日々

うみかぜ

第7話 試合

試合に入る前にキャプテンアジさんがこんな事を言った。


「この試合で1位を取ったものは今年度最初の試合出場権を与える!」
と言っていた。まあ、僕はそのことはあまり気にしなかったが、とりあえず頭の片隅に入れておいた。



まもなく試合がスタートする
その前の軽い練習に入っていた。
『コカッ、カッ。』
そして、試合が始まる。

第1試合【サカヒトvsヒデト】

第2試合【ヒロキvsトモキ】

第1試合と第2試合は同時に行われる。
『ジャンケンポン。』
第1試合のサーブ権はヒデト。第2試合のサーブ権はトモキが取った。
卓球は一般的にはサーブ側が有利と言われている。


『お願いします』
試合が始まった。
【ヒロキvsトモキ】
(相手は初心者。僕にも一応プライドってものがある。この試合は負けるわけにはいかない。とりあえず強めの下回転サーブを入れておけばなんとかなるだろう。)


『スッ。ドカッカッ。カカカカッ』

 トモキのサーブはとても効いた。
そのまま点を立て続けに取っていく。
相手のチャンスボールは見逃さずスマッシュも決めていく。
トモキは守りではなく攻めに入っていった。



【第1セット、ヒロキ7:トモキ11】
1セット目はトモキが取った。

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