世界の叫びとメルンの声
~プロローグ~
ワイワイ ワイワイ ワイワイ
『ほ~れ!みんな!今からワシが昔話を語ってやろう!集まるのじゃ』
『わ~い!』
トコトコトコトコ
『おじいちゃんのお話しだーいすき!聞かせて~!』
ワイワイ ワイワイ ワイワイ
『今から話す物語は語りだすと最後までノンストップじゃ!覚悟はええかの?』
『かくご??かくごってなーに?おじいちゃん?そのお話しを聞くのに重要なの?』
『うむ。そうじゃ。、、、ゴホンッ!では!始めるぞ。これより始まるは未来永劫語り継がれる奇跡の物語じゃ』
『むかーしむかし、とある村に《ヌイ》と言う少年が居たそうじゃ………』
…
……
『…ぇ?』
『ねぇ~?…もうそろそろ起きようよ…ねぇ~てば~!』
「…うぅ、、もう少し待ってくれ……スヤァ」
『もぅ!早くしないとそこにいるホモくんに大切な唇奪われちゃうわよ?』
「ハッ!!待て!早まるな!!」
俺は背筋が凍る言葉でようやく目を覚ました。
「毎朝、毎朝なんでお前達は俺の部屋にいるんだ!?」
『え?普通にお母様が笑顔のまま無言でドアを開けてくれるわよ?、、ね?ホモくんもそうでしょ?』
『確かに!』ニヤニヤ
『、、でも毎朝思うんだけど、あの無言は圧迫感があって少し怖いかな(笑)』
「だったらくるんじゃねぇーよ!特にホモ!お前は俺の安眠を妨げる一番の障害だ!」
毎日これだと本当にキツいわ~ハァ~…
そう言えば、、、こいつらとは今年の春頃に村に新しく出来た剣術学校で知り合ったんだっけ?
おせっかいなこの女は
《ミリー・トライツ》
通称ミリー
ホモと言われてるコイツは
《ホルスタシー・モンド》
通称ホモ
名前が覚えづらいので、ホモとあだ名をつけた。
お母さんも家にお金がないのに無理をして入学させてくれたので入学時の事は鮮明に覚えてる。
……
先生『初めまして!みんな!俺は王都で剣術指南をしていた《バルド》だ!!年齢もあってな、この度この村の剣術指南を任されることになった!よろしくな!』
おぉ~!!
この村で初めての剣術の先生を見た俺は凄くワクワクした!
先生『では!みんな!そろそろ君たちの名前を聞かせてくれるかな?、、ではそこの君!』
「え?!俺から!?」
うっ、、みんなの期待のまなざしがあつい。
「あぁ~、、俺の名前は《ヌイ・ホシェット》だ!よろしく頼む!先生!」
先生『あぁ!ヌイ君だね!これからよろしく!』
凄くいい笑顔だ…王都ではこんなにみんな明るいのかな??
先生『では、、ヌイ君の隣にいる君!』
『はっ!はいっ!僕の名前は《ホルスタシー・モンド》です!』
「ハハッ!名前なっげぇよ(笑)覚えづらいしホモでよくね?」
名前の長さと覚えづらさについ笑って話してしまったのがコイツとの始まりだ。。
『あ、、うん。そうだね!みんなが言いやすい呼び名でいいよ!』
「じゃあ、お前は今日からホモだ!よろしくなホモ!」
『うん!よろしくね!、、えっと、、ヌイくん?』
「おう!よろしく!」
先生『お互いに友達ができたようでなによりだ!さて、次は前にいる可愛いお嬢さんの名前は何かな?』
『え?私!?可愛いなんて言われたの初めてかも…なんか照れちゃうね。。…私の名前は《ミリー・トライツ》だよ!みんなよろしくね!』
へ~、、少し可愛いとこあんじゃん。
… … …
先生『さて!みんなの自己紹介も終わったところで今日の学校は終わりだ!明日から剣術を教えるから今日はみんな帰りなさい。わかったね?』
全員『は~い』
帰路の途中ホモとミリーが仲良く帰ってたので声をかけてみた。
「お~い!ホモ!ミリー!二人共もう仲良くなったのか?早いな!」
『あ!ヌイくん!それはね、少し話してみたらミリーと僕の家が似てるってことに気付いたんだ!そしたら話がどんどん広がって…』
「へぇ~おまえたちの家ってそんなに似てるの?」
『うん!そうだよ!私たちの家と言うか家柄が特にね!』
コイツら俺ん家とかけ離れた村の金持ち連中の子供なのか…あまり関わりたくないな。
「へぇ~よかったな!話の合うやつがいて」
『うん!そうなの!…あ!ヌイくんの家はどんな所なの?』
「俺ん家は……」
クソッ!コイツらに本当の事を言うのは癪にさわるしな、、
「俺ん家もおまえたちの家とあまりかわらないよ。」
『そうなの?ヌイくんの話し方があまり綺麗じゃないから違うと思ってたわ。ごめんなさいね?』
『僕もヌイくんは育ちが違うと思ってたよ。ごめんね?』
「あぁ、、いいんだよ。俺はいつもこんな感じだから周りのやつらは皆退いちまうんだ。」
ミリーは俺の話を聞いてから深く考える仕草をしたが、すぐに、、
『ねぇ?これからは私とも友達にならない?』
と言ってきた。
「え?いいのか?俺なんかとお前が友達って、、、」
俺は少し困惑した。
『だってホモくんとはもう友達なんでしょ?それなら私だって友達になれるわよ!』
意外だった。
貧富の格差があるこの村でこんなに友好的な少女を見るのは初めてだった。
「お前がいいなら、、俺はそれでいい。。」
『ありがとう!今日から友達ね!明日からいっぱいお話ししましょ!』
「あぁ。」
『よかったよ、、君たち二人が友達になってくれて』
なぜかホモが嬉しがってるがどうでもいいので触れないでおく。
それからしばらく話をしてから家についた俺は緊張してたせいもあってか、すぐに寝てしまった。
そう、
この日から俺の人生は少しづつだが動き出したのだ。
遠い彼の地にて、、、
メルン『…誰か……』
…第一話に続く
『ほ~れ!みんな!今からワシが昔話を語ってやろう!集まるのじゃ』
『わ~い!』
トコトコトコトコ
『おじいちゃんのお話しだーいすき!聞かせて~!』
ワイワイ ワイワイ ワイワイ
『今から話す物語は語りだすと最後までノンストップじゃ!覚悟はええかの?』
『かくご??かくごってなーに?おじいちゃん?そのお話しを聞くのに重要なの?』
『うむ。そうじゃ。、、、ゴホンッ!では!始めるぞ。これより始まるは未来永劫語り継がれる奇跡の物語じゃ』
『むかーしむかし、とある村に《ヌイ》と言う少年が居たそうじゃ………』
…
……
『…ぇ?』
『ねぇ~?…もうそろそろ起きようよ…ねぇ~てば~!』
「…うぅ、、もう少し待ってくれ……スヤァ」
『もぅ!早くしないとそこにいるホモくんに大切な唇奪われちゃうわよ?』
「ハッ!!待て!早まるな!!」
俺は背筋が凍る言葉でようやく目を覚ました。
「毎朝、毎朝なんでお前達は俺の部屋にいるんだ!?」
『え?普通にお母様が笑顔のまま無言でドアを開けてくれるわよ?、、ね?ホモくんもそうでしょ?』
『確かに!』ニヤニヤ
『、、でも毎朝思うんだけど、あの無言は圧迫感があって少し怖いかな(笑)』
「だったらくるんじゃねぇーよ!特にホモ!お前は俺の安眠を妨げる一番の障害だ!」
毎日これだと本当にキツいわ~ハァ~…
そう言えば、、、こいつらとは今年の春頃に村に新しく出来た剣術学校で知り合ったんだっけ?
おせっかいなこの女は
《ミリー・トライツ》
通称ミリー
ホモと言われてるコイツは
《ホルスタシー・モンド》
通称ホモ
名前が覚えづらいので、ホモとあだ名をつけた。
お母さんも家にお金がないのに無理をして入学させてくれたので入学時の事は鮮明に覚えてる。
……
先生『初めまして!みんな!俺は王都で剣術指南をしていた《バルド》だ!!年齢もあってな、この度この村の剣術指南を任されることになった!よろしくな!』
おぉ~!!
この村で初めての剣術の先生を見た俺は凄くワクワクした!
先生『では!みんな!そろそろ君たちの名前を聞かせてくれるかな?、、ではそこの君!』
「え?!俺から!?」
うっ、、みんなの期待のまなざしがあつい。
「あぁ~、、俺の名前は《ヌイ・ホシェット》だ!よろしく頼む!先生!」
先生『あぁ!ヌイ君だね!これからよろしく!』
凄くいい笑顔だ…王都ではこんなにみんな明るいのかな??
先生『では、、ヌイ君の隣にいる君!』
『はっ!はいっ!僕の名前は《ホルスタシー・モンド》です!』
「ハハッ!名前なっげぇよ(笑)覚えづらいしホモでよくね?」
名前の長さと覚えづらさについ笑って話してしまったのがコイツとの始まりだ。。
『あ、、うん。そうだね!みんなが言いやすい呼び名でいいよ!』
「じゃあ、お前は今日からホモだ!よろしくなホモ!」
『うん!よろしくね!、、えっと、、ヌイくん?』
「おう!よろしく!」
先生『お互いに友達ができたようでなによりだ!さて、次は前にいる可愛いお嬢さんの名前は何かな?』
『え?私!?可愛いなんて言われたの初めてかも…なんか照れちゃうね。。…私の名前は《ミリー・トライツ》だよ!みんなよろしくね!』
へ~、、少し可愛いとこあんじゃん。
… … …
先生『さて!みんなの自己紹介も終わったところで今日の学校は終わりだ!明日から剣術を教えるから今日はみんな帰りなさい。わかったね?』
全員『は~い』
帰路の途中ホモとミリーが仲良く帰ってたので声をかけてみた。
「お~い!ホモ!ミリー!二人共もう仲良くなったのか?早いな!」
『あ!ヌイくん!それはね、少し話してみたらミリーと僕の家が似てるってことに気付いたんだ!そしたら話がどんどん広がって…』
「へぇ~おまえたちの家ってそんなに似てるの?」
『うん!そうだよ!私たちの家と言うか家柄が特にね!』
コイツら俺ん家とかけ離れた村の金持ち連中の子供なのか…あまり関わりたくないな。
「へぇ~よかったな!話の合うやつがいて」
『うん!そうなの!…あ!ヌイくんの家はどんな所なの?』
「俺ん家は……」
クソッ!コイツらに本当の事を言うのは癪にさわるしな、、
「俺ん家もおまえたちの家とあまりかわらないよ。」
『そうなの?ヌイくんの話し方があまり綺麗じゃないから違うと思ってたわ。ごめんなさいね?』
『僕もヌイくんは育ちが違うと思ってたよ。ごめんね?』
「あぁ、、いいんだよ。俺はいつもこんな感じだから周りのやつらは皆退いちまうんだ。」
ミリーは俺の話を聞いてから深く考える仕草をしたが、すぐに、、
『ねぇ?これからは私とも友達にならない?』
と言ってきた。
「え?いいのか?俺なんかとお前が友達って、、、」
俺は少し困惑した。
『だってホモくんとはもう友達なんでしょ?それなら私だって友達になれるわよ!』
意外だった。
貧富の格差があるこの村でこんなに友好的な少女を見るのは初めてだった。
「お前がいいなら、、俺はそれでいい。。」
『ありがとう!今日から友達ね!明日からいっぱいお話ししましょ!』
「あぁ。」
『よかったよ、、君たち二人が友達になってくれて』
なぜかホモが嬉しがってるがどうでもいいので触れないでおく。
それからしばらく話をしてから家についた俺は緊張してたせいもあってか、すぐに寝てしまった。
そう、
この日から俺の人生は少しづつだが動き出したのだ。
遠い彼の地にて、、、
メルン『…誰か……』
…第一話に続く
コメント
初心者(`・ω・´)
初めてですので、まずはプロローグだけでコメントおねがいします。
へんなところがあれば指摘おねがいします。(´・ω・`)
即興で作ったやつなので、、すいません。。。