規格外の殺し屋は異世界でも最凶!?
こーるどりーでぃんぐ!
「そうですね、では単刀直入に聞きます。あたなは一体何者ですか?」
「えっ....?」
「もう一度言いますよ、あなたは何者ですか?あぁ、ただのメイドですとは言わせないからね。」
「...私にはソラ様が何をおっしゃっているかさっぱり...」
「なら聞き方を変えよう、この城のメイドはみんなあんたみたいな化物じみた強さなのか?」
するとフィーナさんは数秒間目を閉じ、軽く深呼吸をすると、
「...降参です、ですが私の正体の前に1つ質問してもよろしいでしょうか?」
両手を軽くあげて振って降参の意を示すと、逆に問い返してきた。
「なんだ?」
「ソラ様は《鑑定眼》の持ち主なのですか?」
・・・・・・・閑話休題
「....なんだそれ、スキルの一種か?」
「その反応だと違うようですね。ソラ様の言う通り《鑑定眼》とはEXスキルの1つです。発動することで相手のステータスを見ることが出来ます。」
....なにそれプライバシーもクソもないな。
「もちろん、相手より自分の実力が著しく低かったりすれば使えませんし、偽装魔法やスキル《隠蔽》などで防がれることもありますので万能というものではありません。」
なるほど、つまり格下もしくは自分と同じくらいの強さ限定でプライバシーが暴露されると....それでも十分嫌なスキルだな…
「しかし、そうなるとなぜ私の正体を見抜くことが出来たのでしょうか?もしかして似たような効果のスキルでもあるのですか?」
「その答えはノーだ、俺はスキルなんて使ってないし、まずもってそんなスキル持ってない。」
第一にそんなスキルなくても普通に分かるけどな…
「っ....ではなぜ?」
「コールドリーディングだよ、ちょっとしたコツと観察力だけで誰でも出来ることだよ。」
....まぁこの世界にあればの話だけど
「こーるど....りーでぃんぐ...?なんですか?それ」
まぁ、そうなるよね…
「コールドリーディング、相手の深層意識、つまり無意識に表情や行動に出る仕草や反応を読み取る事だよ。一種の人間観察みたいなものさ。」
「それと私の正体となんの関係が?」
フィーナさんが眉間にしわを寄せてる...ちょっと可愛いな…っとそんな事考えてる場合じゃない、説明しなきゃな…
「まずあんたの立っている時、歩く時の重心の動し方、あんたのそればメイドの動きじゃない。強いて言うなら殺し屋もしくはそれに準ずるもののなにかだろう。この城のメイド全員が素人だって事はこの部屋に来る前に確認出来ている。
次に魔法の話をした時だ、俺があえて《早ければ早い方がいい》を少し強調して話した時、あなたの目が一瞬不規則に動いた。それを誤魔化すように笑ったのもよく分かったよ。この世界に来てから体に違和感を感じるようになったから、まぁ半分はカマかけだったんだけどね。
そして最後に俺があんたに何者かと聞いた時、一瞬呼吸が止まっていたな、図星の証拠だろう。それとその後すぐに両手を後ろで組んでいたな。人は無意識に不安になると後ろで手を組む習性がある。その後の話している時も瞳孔が若干閉まっていたりと、他にも色々あるが、まぁ要するにこの部屋であんたを見た時から少し注意して見てたわけだよ。理解出来ましたかな?フィーナさん」
ここは子供らしく軽く皮肉を混ぜてお返ししよう...
「はぁ...めちゃくちゃですね…あなたこそ一体何者なんですか...?」
しかしフィーナさんは既に顔が諦めかけて苦笑いしていて皮肉に反応しなかった....
「ん?俺はただの異世界転移に巻き込まれた高校生だけど?それよりフィーナさんの正体は?」
どうせいつかは聞かれることだろうと思っていたことだし教科書通りの返答をした。
「まぁ今はそれでもいいでしょう…
私はヘラメン王国聖騎士団の団長です。」
「ふーん、そっか。」
「私の正体聞いてきたわりには反応薄いですね…」
少しやりすぎたかな、フィーナさん若干拗ねてる....
「いや、さっき言ったろ、フィーナさんは化物じみた強さだって。ならそれくらい普通なんじゃないのか?」
「そうでしたね、ならこれならどうですか?《偽装魔法》解除」
すると、フィーナさんの体が白く光だし思わず目を瞑ってしまっていた。
そして次に目を開けた時に目の前にいたのは───────────
いいね!コメントよろしくお願いします!これからも不定期更新頑張って行きまーす!
「えっ....?」
「もう一度言いますよ、あなたは何者ですか?あぁ、ただのメイドですとは言わせないからね。」
「...私にはソラ様が何をおっしゃっているかさっぱり...」
「なら聞き方を変えよう、この城のメイドはみんなあんたみたいな化物じみた強さなのか?」
するとフィーナさんは数秒間目を閉じ、軽く深呼吸をすると、
「...降参です、ですが私の正体の前に1つ質問してもよろしいでしょうか?」
両手を軽くあげて振って降参の意を示すと、逆に問い返してきた。
「なんだ?」
「ソラ様は《鑑定眼》の持ち主なのですか?」
・・・・・・・閑話休題
「....なんだそれ、スキルの一種か?」
「その反応だと違うようですね。ソラ様の言う通り《鑑定眼》とはEXスキルの1つです。発動することで相手のステータスを見ることが出来ます。」
....なにそれプライバシーもクソもないな。
「もちろん、相手より自分の実力が著しく低かったりすれば使えませんし、偽装魔法やスキル《隠蔽》などで防がれることもありますので万能というものではありません。」
なるほど、つまり格下もしくは自分と同じくらいの強さ限定でプライバシーが暴露されると....それでも十分嫌なスキルだな…
「しかし、そうなるとなぜ私の正体を見抜くことが出来たのでしょうか?もしかして似たような効果のスキルでもあるのですか?」
「その答えはノーだ、俺はスキルなんて使ってないし、まずもってそんなスキル持ってない。」
第一にそんなスキルなくても普通に分かるけどな…
「っ....ではなぜ?」
「コールドリーディングだよ、ちょっとしたコツと観察力だけで誰でも出来ることだよ。」
....まぁこの世界にあればの話だけど
「こーるど....りーでぃんぐ...?なんですか?それ」
まぁ、そうなるよね…
「コールドリーディング、相手の深層意識、つまり無意識に表情や行動に出る仕草や反応を読み取る事だよ。一種の人間観察みたいなものさ。」
「それと私の正体となんの関係が?」
フィーナさんが眉間にしわを寄せてる...ちょっと可愛いな…っとそんな事考えてる場合じゃない、説明しなきゃな…
「まずあんたの立っている時、歩く時の重心の動し方、あんたのそればメイドの動きじゃない。強いて言うなら殺し屋もしくはそれに準ずるもののなにかだろう。この城のメイド全員が素人だって事はこの部屋に来る前に確認出来ている。
次に魔法の話をした時だ、俺があえて《早ければ早い方がいい》を少し強調して話した時、あなたの目が一瞬不規則に動いた。それを誤魔化すように笑ったのもよく分かったよ。この世界に来てから体に違和感を感じるようになったから、まぁ半分はカマかけだったんだけどね。
そして最後に俺があんたに何者かと聞いた時、一瞬呼吸が止まっていたな、図星の証拠だろう。それとその後すぐに両手を後ろで組んでいたな。人は無意識に不安になると後ろで手を組む習性がある。その後の話している時も瞳孔が若干閉まっていたりと、他にも色々あるが、まぁ要するにこの部屋であんたを見た時から少し注意して見てたわけだよ。理解出来ましたかな?フィーナさん」
ここは子供らしく軽く皮肉を混ぜてお返ししよう...
「はぁ...めちゃくちゃですね…あなたこそ一体何者なんですか...?」
しかしフィーナさんは既に顔が諦めかけて苦笑いしていて皮肉に反応しなかった....
「ん?俺はただの異世界転移に巻き込まれた高校生だけど?それよりフィーナさんの正体は?」
どうせいつかは聞かれることだろうと思っていたことだし教科書通りの返答をした。
「まぁ今はそれでもいいでしょう…
私はヘラメン王国聖騎士団の団長です。」
「ふーん、そっか。」
「私の正体聞いてきたわりには反応薄いですね…」
少しやりすぎたかな、フィーナさん若干拗ねてる....
「いや、さっき言ったろ、フィーナさんは化物じみた強さだって。ならそれくらい普通なんじゃないのか?」
「そうでしたね、ならこれならどうですか?《偽装魔法》解除」
すると、フィーナさんの体が白く光だし思わず目を瞑ってしまっていた。
そして次に目を開けた時に目の前にいたのは───────────
いいね!コメントよろしくお願いします!これからも不定期更新頑張って行きまーす!
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コメント
ノベルバユーザー1160
誤字⁇確認お願いします
その答えはノーだ、俺はスキルなんて使ってないし、まず持ってそんなスキル持ってない。