屋根裏見たら異世界降臨

ノベルバユーザー198902

24話 【リミッター解除】

「メネル!ちょっとした津波を囮にしてから確実に玉を当てろ!」


「分かった!けど銃なんて弓使いの外道、あんまりしないからねっ♪」


「ああ、今回だけ頼む!」


それを聞くとまずは【ジェットウォーター】と唱える。


「ナツ!準備!」


メネルの【ジェットウォーター】を避けた大蛇が避ける方向を予知されメネルの玉で濡らされ、固められていく。


「行くぞ!逆転だ!」


次々とメネルが固まった場所を斬っていくハルキとナツ。


「っ!?」


「ハル気おつけて、だんだん斬るたびに毒液が出てくる場所がある。」


「ああ、そうみたいだな。更に言うとその場所が増えてっている。」


毒液がなくなる頃には全身傷だらで攻撃ができぬほど弱っているであろう。まさしく、捨て身の技。


「絶対に当たるなよ!」


太刀を握りしめ攻撃可能な場所を斬っていくナツ。


「うんっ!って【守る斬撃】」


「ナツいきなり危ねえじゃん」


「えへへ」


「エヘヘじゃないよ、全く。」


余裕そう見えるナツがだんだんと疲れが目に見えて来てる。これはまずい。


「それにしてもこの、大蛇。なんてタフなんだよ。」


かれこれ何回も攻撃している。あたっているのに。聞いているはずなのになかなか倒れない。


「はぁはぁはぁ」


ナツの息が聞こえる。更に、先程より息が上がっていってるのが分かる。


「ナツ、後ろに下がれ」


「でも、この敵だとハルキ一人じゃ。」


「舐めてもらっちゃ困るな、今から使う魔法が計り知れないから下がってと言ってるんだ。」


これは事実だ。ただでさえ強い魔法。【スラッシュ】これに加えて【ダーク・スラッシュ】これの上位。どうなるのか。


「とりあえずナツ下がって。」


そう言うとナツがワンステップでメネルの所へ戻る。


「ふぅ。落ち着け」


心を落ち着かせ、剣を握り直す。


「身体ともに闇を刻め【リミッター解除】」


その瞬間、体から闇の瘴気が出てくる。闇の一部、堕天使の権力者の状態で使える技。すなわち強化魔法。最強の強化魔法。さらに


「闇を刃に刻め。魂に刻め。相手の体に刻み尽くせ」


そう言いながら大蛇に向かってワンステップ踏み空中から一気に近づく。


「【デス・スラッシュ。】くたばれ大蛇ぁ!」


必殺技でもないのにすごい威力。周りの砂漠を風だけで吹き飛ばし、空気を切り、砂漠を切り、大蛇を斬る。


「スラッシュよりも、強く。エアスラッシュよりも強く。ダーク・スラッシュよりも、強い。」


今、俺が放てる最強の技。


「デス・スラッシュ。どうだっ、その威力!」


デス・スラッシュが当たった瞬間大蛇が結晶となり砕け散る。


「ハッ、ハルキ何今の?」


「前いつの間にか使ってた【エアスラッシュ】みたいな立ち位置だ。」


「なるほど。」


だが、体への負担は大きい。それを軽くするためにこの【リミッター解除】を、闇の力を開放し解き放った。


「って闇の力を開放とかって俺、中二病じゃね?」


思わず口に出してしまう。


「ハル、一人でぶつくさぶつくさどうしたの?」


「いっ、いや何もないよ。」


とりあえず休憩したい。


「さっきあった近くの水場行ってくる!」


「あっ私も!」


「ナツも汚れちゃたし行きたい。」


さっき浸かってしまった水場に向かうが。


ボンッ


ボンッ、ボンッ。


「っ!?。あっちは魔水砂漠なはず。」


どんどん爆発音が増えていく。あいつらの攻撃が始まったようだ。


「休ませてくれないのかな。」


「ハルキ行く?」


「行くしかないな。」


魔水砂漠へ。ネクロマンサーへ。ヴァーギルへ。

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