帰路に就いた。
「今度、小明に恐い思いさせやがったら、ホンマに命無いでな?」
僕は、去り際に、男達に聞こえるように呟いた……。僕ってさ、昔から、小明の事になるとガチになるからね……。
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