屋根裏見たら異世界降臨
1話 いなくなったメネル
「はっ?」
思わず声が裏返る。
「おっおい、何の冗談だよ。」
「あの後街の人たちから感謝され、無償で治療を受けられることになってハルとナツはここで治療してたの。」
「それがなんだって言うんだよ。」
「ハルキはなかなか目を開けずにいて、メネルは帰ってこない。おかしいと思って戦ってたはずの場所へ行ったんだけど足跡一つ無かった。そこには、何も残ってなかった!!」
メネルを倒すほどの力の持ち主。強さは俺と同じか、それ以上か。それを感じ取れなかった悔しい思い。自分への苛立ち。メネルと言う喪失感。あの時強さを見極めて3人で倒してれば変わってたはず。
そしてハルキは魂の中から何かが出てくるのに気づかなかった。それはハルキが不安定な時に出てくる。黒い、闇。
「ってか冗談か。冗談だよな。探せばいるはずだよ。」
「ハルキ、やめて!もういないんだよ。」
「闇よ、道を記せ【ゲート】」
ダークホールは全てを吸い込む魔法。ゲートは違う場所にテレポートする魔法。
ハルキがゲートで行った場所はメネルと戦ってたであろう敵と最初に出会った場所。岩。
「あれ?メネル?冗談だよな?笑えねぇぞ。メネル!」
何も無い砂漠に1人声をかける。
「ってか、あれ?何で岩がわれてるんだ?」
綺麗な斬撃の跡。無駄な切り傷がない。
「おい!メネル!いい加減にしろ!」
苛立ちを隠せない。隠せるはずが無い。
「メネルいい加減にしてよ。」
そこにはいつものハルキはいなかった。
・・・・・・・・・・・
あの後ナツが走って迎えに来て、それに気づいた街の人はハルキを一緒に運び街の病院へと戻した。
そしてその夜。闇の恐ろしさに誰も気づかない。
「あれ?夜…か。」
ピキっピキっ
「なんの音だ?」
そして別の場所でも誰かが喋る。
「ハルキの精神状態じゃ抑えきれないか。さて、私が出てしまう。」
その瞬間。その何かは崩れ、別のが出てくる。もうそこにいるのはハルキではない。
思わず声が裏返る。
「おっおい、何の冗談だよ。」
「あの後街の人たちから感謝され、無償で治療を受けられることになってハルとナツはここで治療してたの。」
「それがなんだって言うんだよ。」
「ハルキはなかなか目を開けずにいて、メネルは帰ってこない。おかしいと思って戦ってたはずの場所へ行ったんだけど足跡一つ無かった。そこには、何も残ってなかった!!」
メネルを倒すほどの力の持ち主。強さは俺と同じか、それ以上か。それを感じ取れなかった悔しい思い。自分への苛立ち。メネルと言う喪失感。あの時強さを見極めて3人で倒してれば変わってたはず。
そしてハルキは魂の中から何かが出てくるのに気づかなかった。それはハルキが不安定な時に出てくる。黒い、闇。
「ってか冗談か。冗談だよな。探せばいるはずだよ。」
「ハルキ、やめて!もういないんだよ。」
「闇よ、道を記せ【ゲート】」
ダークホールは全てを吸い込む魔法。ゲートは違う場所にテレポートする魔法。
ハルキがゲートで行った場所はメネルと戦ってたであろう敵と最初に出会った場所。岩。
「あれ?メネル?冗談だよな?笑えねぇぞ。メネル!」
何も無い砂漠に1人声をかける。
「ってか、あれ?何で岩がわれてるんだ?」
綺麗な斬撃の跡。無駄な切り傷がない。
「おい!メネル!いい加減にしろ!」
苛立ちを隠せない。隠せるはずが無い。
「メネルいい加減にしてよ。」
そこにはいつものハルキはいなかった。
・・・・・・・・・・・
あの後ナツが走って迎えに来て、それに気づいた街の人はハルキを一緒に運び街の病院へと戻した。
そしてその夜。闇の恐ろしさに誰も気づかない。
「あれ?夜…か。」
ピキっピキっ
「なんの音だ?」
そして別の場所でも誰かが喋る。
「ハルキの精神状態じゃ抑えきれないか。さて、私が出てしまう。」
その瞬間。その何かは崩れ、別のが出てくる。もうそこにいるのはハルキではない。
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