日々
第13話 帰路
ヒデトvsヒロキ  の試合はヒロキの勝ち優勝はヒロキということでこの試合は終わったのだが……
あのままヒロキは体育館を出て行った。
「ちょっと俺見てくる! それと新入生3人今日は突然ながらありがとう! もう帰っていいぞ! 」
『あ、はい! ありがとうごさいます!お疲れ様です。 』
あの言葉が謎のまま帰る。
【帰りの通学路】
「なんかあいつ変なやつだったな。でもめっちゃ強かったよ。初心者にやられたのはなんかものすごく悔しい……」
「そうだな……」
トモキとヒデトのテンションは落ちていた。
トモキは家に帰ったが、その日はずっと試合のことだけ考えていた。そして、夜は眠れなかったという。
【次の日】
「お! 昨日の! 2人とも入ってくれるのかい?」
『あ、キャプテン! はい!』
「あ、俺も入ります。」
『あ、サカヒトも! これで3人ってことか。良かった! そしてとても丁度良かった! トモキとヒデトちょっと来てくれないか?』
???
「すいませんでした……」
『え?』
「お前は昨日優勝したやつじゃないか。」
「はい」
「いやー実はなあの後にヒロキを見つけていろいろ話してみたのだが」
【昨日の試合後】
「どうしたんだ? 」
『……』
「まあいい。では分かりやすい質問をしよう。ヒロキは卓球初心者か?」
『いいえ。違います。』
「……」
『あの本当に申し訳なかったです! 悪気はないんです……』
「ヒロキ」
『はい』
「お前は今誰に対して謝っている。」
『ですからキャプテンに……』
「違うだろ!!」
『っ……』
「お前は試合をしたやつにあいさつをしたか? 礼儀というものをちゃんとしていたと胸張って言えるか?」
『言えないです。』
「お前今言ったことが本当ならば、初心者ではないということ。すなわち! 経験者だ。試合が出来るっていうのはありがたいことなんだぞ! 1人で試合ができるか? できないよな。相手がいるからあいさつをする。ありがとうと言うんだ。それを忘れるなよ。とすると謝るのは誰だ?」 
『ヒデトとトモキです。』
「そうだ。明日謝るんだ。キャプテンとして俺も一緒に謝る。で、もう一つ質問なんだがなんで初心者のフリなんかしたんだ。」
『あいつらとは中学の時に一度戦ったことがあるんです。入学式の電車で制服をみてこいつらも中瀬なのだと知りました。あいつらはへらへら試合をしてるのに僕は負けてしまいました。それが悔しかったんです! だから初心者になり屈辱を与えようとしました。それに初心者が上級者に勝ったって言ったらカッコいいじゃないですか。』
「バカヤロウ! そんな事で初心者のフリなんかしたのか? それは絶対にやってはいけない。なぜならヒデトとトモキは初心者とやって負けたと思っている。自分達は中学からやっているのに! それで試合に負けてしまった。プライドってものが傷つくじゃないか。負けたお前ならそんなこと尚更分かっていたはず。もっと違う方法を考えるべきだった。この件はヒデトとトモキが許してくれるかわからないがもし許してくれたら次は正々堂々勝負して勝て!」
『はい!』
ってことがあったんだ。
「そうだったんですか。」
その事を聞いた瞬間トモキは少し気が楽になった。
あのままヒロキは体育館を出て行った。
「ちょっと俺見てくる! それと新入生3人今日は突然ながらありがとう! もう帰っていいぞ! 」
『あ、はい! ありがとうごさいます!お疲れ様です。 』
あの言葉が謎のまま帰る。
【帰りの通学路】
「なんかあいつ変なやつだったな。でもめっちゃ強かったよ。初心者にやられたのはなんかものすごく悔しい……」
「そうだな……」
トモキとヒデトのテンションは落ちていた。
トモキは家に帰ったが、その日はずっと試合のことだけ考えていた。そして、夜は眠れなかったという。
【次の日】
「お! 昨日の! 2人とも入ってくれるのかい?」
『あ、キャプテン! はい!』
「あ、俺も入ります。」
『あ、サカヒトも! これで3人ってことか。良かった! そしてとても丁度良かった! トモキとヒデトちょっと来てくれないか?』
???
「すいませんでした……」
『え?』
「お前は昨日優勝したやつじゃないか。」
「はい」
「いやー実はなあの後にヒロキを見つけていろいろ話してみたのだが」
【昨日の試合後】
「どうしたんだ? 」
『……』
「まあいい。では分かりやすい質問をしよう。ヒロキは卓球初心者か?」
『いいえ。違います。』
「……」
『あの本当に申し訳なかったです! 悪気はないんです……』
「ヒロキ」
『はい』
「お前は今誰に対して謝っている。」
『ですからキャプテンに……』
「違うだろ!!」
『っ……』
「お前は試合をしたやつにあいさつをしたか? 礼儀というものをちゃんとしていたと胸張って言えるか?」
『言えないです。』
「お前今言ったことが本当ならば、初心者ではないということ。すなわち! 経験者だ。試合が出来るっていうのはありがたいことなんだぞ! 1人で試合ができるか? できないよな。相手がいるからあいさつをする。ありがとうと言うんだ。それを忘れるなよ。とすると謝るのは誰だ?」 
『ヒデトとトモキです。』
「そうだ。明日謝るんだ。キャプテンとして俺も一緒に謝る。で、もう一つ質問なんだがなんで初心者のフリなんかしたんだ。」
『あいつらとは中学の時に一度戦ったことがあるんです。入学式の電車で制服をみてこいつらも中瀬なのだと知りました。あいつらはへらへら試合をしてるのに僕は負けてしまいました。それが悔しかったんです! だから初心者になり屈辱を与えようとしました。それに初心者が上級者に勝ったって言ったらカッコいいじゃないですか。』
「バカヤロウ! そんな事で初心者のフリなんかしたのか? それは絶対にやってはいけない。なぜならヒデトとトモキは初心者とやって負けたと思っている。自分達は中学からやっているのに! それで試合に負けてしまった。プライドってものが傷つくじゃないか。負けたお前ならそんなこと尚更分かっていたはず。もっと違う方法を考えるべきだった。この件はヒデトとトモキが許してくれるかわからないがもし許してくれたら次は正々堂々勝負して勝て!」
『はい!』
ってことがあったんだ。
「そうだったんですか。」
その事を聞いた瞬間トモキは少し気が楽になった。
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